iyomemo(いよめも)
見つかる、つながる。伊予銀行のWebメディア

シンガポールで野生のワニに会える!
スンゲイブロウ湿地保護区

2021/11/02
(提供元:SAGOJO編集部

あまり知られていませんが、実は伊予銀行は13都府県に支店を持ち、地方銀行の中では最大の店舗網を展開しています。
また、伊予銀行はシンガポールに支店を持つ、全国の地方銀行でも数少ない銀行です。
そんなゆかりのあるシンガポールの今についてお伝えします。

シンガポールと言えば……マーライオンやマリーナベイサンズ、立ち並ぶ高層ビル群などの都会的な美しい街並みを想像する方が多いと思いますが、公園などの自然整備にも力を入れています。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイやボタニックガーデンなどは、ガイドブックにも乗っているので知っている方は多いと思いますが、今回は観光客の方にはあまり知られていない「Sungei Buloh Wetland Reserve(スンゲイブロウ湿地保護区)」についてご紹介します。

Sungei Buloh Wetland Reserv(スンゲイブロウ湿地保護区)とは

Sungei Buloh Wetland Reserv(スンゲイブロウ湿地保護区)

スンゲイブロウ湿地保護区は、マレーシアのジョホールバルを対岸に臨む河口の湿地帯に位置しています。保護区内の広さは87ha。マングローブ、干潟、池、森林などのエリアがあり、そこに生息する野生動物を観察できます。

シンガポールの中心街から車で約30分で到着するので、旅程に組み込むことも可能です。

案内板

湿地保護区内は、歩いて移動し野生動物を観察します。地図には4つのトレイルコースが書いてあるので、体力と相談しながらコースを選びましょう。

赤線は全長1,300mのCoastal Trail、紫線は全長300mのForest Trail、青線は全長150mのMid-canoy Walk、黄線は全長1,900mのMigratory Bird Trailです。各トレイルの所要時間は1〜2時間で、全て周ろうと思うと3〜4時間かかります。自然の中を歩くので、動きやすい服装や飲み物、虫除けスプレーなどの準備を忘れずに。

トレイルコース

トレイルコースは、しっかりと整備されていて休憩場所もあるので、子どもと一緒でも楽しめます。ただ、野生動物が生息しているのでお子さんから目を離さないようにしてくださいね。

マングローブで暮らす野生のワニに会える!

野生のワニ

スンゲイブロウ湿地保護区の一番の目玉は、野生のワニを観察できることです。マングローブの森の中には、体長5m以上に成長する世界最大のワニの一種「イリエワニ」が生息しています。出没確率が高いのは「Coastal Trail」と「Migratory Bird Trail」です。

野生のワニは、日本では見ることができないので貴重ですよね。動物園とは違って「〇〇はここにいます」という表示などはないので、探しながら歩きましょう。

探しながら歩く

「WATCH OUT FOR CROCODILES」 というワニの看板がある場所がワニの頻出ポイントです。湿地帯では特に注意して探してみてください。見つけたときには、思わず声が出てしまうはずです。

カワセミやムツゴロウなど様々な野生動物が生息

Kingfisher Pod

ワニの他にも沢山の野生動物が生息しています。

Coastal Trailにある「Kingfisher Pod」では、カワセミをはじめとした、サギ、タイヨウチョウなどの鳥類を観察できます。9月~3月にはチドリ科やシギ科などの多様な渡り鳥の群れを見ることもできますよ。

海の先は、マレーシアなのでここで写真撮影するのもおすすめです。

ムツゴロウ

Coastal Trail「Mud Experience」という泥地帯には、ムツゴロウが生息しています。Giant Mudskipperと言うインド洋東部と太平洋西部の熱帯海岸に生息するトビハゼの一種で、水中外で呼吸することができ、海水、汽水、淡水で生活できます。

名前は聞いたことがあっても、見たことがある人は少ないのではないでしょうか。じっくりと観察してみてください。

クモ

その他、オオトカゲ、カワウソ、リス、サル、カブトカニ、甲殻類、ミズベヘビ、クモなどもよく見られます。

自然の中で野生動物を見つけるのは簡単なことではありませんが、カメラを担いでトレッキングをしている愛好家の方も多いので、そういった方々がカメラを構えている先を探してみると、見つかるかもしれませんよ。

Sungei Buloh Wetland Reserv(スンゲイブロウ湿地保護区)への行き方

タクシーや配車アプリの場合

スンゲイブロウ湿地保護区までは、タクシーやGrabなどの配車アプリで向かうのがおすすめです。シンガポール中心街からの所要時間は約30分、料金は30シンガポールドル(SGD)程度で向かうことができます。(※2021年9月現在 1SGD=約81円)

タクシーなら「ComfortDelGro Taxi Booking App」、配車アプリなら「Grab」を予めダウンロードしておくと便利です。行き先に以下の駐車場の住所を入力するのがおすすめ。

【スンゲイブロウ湿地保護区 駐車場】
Visitor Centre(Kranji Park Carpark B) : 43 Kranji Way, Singapore 739448
Wetland Centre(Neo Tiew Crescent Car Park) : Neo Tiew Cres, Singapore 718903

※トレイルのスタート地点によって駐車場の住所が異なります。巡りたいコースに合わせて「Visitor Centre」か「Wetland Centre」を選びましょう。

公共交通機関の場合

シンガポールにも慣れていて、電車やバスの旅を楽しみたい方は、MRT「Kranji駅」からバスに乗って行くこともできます。電車やバスを乗り継いで向かう場合の所要時間は、1〜1時間半程度です。

車通りの多い場所ではないので、帰りはタクシー等がなかなか捕まらない可能性も考えられます。その場合はMRT「Kranji駅」まではバスで行った方が速いかもしれません。

【電車とバスの場合】
月~土:MRT Kranji駅からSMRTバス925に乗り、Kranji Reservoir Carpark Bで下車。
日・祝:MRT Kranji駅からSMRTバス925に乗り、Wetland Centre entranceで下車。
(SMRTバス925は日曜日と祝日のみ、Woodsland Interchangeから運行)

土日祝日であれば、MRT Kranji駅とSungei Buloh Wetland ReserveのVisitor Centre及びWetland Centre間を走るシャトルバスも1時間おきに運行しています。

Sungei Buloh Wetland Reserve
住所:
Visitor Centre : 60 Kranji Way, #01-00Singapore 739453
Wetland Centre : 301 Neo Tiew Crescent Singapore 718925
営業時間:7:00~19:00(最終入場18:30)
公式HP:https://www.nparks.gov.sg/gardens-parks-and-nature/parks-and-nature-reserves/sungei-buloh-wetland-reserve


日本では決して見ることのできない野生のワニに会いに「Sungei Buloh Wetland Reserve」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

300mから1,900mまでの4つのトレイルコースがあるので、大人から子供まで、どなたでも楽しめます。動物園とはまた違った魅力があり、貴重な体験ができること間違いなしです。

関連リンク

この記事が気にいったら
シェアしよう

iyomemo

RECOMMENDATION

RANKING

TAG LIST

    • Digital-Human-Digital
    • 地元愛
    • LIFE PALETTE
    • IYOCA