脱・つらい肩こり
体を楽にする方法3選

首や背中の上部、そして肩から上腕辺りにかけての筋肉に感じる鈍い痛みや違和感・不快感。一日中デスクに向かうビジネスマンだけでなく、家事や育児をこなす主婦もそのような症状に悩まされているのではないだろうか。多くの人が悩まされる、つらい肩こり症状改善のため、誰でも試すことができる対応策を今回いくつかご紹介しよう。
そもそも肩こりの症状が出てしまう原因は何なのか?
肩こりになる原因はいくつか考えられるが、一般的によく耳にするのが眼の疲れ・運動不足・ストレスなどだ。
目の疲れによる肩こりは、パソコンやスマートフォンを長時間使用するなどして目を酷使したり、度が合っていない眼鏡の着用で慢性的に目に緊張や疲労を蓄積させたりすることで引き起こされる。また、日ごろ運動する習慣がなくて体を動かさなければ、筋肉が硬くなり体全体が血行不良になることが考えられる。血行不良になると、筋肉の緊張や疲労が溜まりやすくなり、肩や首筋などに痛みを感じるようになるのだ。
このほか、仕事やプライベートなど何らかの原因で精神的にストレスを感じると、自律神経の働きが活発になり筋肉に緊張状態を引き起こされ、肩こりが起こる。一時的なストレスであればさほど影響はないが、連日ストレス要因となる負荷がかかり続けると、筋肉の過剰な緊張状態が長く続くことになり、肩こりが慢性化する恐れもある。
肩こり解消に役立つ運動おすすめ3選!
肩こりの解消方法はいろいろあるが、特におすすめなのはやはり運動による対処である。マッサージや湿布薬・飲み薬などは一時的に効果が期待できるものの、根本的な体質の改善を期待することは難しいだろう。肩こりを基から改善したいのであれば、筋肉や関節を動かすことで体を鍛えて改善を促す運動が最適といえる。肩こりを改善するおすすめの運動を3つご紹介しよう。
1つ目はヨガだ。ヨガポーズは全身の筋肉を使用して姿勢やゆがみを整えるため、肩への負担が少なくなり肩こりを根本的に改善することができる。またヨガポーズは、血流の改善も促すので、目の疲れや精神的なストレスの解消も期待できるとされている。
2つ目は水泳だ。水泳は浮力を利用するので、体重や体型に関わらず全身運動を行うことができ、楽に肩を動かすことが可能だ。特に肩こりの改善には、肩周りの筋肉を大きく回転させながら動かすクロールや背泳ぎなどが効果的と言われている。温水プールであれば季節を問わず利用することができるうえ、水から上がっても急速に体を冷やさずに済むのが嬉しい。有酸素運動である水泳は、血流改善も期待できるので、肩こりの改善にさらに効果的だと言える。
3つ目はランニングだ。ランニングをしている間は自然と腕を振る動きをするため、固まっている肩や腕などの筋肉をほぐすことになり、肩こりの解消につながるのだ。ランニングを行うことで心拍数が上昇し体温も上がるので、全身の血行改善も期待できる。これにより固くなった肩周辺の筋肉にも、栄養が届きやすくなるので老廃物も蓄積しにくくなり、肩こりが解消されるのだ。
普段運動する習慣のない人がいきなり無理をしては、かえって別の箇所を痛めてしまう可能性があるので、必ず準備体操やストレッチをおこなってから始めることが重要だ。
肩こりを解消するためには意識改革を
肩こり症状を楽にするものと言えば、真っ先に思いつくのがマッサージや湿布薬、中には飲み薬を上げる場合もあるだろう。
だが、一時的な対処療法だけでは、根本的な肩こり解消につなげることは難しい。筋肉を動かし鍛えることで可能となる体質の改善・強化が、根本的な肩こりの解決策として有効だと言える。肩こりを楽にしたいと考えるのであれば、まずは改善策への意識改革が必要なのかもしれない。
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