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カードローンの審査基準って?
審査方法・申込みの流れ・留意点をご紹介

2021/06/24
(提供元:ペリプラス

カードローンの契約をしていれば、急にお金が必要になったときにカードでお金を借りられるので便利です。カードローンには審査があるため、審査に落ちればローンが組めないことがあります。カードローンを申し込む前に、審査の流れや留意点について知っておきましょう。

なぜカードローンには審査が必要?

なぜカードローンには審査が必要?

カードローンを申し込んでも必ず利用できるとは限りません。申し込み後には審査があり、審査に通らなければ契約ができないことになっています。まず、カードローンに審査が必要な理由について説明します。

返済能力があることが利用の条件

無職で無収入の人にお金を貸しても、返してもらえる可能性は低いでしょう。お金を貸す側にとっては、貸す相手がお金をきちんと返せる人かどうかを確認することは重要です。

カードローン会社は営利目的で事業を行っています。もし顧客に貸したお金が返ってこないことが多ければ、経営が破綻してしまうでしょう。お金を貸してもらう以上、返済能力があるかどうかチェックされるのは当然のことと言えます。

貸金業法で義務付けられている

消費者金融など貸金業を行っている会社を規制する法律が貸金業法です。貸金業法では、次のように定められています。

第13条第1項
貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。

貸金業者にとっては審査することは法律で定められた義務です。逆に、審査を行わずに貸付をすれば違法になってしまいます。

貸金業法で義務付けられている

貸金業法では個人に対する過剰貸付が禁止されており、個人の年収の3分の1を超える貸付は違法となります(貸金業法第13条の2参照)。貸金業者はこの「総量規制」に違反しないよう、審査でチェックを行います。

カードローンの審査内容って?

カードローンの審査内容って?

カードローンの審査内容は、主に本人の属性、信用情報、他社からの借入の3つです。それぞれについて詳しくみてみましょう。

本人の属性

属性とは、年齢、職業、年収、雇用形態、家族構成など、返済能力に関係する個人の特徴です。カードローンでは審査スピードを上げるために、属性を点数化してコンピュータで審査を行う属性スコアリング方式が採用されています。

安定した収入があることが必須

カードローンを利用するには、安定した収入があることが条件です。無職であれば審査には通りません。仕事をしていても、日雇いなど不安定な雇用なら審査に通過するのは困難でしょう。年収が少なめでも安定した収入があれば審査に通りやすくなります。

信用情報

本人の属性を調べるだけでは、表面的なことしかわかりません。そこで、審査の際には信用情報も調べます。信用情報とは、ローンやクレジットなどいわゆる信用取引の利用履歴です。

信用情報機関で情報照会が行われる

銀行や貸金業者が個人の信用情報を共有するために設立したのが信用情報機関です。カードローンの申し込みを受けた会社は、申込者の信用情報を信用情報機関に照会しています。信用情報機関に延滞などの事故情報が登録されていれば、審査に通りません。

他社からの借入

既に他社から借金している人は、新たな借金の返済に回せるお金も少なくなってしまいます。貸金業法による規制もあるため他社での借入残高は重要な審査事項です。

信用情報機関でも調べられる

他社借入状況は申し込み時に自己申告しますが、信用情報機関でも調べられます。虚偽の申告をしてお金を貸してもらうことはできないので注意しておきましょう。

カードローン申し込み時の流れを説明

カードローン申し込み時の流れを説明

カードローンの申し込みがスムーズにできるよう、必要なものや申し込みの流れについて理解しておきましょう。

申し込み方法

カードローンは、店舗の窓口、ローン契約機、電話、郵送、インターネットなどで申し込みできます。今は、パソコンやスマホから24時間いつでも申し込みできるインターネットやアプリが便利です。

申し込み時の必要書類

カードローン申し込みの際には、以下のような書類が必要になります。

本人確認書類

運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカードなどによる本人確認があります。

収入証明書類

借入額が50万円を超える場合もしくは他社と合わせて100万円を超える場合には、貸金業法の規制により、収入証明書類の提出が要求されます。収入証明書類とは、源泉徴収票や確定申告書、一定期間分の給与明細などです。

申し込みからカード発行までの流れ

ここではインターネットで申し込みをした場合の流れについて説明します。

1.ウェブやアプリから申し込み

申し込みページにアクセスもしくはアプリをダウンロードし、必要事項を入力・送信します。銀行口座の情報も必要になるので、通帳やキャッシュカードを手元に用意しておきましょう。

2.本人確認書類の提出

本人確認書類は、写真で撮ったものをインターネットからアップロードするのが一般的です。アップロードできない場合には郵送で提出します。

3.審査

申し込み情報にもとづき審査が行われます。勤務先に在籍確認の電話がかかってくることがあります。

4.審査結果の回答

メールや電話で審査結果の回答があります。

5.カード発行

審査に通過した場合には、カードが発行され郵送で届きます。

カードローンの申し込みにあたっての留意点

カードローンの申し込みにあたっての留意点

カードローンの審査は避けることができません。審査に通過するために、気を付けておきたいことを説明します。

借入希望額は少なめにする

申し込み時に記入する借入希望額は、最低限必要な額にしておきましょう。借入希望額が多いほど審査に通りにくくなります。

虚偽の申告をしない

審査に自信がない場合でも、勤務先や年収、他社借入残高などを偽ることは絶対にやめましょう。虚偽の申告をしても、提出書類や在籍確認、信用情報機関に登録されている情報などからわかってしまいます。虚偽申告がバレたら逆に信用を失ってしまい、審査に通りにくくなります。

取引している銀行に申し込む

普段から取引している銀行のカードローンを申し込むのもおすすめの方法です。たとえば、住宅ローンの利用者にはカードローン金利の引き下げを行っている銀行もあります。取引実績のある銀行なら比較的審査にも通りやすいでしょう。

まとめ

カードローンの審査では、勤務先や雇用形態から安定した収入があるかどうかを判断されるほか、信用情報もチェックされます。近い将来カードローンの利用を考えているのなら、できるだけ審査に通りやすい状態にすることを意識しておきましょう。


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著者プロフィール

著者 森本 由紀

AFP(日本FP協会認定)、行政書士、夫婦カウンセラー

大学卒業後、複数の法律事務所に勤務。30代で結婚、出産した後、5年間の専業主婦経験を経て仕事復帰。現在はAFP、行政書士、夫婦カウンセラーとして活動中。夫婦問題に悩む幅広い世代の男女にカウンセリングを行っており、離婚を考える人には手続きのサポート、生活設計や子育てについてのアドバイス、自分らしい生き方を見つけるコーチングを行っている。

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