今年は戌年&日本上陸50周年!
スヌーピーの魅力

数多くの人気キャラクターの中でも、ずっと愛され続けているのがスヌーピー。彼が登場するコミック「ピーナッツ」はアメリカで1950年から連載が始まり、現在でも70を超える国で親しまれている。そして2018年、戌年でもある今年はスヌーピーの日本上陸50周年。今回は子どもから大人までを虜にするスヌーピーの魅力と、今年注目したいスヌーピー情報について紹介しよう。
スヌーピーってどんなキャラクター?
スヌーピーはコミック「ピーナッツ」の主人公である男の子、チャーリー・ブラウンが飼っているビーグル犬。犬小屋の屋根に寝そべっては妄想にふけったり、あるときにはサングラス姿のジョー・クールやタイプライターを愛用する小説王に変装したりとさまざまな表情を見せてくれる。
そんなスヌーピーには実は5匹のきょうだいがおり、その誰もがとても個性的だ。帽子とヒゲが似合うお兄さん・スパイクに、「みにくい犬コンテスト」で優勝してしまったぽっちゃり体型のオラフ、斑点模様とスニーカーが特徴のマーブルス、美人で子持ちの女きょうだい・ベル、そして全身フサフサで方向音痴のアンディ。チャーリー・ブラウンやルーシー、ライナスなど人間の子どもたちはもちろん、スヌーピーをはじめとする犬のキャラクターもそれぞれがユニークなのもピーナッツの魅力となっている。
スヌーピーをもっと知りたいなら美術館へ
コミックやグッズだけではなくもっとスヌーピーの世界に浸りたい!という人には、スヌーピーミュージアムがおすすめだ。2016年、東京・六本木にオープンした同ミュージアムは、アメリカ・カリフォルニア州サンタローザに位置するシュルツ美術館の世界初のサテライトミュージアムである。
5体のスヌーピーたちに囲まれた館内に入ると、そこは大好きなスヌーピーだらけの世界。毎日異なる絵柄の入場チケットには、来館日に連載されていたコミックが印刷されているといううれしいサプライズも。シュルツ美術館と共通した仕掛けの数々や原画・映像、それにヴィンテージグッズやショップなど、時間を忘れて楽しめる空間が広がる。
館内では定期的に特別展が企画されており、2017年10月7日~2018年4月8日の期間中には「恋ってすばらしい。」が開催中だ。チャーリー・ブラウンの「赤毛の女の子」への片思いやスヌーピーの大失恋など、恋をテーマに貴重な原画や映像作品を特集している。
2018年にはいろいろなイベント企画や関連グッズが目白押し
戌年と50周年で盛り上がりそうな2018年だが、すでに2017年末から「Peanuts Carnival! 日本上陸50周年記念ありがと祭」が開催されている。12月には大丸心斎橋店で、1月1日~9日にはそごう大宮店で上記イベントが催され、他にも大丸京都店では「ピーナッツカーニバル~スヌーピーのカリフォルニア・ボードウォーク~」(1月4日~15日)が催された。近鉄百貨店四日市店では「ピーナッツカーニバルマーケット ~スヌーピーグッズ大集合!~」(1月25日~2月14日)が開催されている。このイベントのみで販売される限定グッズなどもあるため、ファンには見逃せない内容といえるだろう。
公式サイトでは日本上陸50周年を記念した特設ページが開設され、スヌーピーときょうだいの子犬時代を描いた「DAISY HILL PUPPIES」を読むことができる。作者チャールズ・シュルツ氏の娘であるジル・シュルツ氏や、ピーナッツの翻訳も手掛けた谷川俊太郎氏など各界の著名人からの愛あふれるメッセージにも注目したい。
また戌年の2018年には、もっとも有名な犬のキャラクターであるスヌーピーのグッズ展開からも目が離せない。
2017年12月20日には「PEANUTS DINER(ピーナッツ ダイナー)」がMARINE & WALK YOKOHAMA(マリン アンド ウォーク ヨコハマ)内にオープン。横浜というエリアも相まって、本家アメリカ西海岸の開放的な雰囲気と美味しい食事を味わうことができる。オリジナルTシャツやダイナー限定の食器も販売されており、グルメもグッズも楽しめる人気スポットになっている。
ひな人形や五月人形の老舗・吉徳大光では、2014年からスヌーピーがその年の干支に扮した「スヌーピー イン・ザ・ペルソナ シリーズ」が制作されているが、2018年にはどこか誇らしげな笑顔のスヌーピーが登場する。屏風や台座とセットになっているため、玄関に飾ったり贈り物にしたりするのもよさそうだ。
また、2017年末から発売されていた2018年の年賀はがきには、切手やお年玉部分にスヌーピーのイラストが使用されたものも。スヌーピーの相棒的存在である黄色い小鳥・ウッドストックがスヌーピーにバトンを渡している絵柄で、まさに酉年から戌年へとバトンタッチするほほえましいデザインが人気を呼んだ。
かわいいものが大好きな子どもや女性にとってはもちろん、どこか懐かしい雰囲気が大人をも魅了するスヌーピーと仲間たち。2000年に作者のシュルツ氏が亡くなってからは続編が描かれることはなくなってしまったものの、今なお多くの人を惹きつけてやまない。戌年と50周年という大きなイベントが重なる今年、その魅力に改めて触れてみてはいかがだろうか。
関連リンク

この記事が気にいったら
シェアしよう
