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飲み物でひと工夫!
夏バテ・熱中症に負けない

2017/06/01

暑さや湿度で、“食欲がない”“気分をスッキリさせたい”というときは、サラッと口にしやすいドリンクが便利。夏バテ予防や熱中症対策も兼ねてひと工夫したヘルシーなドリンクは家庭用だけでなく、夏のお客さまへも喜ばれそう。

■コップ一杯の牛乳&豆乳で手軽に栄養補給

そのままでも果物や野菜と合わせても、おいしい牛乳&豆乳。体を動かすためのエネルギーとなる炭水化物や脂質のほか、炭水化物や脂質の代謝に関わるビタミンB群も含まれており、効率よくエネルギー源を摂取できるので、夏バテ予防にもピッタリ。牛乳はカルシウムだけでなく、炭水化物・脂質・タンパク質の代謝をサポートするパントテン酸も含まれている。豆乳には鉄分や葉酸のほか、女性ホルモンに似た構造の大豆イソフラボン(24.8mg/100g※平均含有量)も含まれている。
いずれも体に大切な栄養素なので、好みに合わせて取り入れたい。風味が苦手な方は、バナナやリンゴ、小松菜など果物や野菜、氷を一緒にミキサーにかけてスムージー風に。牛乳や豆乳に含まれていないビタミン類も取ることができる。また冷水に溶けやすいタイプのインスタントコーヒーや抹茶パウダーなどをプラスしても飲みやすくなる。

普通牛乳 豆乳
エネルギー(kcal) 67 46
たんぱく質(g) 3.3 3.6
脂質(g) 3.8 2.0
炭水化物(g) 4.8 3.1
水溶性食物繊維(g) (0) 0.2
カルシウム(mg) 110 15
鉄(mg) 0.02 1.2
銅(mg) 0.01 0.12
ビタミンB1(mg) 0.04 0.03
ビタミンB2(mg) 0.15 0.02
ビタミンB6(mg) 0.03 0.06
ビタミンB12(μg) 0.3 (0)
葉酸(μg) 5 28
パントテン酸(mg) 0.55 0.28

日本食品標準成分表2015年度版より。成分の数値は、いずれも100g当たり。

■ひんやりプルンのゼラチンのチカラ

食感を楽しみつつ栄養をプラスするなら、ゼラチンの活用を。ゼリーやムースなどのスイーツでなじみ深いが、実はコラーゲンが分解されたもの。たくさんのアミノ酸が鎖状につながっており、胃や腸で分解され吸収、からだ作りに利用されている。
また、体内でコラーゲンを合成するのに必要な、グリシンやプロリンといったアミノ酸を多く含むという特徴もある。暑い時期は、コンソメスープをゼラチンでゼリー仕立てにして食べるスープにして味わうのもよし。ジュースでクラッシュゼリーを作りサイダーと合わせて爽やかに味わってもよい。

■夏の水分補給は状況に合わせて塩分を

熱中症予防には水分や塩分を摂ることが大切だが、注意すべき点は塩分や糖分の摂りすぎにならないこと。元々、食事を通して塩分摂取が多い日本人は、スポーツドリンクをお茶代わりに日常的に飲むことは望ましくない。普段は水やお茶で、1時間以上運動をしたり短時間に大量の汗をかいた時はスポーツドリンクを、と使い分けたい。
熱中症予防のためのスポーツドリンクは手作りすることができ、その内容は1~の水に1~2gの食塩、40~80gの砂糖を溶かしたもので、すばやく吸収されやすい5~15℃に冷やしておくことがポイント。喉が渇いたと感じる前に“少量をこまめに”が、上手な飲み方。好みでレモンの輪切りやミントを添えると爽やかさもアップ。

■見た目も楽しみつつ、爽やかヘルシーに

気分をスッキリさせたいときは、サワードリンクがおすすめ。フルーティな酸味がリフレッシュ感をもたらすほか、食欲増進にも一役買ってくれる。またサワードリンクは好みの果物で手軽に作ることができるのも魅力。作り方は密閉できるガラスの容器に、皮などをむいた果実、氷砂糖、酢(穀物酢やりんご酢)を1:2:2の割合で加えてフタをし、冷暗所で1週間置いて(1日1回、容器ごと軽く揺すって混ぜる)できあがり。冷水や炭酸水などで4~5倍に薄めて使用する。
また、最近は市販のりんご酢にハチミツ、水を加えたドリンクにイチゴやキウイ、オレンジなどを加え、冷蔵庫で数時間漬けた「フルーツビネガーウォーター」も彩りの良さで人気。果物のビタミンも取れ、暑い夏を心地よくヘルシーに過ごせるドリンクだ。

夏に向けて飲み物もひと工夫!ヘルシードリンクで夏バテ予防をしてみてはいかがだろうか。

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