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【専業主婦からのスキルアップ】
副業などで役立つ資格・スキルを紹介

2022/01/04
(提供元:全研本社

少しでも家計のためになるようにと、働くことを考えている専業主婦の方もいるのではないでしょうか。今回は、「専業主婦からスキルアップを目指したい」という方へ向け、主婦におすすめの資格をまとめました。また、副業で役立ちそうな資格や自宅で独立・開業までできる資格を中心に紹介していますので、副業やスキルアップを検討されている方はぜひ参考にしてください。

専業主婦でも取得しやすいおすすめの資格11選!自宅で独立・開業もできる資格も紹介

ここからは専業主婦でも取得しやすく、なおかつ自宅で独立開業も目指せる資格をご紹介します。各資格の概要や活躍の場などを解説していますので、自身に合った資格を探す際に参考にしてみてください。

簿記検定

簿記とは、会社内におけるお金の出入りを記録・管理する仕事のことです。帳簿に関するルールや財務資料の読み解き方が身についていることを証明する資格であり、経理業務などでとくに重宝されます。景気や業界の流れに左右されにくく、どの企業でも活躍の場が用意されているのも魅力です。正社員として再就職するケースはもちろん、パートタイマーとして、または在宅社員として働く場も増えています。

簿記検定には1級~3級までのレベルがあり、初心者の方は3級取得を目指すのが一般的です。テキストやDVDなどの教材を活用して在宅で学習できるほか、2級・3級であればネットでも資格試験に対応しています。勉強から資格取得までを、在宅で完結させることが可能です。

医療事務

医療事務とは、病院における事務作業の総称です。具体的には受付業務や会計業務、カルテの管理などを担当します。医療事務の仕事は、単なる事務作業ではありません。医療費の計算をする「レセプト作成業務」を行ったり、カルテや処方箋の管理をしたり、診療や入院についての説明を行ったりすることもあります。病院の運営を支えるのになくてはならない存在であり、全国の医療機関で活躍できるのが医療事務資格の強みです。

医療事務の資格には複数の種類があり、種類によって運営母体や難易度は異なります。初心者には、比較的難易度が低い「医科2級医療事務実務能力認定試験」がおすすめです。これは、医療保険制度や診療報酬の請求スキルに精通していることを証明できる資格になります。全国医療福祉教育協会によって運営されており、学科試験・実技試験から構成されています。

MOS

MOSとは「マイクロオフィススペシャリスト」の略語で、その名のとおり、WordやExcelなどMicrosoft Office製品を全般的に使いこなせることを証明する資格です。マイクロソフト社による認定資格であり、これまで証明することが難しかったPC操作スキルを客観的に示せます。またWordやExcelなどを使った実業務で、学んだことをそのまま活かせることも大きな魅力の1つです。再就職時のアピールポイントになるほか、実務の効率化にも貢献できます。

試験形態は、「全国一斉試験」と「随時試験」の2つの種類があります。前者は特定の試験日時に受験、後者は最寄りの会場で随時受験できます。WordとExcelの試験は一般レベルと上級レベルに別れています。ゼロからのスタートであれば、一般レベルの資格取得を目指すと良いでしょう。

アロマセラピスト

アロマオイルの正しい知識を活かし、リラクゼーション目的のトリートメント施術やボディケア施術をする職業です。アロマが持つ効果効能を活かして癒しを提供したり、お客様の心身の不調を和らげたりするのが主な役割です。サロンやリラクゼーション施設で勤務するほか、自宅でサロンを開業するケースもみられます。「自宅でサロンオーナーになりたい」というビジョンがある方は、スクール選びを慎重に行いましょう。「独立開業の支援を行ってくれるスクールか」、「修了後のアフターサポートが充実しているか」などの点を事前にチェックすることが大切です。

アロマセラピストの資格は国家資格ではなく、民間資格を取得することになります。たとえば、日本アロマ環境協会が定める「アロマテラピー検定」には1級と2級があり、アロマテラピーに関する知識を生理学や皮膚科学、解剖生理学などの視点から多角的に学べるのが特徴です。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーとは、少人数の子どもを預かる職業のことです。保育施設で働く保育士とは異なり、活躍の場は主に家庭となります。自宅または依頼者の家庭にて子どもを預かり、適切な保育を行います。チャイルドマインダーの資格は、家庭内保育に必要な専門知識・専門スキルを客観的に証明できる資格です。保育施設や託児所で働くことも可能ですが、訪問型・在宅型専門としてフリーランスのチャイルドマインダーとして働くこともできます。

チャイルドマインダーは民間資格であり、受験の条件もとくに定められていません。各運営団体が主催する試験のうち、自身のスキルやスケジュールに合ったほうを選びましょう。学習内容は、チャイルドマインディングの概要や必要性、子どもの発達や安全管理、保育の現状などがあげられます。これらを学習した後、学科試験を受験するのが一般的です。

ネイルの資格(JNECネイリスト検定・ジェルネイル検定)

ネイリストは、クリエイティブな感性を活かして働ける職業です。「大好きなネイルを仕事にしたい」、「趣味を仕事に活かしたい」という主婦の方に向いているといえます。ネイルサロンをはじめ美容室やエステサロンで働けるほか、自宅でサロンをオープンするという道もあります。ネイリストの資格にはさまざまな種類がありますが、とくに人気なのが「JNECネイリスト検定」や「ジェルネイル検定」です。

JNECネイリスト検定は「公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター」が主催する資格で、ネイリストとして必要なスキルや知識を、総合的に身につけるためのものだと考えると良いでしょう。1~3級に分かれており、1級が最上位の級です。難易度は級位が上がるごとに複雑な技術や幅広い専門知識が求められるようになります。学習・試験内容は「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」「テーマアート」などがあげられます。

ジェルネイル検定は、その名のとおりジェルネイルに特化した専門知識やスキルを身につけるための資格です。初級・中級・上級の三段階の難易度に分かれており、JNECネイリスト検定と同じく階級が上がるごとに高度な専門知識やスキルが求められるようになります。

リンパマッサージ師

リンパマッサージ師は、「リンパドレナージュ」という施術を用いてリンパや血流に働きかけ、お客様の身体の不調をケアする職業です。リンパマッサージ師の資格を取得することで、「リンパドレナージュの専門知識・技術があること」と「施術者として就業できること」を客観的に証明できます。資格取得後はサロンで勤務するほか、アロマセラピストやネイリストのように自宅で開業でき、主婦にとってもありがたいスキルだと言えるでしょう。

リンパマッサージ師の資格には、複数の種類があります。たとえばそのなかの1つ、「リンパスペシャリスト」は、一般社団法人日本リンパ協会が認定している資格です。ほかに、自分や家族のケアを目的とした「セルフリンパケア」や「ホームリンパケア」、独立開業も目指せる「ハンドスペシャリスト資格認定」もあります。資格ごとに認定団体や習得できる技術、費用は異なるので、自身のスキルやキャリアプラン(独立開業・サロンやエステ勤務)を踏まえたうえで、どの資格を取得するのか選ぶことが大切です。

Webライター

クラウドソーシングメディアなどで、Webライターの求人広告を見かけたことがある方は多いはずです。Webライターとして就業するのに特別な資格は必要ありませんが、経験・知識ともにゼロからまとまった収入を得ることは難しいといえます。「Webライティング技能検定」や「WEBライティング能力検定」など、Webライター向けの民間資格を取得してスキルを証明できる要素を持っておくと、仕事が見つけやすくなるでしょう。

カラーコーディネーター

色彩が持つ力を活かして、商材の配色を考えるのがカラーコーディネーターです。デザイン会社や広告会社に所属して働くのが一般的ですが、フリーランスのカラーコーディネーターとして働くケースもみられます。そんなカラーコーディネーターの関連資格の1つに、「カラーコーディネーター検定」があります。これは、東京商工会議所が認定する民間資格です。色彩に関する基礎知識や、インテリア・メイク・ファッションなど各分野における色彩計画などを学びます。

ハンドメイドの資格(LEDレジンアクセサリー・レジンクラフト等)

ハンドメイド関連の資格には、「LEDレジンアクセサリー認定講師」や「レジンクラフトデザイン認定講師」などがあります。資格を取得することでワークショップやカルチャースクールの講師を目指せるほか、実店舗やネットショップをオープンして、作成したアクセサリーを販売できるようになります。ハンドメイドが好きな方、趣味と実益を兼ねて資格取得を目指したい方などに適しています。

自分に合った資格の選び方

「どの資格を選べばいいのかわからない」と悩む人は少なくないはずです。そんなときは、以下のポイントを参考に資格選びを実践してみてください。

スキル・知識の有無で選ぶ

「計算や事務作業が得意」という場合は簿記、「趣味でイラストやグラフィックデザインをしている」という場合はWeb制作というように、知識やスキルの有無でゴールを決める方法です。ゼロから勉強をスタートするよりも、心理的なハードルは低くなるでしょう。

興味・好きなことに絞って選ぶ

「大好きな趣味を仕事にしたい」という方は、趣味の関連資格に絞ることをおすすめします。ネイルであれば「JNECネイリスト」、美容やボディケアであれば「リンパスペシャリスト」のように、楽しみながら専門スキルを磨けそうな分野を探していきます。

取得難易度から選ぶ

自分の知識レベルを踏まえたうえで、資格を選ぶことも大切です。知識・経験ともにゼロからスタートするのであれば、最も難易度の低いレベルからコツコツと攻略していくのがセオリーです。

勉強のモチベーションが下がってしまう理由と防止策

資格取得のため勉強を続けていると、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。以下では、モチベーションが下がってしまう理由と、効果的な対策を解説します。

お金をあまりかけていない

人によっては「お金をかけていないこと」がモチベーションの低下につながっている可能性もあります。勉強で家計を圧迫してしまうのは本末転倒ですが、ある程度のお金を使うことで「自己投資している」、「お金をかけてまで勉強している」という自覚を持つことができ、勉強の気力を保てます。また、資格勉強のモチベーションを保つためには、できなかったことやつまづいてしまったことを素直に受け止めることが大切です。「ミスをしたからこそより効果的な対策が立てられる」というように、ミスや間違いを財産として捉えると良いでしょう。

ゴールが不明瞭

「資格を取得してどうなりたいのか」というキャリアプランが不明瞭だと、モチベーションが下がってしまう原因になります。「自分は何のために勉強しているのか・どこまで頑張ればいいのか」という無力感につながるためです。そうならないためにも、目標やゴールを明確にすることは非常に大切です。資格取得後の自分を具体的にイメージしたり、「資格を取ることで自分は何を得られるのか」という取得した先の理想を考えたりすることで、挫折を防げます。

また、短期スパンで達成できる小さな目標を立てることも重要です。「次のページの問題集を全問正解する」、「小テストで〇点以上取る」というように、短期スパンの目標を立てて小さな成功体験を積み重ねていくのもおすすめです。複数の成功体験を積むことで自信につながるうえ、「自分がどのレベルに達しているのか」、「後どれくらいで目標を達成できるのか」といった点がわかりやすくなります。

資格取得で自分の強みにしよう

資格は、その分野における知識や技術を証明してくれるものになります。資格のジャンルも、教育やビジネス、美容、金融とさまざまです。専業主婦からスキルアップを目指す際の指針として、今回ご紹介した資格のなかで興味や関心のある分野の資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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