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徹底した感染症対策
~コロナ禍のシンガポール~

2021/10/19
(提供元:SAGOJO編集部

あまり知られていませんが、実は伊予銀行は13都府県に支店を持ち、地方銀行の中では最大の店舗網を展開しています。
また、伊予銀行はシンガポールに支店を持つ、全国の地方銀行でも数少ない銀行です。
そんなゆかりのあるシンガポールの今についてお伝えします。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策に、熱心に取り組んでいるシンガポール。積極的にワクチン接種を進めると同時に、日常生活においても感染拡大防止のため各種規制が敷かれています。

今回はそんなシンガポールの現状について、シンガポール在住ライターが、日本と異なるシンガポール独自の対策を中心にレポートします。

外出時のマスク着用義務

外出時のマスク着用義務

現在シンガポールでは6歳以上を対象に、外出時のマスク着用が義務付けられています。これは公共施設や交通機関だけでなく、私設のレストランやタクシー、自家用車、徒歩での移動時も該当します。

マスクを外すことが許されている代表的なケースは「飲食時」と「運動時」。他にもマスクを外さないと行えない一部サービス(フェイシャルマッサージなど)において、顧客がワクチン接種済みであることを条件に許可されていますが、今回は飲食時と運動時についてご紹介します。

まず飲食時においては、飲み物または食べ物が提供されるまで、必ずマスクを着用しなければなりません。したがって入店・着席をしてもすぐにマスクは外せず、食事が終わればまたすぐにマスクを着用する必要があります。

同様に、運動の際にもマスクを外すことができますが、運動終了後はすぐにマスクを装着します。徒歩での移動もマスク着用が必須。マスクを装着していない場合、罰金や法廷での起訴など厳しい処罰が科される可能性があるため注意が必要です。

さらに街中には、マスク着用とソーシャルディスタンスがとれているかをチェックする係員がいるという徹底ぶり。マスク着用を促すポスターも至る所に貼られており、シンガポールでの日常生活にマスクは必須アイテムになっています。

入退場記録の義務化

入退場記録の義務化

シンガポールでは「セーフ・エントリー(Safe Entry)」という入退場時の記録システムが設けられています。これはショッピングセンター、飲食店、美術館など全ての施設にて行わなければならず、どの施設に誰が何時に入退場したか、ということが記録されます。

システムの目的は、濃厚接触者の特定を容易にすること。新規感染者が発生した場合、入退場記録を辿ることによって、特定の期間に同じ時間、同じ場所に居合わせた人を絞り出すことが可能になります。該当者へ適宜対応をすることで、さらなる感染拡大を防いでいます。

「セーフ・エントリー」に必要なデバイスは、スマートフォン用アプリ「トレース・トゥギャザー(Trace Together)」または、携帯型の小型端末「TTトークン(TT Token)」のどちらか。前者はオンライン、後者は特定の施設にて無料で入手可能です。

これらのデバイスを使い、以下のいずれかの方法で記録をとります。

  1. 「トレース・トゥギャザー」で各施設のQRコードを読み取る
    または「TTトークン」に貼られているQRコードを施設スタッフにスキャンしてもらう(一部施設で利用可能)
  2. アプリもしくはトークンを施設のコードが登録されたデバイス「セーフ・エントリー・ゲートウェイ(Safe Entry Gateway)」にかざす

いずれの方法もわずか数秒で完了するという、非常に効率的なシステムです。

また、各自が「セーフ・エントリー」を行っていることを確認するため、施設の入り口には係員が常駐しています。記録を取っていないと入場できないため、シンガポールでの外出時には必ず携帯または端末を持ち運ぶ必要があります。

外食時の規制

外食時の規制

ワクチン接種の有無により、対応が異なる外食時の人数制限も設けています。

ワクチン接種者は、1グループ5人まで店内での食事が許可されています。ここでの「ワクチン接種者」とは、シンガポール政府が許可している米ファイザー社、モデルナ社、もしくはWHOの「緊急使用リスト(Emergency Use Listing)」に記載のあるいずれかのワクチンを2回接種してから2週間経過している者を指します。

入店時にワクチン接種済みを証明するために、前項で記したスマートフォン用アプリケーション「トレース・トゥギャザー」を使用するのが主流です。アプリケーション内に各自のワクチン接種記録が表示されているので、それを入店時にスタッフに提示するだけでOK。

ワクチン未接種者が店内で飲食をしたい場合は、事前にシンガポール保健省が許可した医療機関にて「PET(PRE EVENT TESTING)」という事前検査を受け、陰性証明を取得する必要があります。

ただし、ホーカーセンターやコーヒーショップ(いわゆるカフェではなくローカルの食堂のような店)での飲食については、ワクチン接種有無に関わらず1グループ2名まで許可されています。

また、店内ではソーシャルディスタンスとして、他のグループと距離をとることが求められています。そのため隣接する席には座れないよう、あらかじめ写真のようにカバーがかけられているところも。日本でも普及しているプラスチックの仕切りを使用する飲食店も多いです。

シンガポール保健省からの発表によると、9月6日時点でワクチン接種完了率が8割を超えました。街中の飲食店は随分と活気が戻った印象です。

厳しい感染症対策のなかで

厳しい感染症対策のなかで

新型コロナウイルス感染症に対する、シンガポールの現状をご紹介してきました。

さらなる感染拡大を防ぐため、国をあげて奮闘しているシンガポール。日本に比べ厳格な規制が敷かれていますが、感染拡大を抑えている現状を見ると、シンガポール政府のスピーディーな対応をありがたく思います。世界中が直面している課題を乗り越え、一刻も早くもとの日常に戻れる日が来ることを願います。

※なお、今回ご紹介した規制は2021年9月7日現在のものです。最新情報につきましては、シンガポール保健省の公式ホームページをご確認ください。

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