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ローンとは?
借入先の種類と選び方とは

2022/04/11
(提供元:四銀ルーム

自動車購入やマイホーム購入、それ以外でもお金が必要なとき、ローンを利用すればお金を借りることができる、という大まかな流れならほとんどの方が知っているでしょう。しかし、ひとくちにローンといっても、カードローンやフリーローンの種類がある、また、銀行・消費者金融、クレジットカード会社など借入先によって、金利に違いがあるなど、ローンについて深堀すればするほど、意味を混在している方もいるかもしれません。ここでは、「ローン」の基礎知識から、クレジットとローンの違いや金利、選び方や注意点などを紹介します。

ローンとは

ローンとは「貸付する」という意味です。ここで言う「貸付」とは、金額や利息の利率、期間、保証・約束などを決めてお金を貸すことを指します。現在ではローンは金融機関から資金の貸付の行為を定義しています。例えば、住宅や自動車の購入は、多くのお金が必要です。貯金をしていたとしても全額揃えるまでに労力も時間がかかるでしょう。その「欲しい」の最短ルートを担うのがローンです。ローンは、年収の1/3の金額まで借りられ、契約が認められれば金銭的援助(融資)を受けて目的の商品を購入できます。もちろん、あくまで「貸付=お金を貸すこと」ですので、ローン利用後は返済しなければなりません。また、金融機関からお金を借りると、利息が発生。利息(利子)とは、借りたお金に追加で払うお金で、返済の仕方や返済期間によって変動します。

ローンとクレジットの違い

「後からお金を支払う」という意味ではローンとクレジットは同じです。しかし、両者のお金を貸す「融資」の仕方には違いがあります。混同されやすいローンとクレジットの違いを解説します。

クレジット

クレジットカードを利用した場合、クレジットカード会社が商品やサービスに支払うお金を立て替えてくれます。利用者は、後日立て替えてもらった分をクレジット会社に返す流れです。「手持ちのお金では足りない」、「ネットショッピングを利用したい」ときに役立ちます。

クレジットの種類には、2種類あります。1つが商品を購入する際、購入する販売店を通じて申込書を記入してクレジット会社に提出する方法で「個別方式」と言います。この場合、申込書の内容をもとに、クレジット会社の審査を経て、契約が成立したら商品を受け取ることができ、その後、代金の支払いをします。

もう1つが利用限度額内で何回でも利用できるクレジットカード方式です。商品やサービスの購入で現金を持ち合わせていないときに、その代金を一時的にクレジットカード発行会社が立て替えてくれます。今では、個別方式に比べてクレジット方式のほうが利用できる店舗が多く、また、自身の都合で使いやすいクレジットカードを活用する方が多数となっています。

ローン

ローンは、金融機関からお金を借りて目的の商品を購入した後、少しずつ金融機関にお金を返す流れです。マイホームや車など、お金を一度に用意するのが難しい高額の買い物をする場合に利用されます。

クレジットとローンは「お金を借りる・借りたお金を後で返す」という枠組みは同じですが、双方の違いは、ローンの場合、「目的分のお金を借りる」、クレジットは「お金を立て替えてもらう」にあります。例えば、ローンは高額なマイホームの購入で、返済は何十年もの長期にわたります。一方クレジットは、洋服やジュエリーから家電、日々の食品までさまざまなショッピングに利用でき、支払い期間もローンに比べると比較的短期です。

ローンの種類

簡単にローンといっても、目的に応じて指定されたローンや用途は問わない自由なローンがあります。目的別のローンと用途が限定されていないローンの違いはなにか、それぞれ解説します。

目的別のローン

目的別のローンとは、利用目的に特化したローンを指します。家を購入するなら住宅ローン、車を購入するなら自動車ローン、教育に使うなら教育ローンといった種類です。ほかにも、結婚式や歯科クリニックに通院するためのローンもあります。取り扱いは、銀行や信用金庫などの金融機関、住宅金融支援機構などの公的金融機関、保険会社です。

目的別ローンは、文字通り既定の用途にしか利用できません。また、使用を証明する書類が必要なうえ審査が厳しいのが特徴。代わりに、用途が限定されていないローンに比べると、金利が低いのがメリットです。

用途が限定されていないローン

文字通り、お金の用途が指定されていないローンでカードローンやフリーローンを指します。銀行・クレジットカード会社・消費者金融で借入可能です。ショッピングや旅行など、目的に合わせて利用できるのが共通の特徴です。

カードローンは借入までのスピードが早いのが強みで、すぐにお金が必要な場合は特に便利なローンです。借入限度額内なら何回でも借りられて、事業資金や投資目的でも使用可能なメリットもありますが、数あるローンの種類でも金利は高めの設定になっています。

フリーローンはその名の通り、資金の使い道が自由なローンで、「借入1回のみ」、「事業や投資目的で使用できない」といった側面がありますが、カードローンに比べると金利は低めです。使用用途は無制限でないとはいえ、ある程度は自由に使用でき、借り過ぎを防げるのが利点です。

ローンでお金を借りたときに支払う利息とは

利息とは、借りたお金に対する手数料のようなイメージです。利息額は、借りたお金(元金)をベースに、金利(%)・返済日数を用いて算出されます。その金利とは、借りた金額に対して支払う割合のこと。金利の割合は、金融機関によって異なります。

イメージしやすいように、9万円を金利20%で借りた場合の利息額を計算してみましょう。

1週間で返済した場合
10万円(元金)×0.2(金利)÷365(日)×7(日)=384円

1ヶ月で返済した場合
10万円(元金)×0.2(金利)÷365(日)×30(日)=1644円

上記の計算を見るとわかる通り、利息は返済日数が早まるほど、少なくなるようになっています。

借入先の種類

ローンの借入先の代表的な機関を紹介します。それぞれの特徴を知っておくと、急な出費が発生しても適切な借入先を選べるでしょう。

銀行

銀行では、住宅や教育など目的別の指定ローン以外にも、使い道が自由なお金、フリーローン貸付を行っています。銀行でローンの借入を行う前には審査が必須です。審査には、通帳やキャッシュカード、利用者本人を証明する書類(運転免許証・パスポート・健康保険証など)や、収入を証明する書類(源泉徴収票や給与明細など)を用意。提出した書類をもとに、ローンの返済能力があるか・過去の返済歴に問題はないかなど、お金を貸すのに信用できる人物かを審査します。金利は、目的別のローンやフリーローンなど、ローンの種類によって設定されています。

クレジットカード会社

クレジットカードのキャッシング機能を使って借入をします。提携先なら全国の銀行やコンビニのATMから利用可能です。銀行のように、書類を揃える、審査をするといった工程がありません。そのため、急な出費が発生しても、すぐに現金を用意できるのが利点です。しかし、お金を引き出すと借りた額に応じて利息が発生します。利息は「一定の額でないこと」、「借りた金額分だけ利息の負担も増すこと」を念頭に置きましょう。個人で簡単に借入できる分、後を視野に入れた返済計画もセットで利用するのが大切です。

信販会社

信販会社の事業は、利用者が求める商品やサービスを肩代わりすることです。信販会社もクレジットカードを発行している会社が多く、クレジットカード会社と同じカテゴリー括りにされるケースが少なくありません。もちろん、肩代わりした代金は後日、利用者へ請求します。クレジットカードと同様に、肩代わりした金額に金利がかかります。

消費者金融

消費者金融とは、貸金業法に則って融資を行う業者のことを言います。申し出から融資までの時間が最短30分、と短期間で借入できるサービスを行っている業者もあり、すぐにでも資金が必要な利用者にとっては便利でしょう。

しかし、消費者金融と聞くと、「法外な金利での貸付」、「昼夜を問わない取りたて」など、ネガティブなイメージを抱く方もいるかもしれません。今は貸金業法という「適正な金利」や「過剰に貸付をしない」など、借りる側を守り、悪質な金融業者を取り締まるための法律があります。

なお、キャッシングが利用できるクレジットカードや信販会社、消費者金融からお金を借りる際は、銀行を通じて契約することも可能です。

ローンの選び方と注意点

お金を貸すサービスが多岐にわたっており、ローンを選ぶ基準がわからない方もいるかもしれません。次は、ローンの選び方や注意点を紹介します。

金利の違いで選ぶ

金利はローンの利便性や総利息額の大きさ、お金を貸す側の金融機関のリスクなどにより金額が変動します。例えば、審査や手続きに多くの時間や手間を要しないカードローンは利便性が良い代わりに、金利が高くなります。一方、住宅ローンは、融資額が大きく、長期にわたる契約になるため、総利息も大きくなるため金利は低く設定されているのが一般的です。また、住宅ローンの場合、金利を含め貸した分の金額の返済がきちんとできるか、収入や信用などの審査は慎重に行われます。

また、金利の支払い方法には「固定型金利」と「変動型金利」の2種類があります。固定型金利は、同じ金利額で返済するタイプ。変動型金利は、返済期間中に金利額が見直されて変動します。固定型金利は、返済計画が立てやすいのがメリットです。「常に一定額の支払い」という安心感を持ちたい方に向いているでしょう。変動金利型は、定期的に金利額の見直しが入るため、場合によっては金利水準が下がる可能性があるのがメリットです。金利水準が上がれば、支払う金額も増えるリスクがあるものの、固定型金利よりも金利が低く設定されています。

手続きの手軽さで選ぶ

支払いが重なったときや、後回しにできない出費ができたときなど、急いでいるときは手続きの手軽さもローン選びの基準にしてみましょう。今ではWEB上で契約を締結できるローンもあります。

審査の速さで選ぶ場合の注意点

どうしてもお金が必要になった場合、お金を貸してくれる融資のスピードに着目しがちです。最近は、即日融資をしている消費者金融も多く存在します。審査が速ければ速いほど、すばやく自身の目的達成できるでしょう。しかし、100万円以下で借入を行った場合、金利の上限額を適用される傾向にあります。銀行やほか金融機関に比べて、金利が高く返済の手間がかかることを覚えておきましょう。

ローンが返済できなくなるとどうなる?

ローン返済が滞ると、遅延損害金が発生します。遅延損害金+通常の返済分さえ支払えれば、特に問題はありません。しかし、連絡もなく払えないままにしておくと裁判を起こされたり、自己破産したりと最悪の道をたどる場合もあります。

急な出費が重なったり、収入が不安定になったりして、返済日に間に合わず、利用している金融機関に事前に連絡をして、返済日を延長して支払う場合には、「遅延損害金」が発生します。遅延損害金とは、お金を借りている債務者が返済を滞納した期間に生じる金銭のことです。

もし返済が遅れることを連絡せず、返済日が過ぎた場合は金融機関から直接、または銀行、信販会社などから委託・譲り受けて金銭を回収する債権回収会社から返済を促す督促の連絡がきます。督促の連絡を無視して滞納し続けた場合は、クレジットやローンの契約や申し込みに関する信用情報に事故情報(ブラックリスト)として記載され、最終的には裁判にまで発展する可能性があります。

返済ができなくなった場合の対処法

お金の工面が難しく、返済が不可能になった場合の措置に「債務整理」があります。債務整理とは、弁護士や司法書士など専門機関を通じて、借金の減額や免除をして、負担軽減を図る解決方法の総称のこと。「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の中から、個人の債務状況に合わせて、解決方法を変えていきます。救済措置と言える方法ですが、メリットばかりではありません。債務整理を行うと、信用情報に「事故情報」として5~10年記録されてしまいます。その間は、カードローンが利用できず、クレジットカードがつくれません。「債務整理」の手段にたどり着かないためにも、「今どのくらい借りているのか」、「今の生活水準を保ったまま、問題なく返せるレベルか」把握することが大切です。

目的に応じてローンを選び計画的に利用しましょう!

生活スタイルは人それぞれですので、お金の管理を徹底していても「手持ちのお金では間に合わない」という場合もあるでしょう。ローンは、「今どうしてもお金が必要」という局面をサポートしてくれる制度です。ただ、お金を借りると利息が発生します。返済が長くなったり、滞ったりすると、どんどん支払う金額が膨れてしまい、最悪「お金を返すためにお金を借りる」といった事態にもなりかねません。

金利やローンの仕組みを知り、生活に支障のない返済計画を立ててこそ、初めてローンは利用者の強い味方になってくれるのです。どんな形であれ「他者からお金を借りている」というのは事実を忘れずに、計画的に利用しましょう。

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