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【新社会人必見】入社前の準備!
やるべきことや知っておきたい基本の知識が丸分かり

2022/06/16

新社会人として自立し仕事に責任を持つことに期待しながら、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。万全な状態で迎えられるように、入社前の準備や社会人としてやるべきこと、知っておきたい知識について説明します。

新社会人が入社前にやっておくべき準備

新社会人が入社前にやっておくべき準備

学生として過ごす期間が終わり、新社会人としてスタートすることは人生のなかで大きな変化の1つです。より充実した社会人生活を送るため、入社前にやっておくべき準備について説明します。

仕事に必要な知識とスキルを身に付ける

社会人として活躍していくためには、仕事で必要な知識とスキルを自ら身に付けていくことが求められます。業界や職種に関わらず必要となるのは、PC操作に関する基本的な知識とスキルです。WordやPowerPointを用いた資料の作成や、Excelでデータを処理するスキルが最低限必要になります。

学生時代に習得したスキルを仕事で活用できるように、振り返ったり勉強したりする時間を入社前に設けておきましょう。配属先や担当する業務などが決まっていれば、実務で必要なことを勉強しておくと安心です。

生活習慣を整える

時間管理や体調管理を怠ると責任問題に直結する場合があるため、生活習慣を整えることは大切です。自分の遅刻や欠勤で他の人の仕事が中断してしまったり、取引先や上司に迷惑をかけたりすると信頼を失ってしまいます。

通勤では、多少の電車遅延があっても間に合うよう時間に余裕を持つことが大切です。また、1日を通して仕事に集中できるよう、十分な睡眠時間や健康的な食事などを意識して体調を整えることも求められます。普段から時間管理と体調管理を徹底しながら役割を果たしていると、責任感があり信頼できる人だと評価されるのです。

銀行口座の開設とクレジットカードの作成

社会人としてお金を管理するために、銀行口座の開設とクレジットカードの作成をしましょう。収入と支出の管理のためには、銀行口座で入出金が確認できると確実です。クレジットカードで支払いをまとめていると支出の管理や見直しが簡単にできます。

1人暮らしの場合は家賃などの固定費や光熱費、食費などの変動費が発生するため、収支の確認が必要です。毎月の収支がマイナスになっていないか、貯蓄が増えているかなど、把握すべきポイントを知ることが大切になります。

新入社員研修に向けての準備

企業によって内容や期間は異なりますが、仕事をするうえでの基礎基本を身に付ける場が新入社員研修です。ビジネスマナーだけでなく、学生から社会人へと意識を切り替えて、企業理念や風土を知る機会にもなります。

業界や会社について、就職活動で調べた内容から深掘りしておくと理解しやすいでしょう。また、将来について考える研修が行われる場合もあるため、理想のキャリアや目標を整理しておくことが事前準備になります。

新社会人として知っておきたい基本の知識

新社会人として知っておきたい基本の知識

学生と社会人では立場が変わるため、意識を変えるだけでなく基本となる知識を身に付けることも大切です。社会に対して負うべき責任が変わるため、事前に知っておきましょう。

社会人と学生の違い

教育を受けるために学費を支払うという顧客の立場から、価値を提供して報酬を受け取るという立場へと変わります。社会人になると年齢に関わらず言動やマナーに責任が伴うため、何事に対しても責任感を持つことが求められるのです。

また、企業に勤めていると会社の一員となるため、自分の言動が会社の印象に影響します。仕事だけでなく生活においても、企業理念や行動規範に沿った言動とマナーを意識しましょう。

社会人としてのビジネスマナー

仕事ではさまざまな年齢や立場の相手と関わるため、失礼のないように正しいビジネスマナーを身に付けておきましょう。会話と文章で表現の異なる敬語があるので、事前に勉強しておくことが大切です。

また、社会人同士では社会情勢について会話することがあるため、経済やニュースについての知識が必要になります。新入社員は歓迎会などで目上の人と接する機会が多いので、お酒の場での振る舞いやお礼の伝え方などは知っておきましょう。

給与や社会保険についての知識

社会人になると、給与を受け取りながら社会保険や税金を支払うことになります。銀行口座に振り込まれる金額を確認するだけでなく、ほかに必要となるお金についての勉強が大切です。

給与明細に記載されるのは給与額だけでなく、所得税、住民税、健康保険、年金、雇用保険などもあります。所得税と住民税は、収入が上がるにつれて高くなっていく累進課税です。所得と手取りの金額には差が生じるため、税金や社会保険についての知識は重要になります。社会保険は万が一や老後に向けた備えとなっているため、正しい知識を身に付けておきましょう。

コンプライアンスを遵守して行動する

法律だけでなく、企業のルールや倫理として守るべきことがあります。仕事で扱う機密情報、顧客や取引先の情報に対する守秘義務を徹底しましょう。家族や友人へ容易に話さない、SNSやブログなどへ投稿しないなど注意が必要です。社員の行動で会社の信用問題に発展する場合があるため、組織の一員であるという自覚を持つようにしましょう。

新社会人に必要な持ち物と購入時のポイント

新社会人に必要な持ち物と購入時のポイント

服装やカバンなどの身だしなみ、仕事で使う道具といった社会人として必要な持ち物と購入時のポイントについて説明します。

身だしなみで必要な持ち物

スーツは最低1着、毎日着るのであれば2~3着は用意しておくと安心です。スーツに合わせるワイシャツは1週間分を用意し、袖口や襟の汚れが残らないように洗濯しておくと清潔な印象を与えられます。ネクタイは派手になり過ぎない色合いや柄のものを3本程度選び、正しい結び方を身に付けておくことが大切です。

必要なときにすぐ取り出して使えるよう、ハンカチとティッシュを普段から持ち歩きましょう。歯ブラシや衣服のほこり取りブラシを持っていると、より清潔感を保てます。

仕事で必要な持ち物

社会人として名刺入れは必須です。いつでも名刺交換できるように準備しておきましょう。文房具はボールペンやマーカーなどの筆記具、ノートや付箋などが必要です。消せるボールペンは便利ですが、正式な書類の記入には使えないため気をつけましょう。

手帳はスケジュールを管理するために必要です。さまざまな種類があるので、必要な機能や使い方に合ったものを選びましょう。また、資料やチラシなどを受け取ったときに折れたり汚れたりしないよう、クリアファイルを常に持っておくと安心です。

不測の事態への備え

社会人になると仕事やプライベートで不測の事態が起きたとき、柔軟に対応する必要があります。冠婚葬祭などでは礼服が必要となるため、いつでも着られるように準備しておきましょう。

不注意のケガや急な体調不良に対応できるよう、ばんそうこうや常備薬を準備しておくことが大切です。自宅には救急箱を用意し、持ち歩けるものはカバンに入れておきましょう。

事務手続きに必要なもの

入社すると最初に事務手続きがあるため、印鑑、住民票、戸籍等の証明書などを準備しておきましょう。印鑑はシャチハタではなく、公的機関や銀行で用いるものが必要です。引っ越しをする場合は、住民票の転出・転入の届け出や、マイナンバーカードと免許証の住所変更はしているかを確認しましょう。入社式の日に必要な書類や準備物がある場合は、1週間前までに用意しておくと確実です。

まとめ

学生から社会人になる前は仕事だけでなく新しい環境での生活や人間関係など、気になることがいろいろあります。社会人としての基本の知識を身に付け、必要となるものを準備しておくと安心です。新社会人としてスタートすることに期待を膨らませながら、着実に準備を進めていきましょう。



著者プロフィール

著者 岩崎 祐二

FP技能士2級、AFP(日本FP協会)

ライフとキャリアを総合した視点で、人生設計をマンツーマンでサポート。日々の家計管理から、数十年先に向けた資産設計まで実行支援しています。

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