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保険の見直しのタイミングは?
損しないために知っておきたいメリットや注意点

2022/03/17

保険の見直しはいつおこなえばよいのか、疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。ライフステージが変化するときや保険の更新時期など、保険の見直しをするタイミングは数度訪れます。本記事では、保険の見直しをすべきタイミングやメリット、注意点を解説します。

保険の見直しをすべきタイミング

保険の見直しをすべきタイミング

保険の見直しは、以下のタイミングでおこなうのがおすすめです。

このタイミングで保険の見直しをすると、保険料の負担を適切に保ちやすくなります。それぞれのタイミングについて、具体的に見ていきましょう。

ライフステージが変化するとき

ライフステージが変化するときは、今の保険で十分か確認してみましょう。ライフステージとは、人生で大きなライフイベントが起き、その後の生活が変化するタイミングです。大きなライフイベントには、以下のようなものがあります。

・就職・転職
・結婚
・出産
・子どもの入学・卒業・独立
・定年退職

ライフステージが変わると収支に大きな変動が起きたり、お金の使い道の優先順位が変化したりします。例えば、「子どもが生まれたから、自分が死亡した際の保障が手厚い生命保険に切り替えよう」といった見直しが可能です。

生活費を安くしたいとき

生活費を抑えたいときも、保険を見直すのに最適なタイミングです。加入している保険を見直すことで、保険料を今より減らせる可能性があります。保険は自分や家族の生活を守るための保障ですので、保険料が家計の大きな負担になるのは本末転倒です。保険料は毎月固定の支出となるため、保険料を低くできれば毎月の生活費負担も少なくなります。生活費を安くしたいときは、保険の見直しを検討してみましょう。

保険の更新時期

満期になると自動更新される保険などは、更新時期にあわせて「このままの保険、保障内容でよいのか」を考えてみましょう。

保険料は更新時の年齢で再計算されます。保険の更新時は加入したときよりも年齢を重ねているため、これまでよりも支払う保険料が高くなるのです。そのため、更新時期にあわせて保険を見直すことで、保険料を抑えられます。

保険の更新時期が近づくと、保険会社から更新のお知らせが届きます。一般的には更新時期の2~3ヶ月前を目安にお知らせが届くため、保険の見直しはこのタイミングで保険会社へ連絡しましょう。

保険を見直す必要性とは?2つのメリット

保険を見直す必要性とは?2つのメリット

保険の見直しをする大きなメリットは、以下の2つです。それぞれのメリットについて解説します。

保険料の負担軽減を期待できる

保険を見直すことで、保険料の負担軽減を望めます。保険料が安い保険商品へ切り替えたり、不要なオプションを解約したりすることで保険料の負担が低くなります。オプションで入院時の保障を日額20,000円にしているのを日額10,000円に下げると、その分支払う保険料が安くなるでしょう。

また、「独身だから死亡保障はいらない」という場合なども、死亡保障なしの保険にすると保険料が安く収まる可能性があります。このように、保険の見直しによって金銭面の負担が少なくなります。

家族や自分の状況にあわせて保険の種類を選べる

保険の見直しをすると、自分や家族の現状にあった保険を選べるのがメリットです。特に保険の加入から数年以上経過している場合は、身の回りの環境が変わっていることも珍しくありません。現状にあわせた保障内容を選ぶことで、保険料の負担は最低限に抑えつつ必要な保障を受けられます。

「保険の加入当時は子どもがまだ学生だったが、現在はすでに独立している」という状況を例に考えてみましょう。加入当時は万が一の事態に備え、子どもの教育資金や生活を保障できるよう手厚い保険をかけていることが考えられます。しかし、現在は子どもが独立し自身で生計を立てているため、子どもの生活保障を中心に考える必要がありません。そのため、死亡保障を低くして浮いた保険料分を、老後の貯蓄にまわす方法もあります。

保険を見直す際の注意点

保険を見直す際の注意点

保険を見直すとメリットがある一方で、知っておくべき注意点もあります。注意点を知らずに保険の見直しをおこなうと、費用面や保障面で損する恐れがあります。それぞれの注意点を見ていきましょう。

解約するタイミングによっては元本割れのリスクがある

貯蓄型保険を解約する場合は、解約のタイミングに気を付けないと元本割れするリスクがあります。貯蓄型保険を中途解約すると、多くの場合払込保険料よりも少ない解約返戻金しか受け取れません。長期間にわたって貯蓄型保険に加入してきたなら、今すぐ解約するよりも満期日を待つ方が結果的にお得な場合もあります。中途解約時や満期時における解約返戻金の額は、保険証書や保険会社への問い合わせで確認できます。

加入年齢で保険料が上がる可能性がある

保険を見直した結果新たな保険に入り直す場合、逆に保険料が今までより上がってしまう可能性に注意しましょう。保険料は、加入時の年齢に応じて高くなります。そのため、保険を見直したからといって、必ずしも保険料が安くなるとは限りません。保険料を抑えつつ新たな保険へ加入するには、自分が必要とする最低限の保障内容にするなど検討してみましょう。

免責期間は保険金がもらえない

これまでの保険を解約し新たな保険を契約する場合、保障されない期間(免責期間)を作らないことが大切です。例えばこれまで加入していた保険を12月末付で解約し、1月から新しい保険を契約するとします。新しい保険には3ヶ月間の免責期間があり、1~3月は何の保障もつかないといった事態が考えられます。このような免責期間による無保障を防ぐには、新しく契約する保険の免責期間が終わった後に、古い保険を解約するのがおすすめです。

まとめ

保険の見直しは、ライフステージが変わるときや保険の更新時期に対応するのがおすすめです。子どもが生まれたので死亡保障を手厚くしたり、不要なオプションを外して保険料負担を低くしたりできます。ぜひ、定期的に保険を見直してみましょう。

著者プロフィール

著者 澤田 真里奈

2級FP技能士

地方銀行へ入社し、貯金・ローンなど金融商品の販売に従事。 その後、不動産業界へ転職して社会保険や労務管理を担当しながらFP資格を取得。自身の経験から“お金を無駄にしないための”アドバイスをおこなう。

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