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体温と免疫力の関係性とは?
体内温度を上げるための9つの方法を徹底解説

2022/06/30

体温と免疫力には、深い関わりがあります。体内温度を上げることは、健康な体を作るために重要なポイントです。そこで今回は、体温と免疫力の関係性や体温上昇がもたらす効果、体内温度を上げるための方法などを紹介します。この記事を参考に、免疫力をアップさせましょう。

体温と免疫力の関係性とは?体温上昇がもたらす効果について

体温と免疫力の関係性とは?体温上昇がもたらす効果について

体温は免疫力に大きな影響を与えるといわれ、丈夫な体を作るために欠かせない関係です。2つの関係性を、下記で詳しく解説します。

平熱維持は免疫細胞を正常に保つ効果が期待できる

体温と免疫力には大きな関係性があり、平熱を維持することで免疫細胞を正常に保つといわれています。一般的に人の平熱は36度から37度で、身体活動によって体温は上下しますが概ね1度の変化です。

体内で起こっているさまざまな代謝は酵素を使って行われ、その最適温度は37度前後といわれています。生命維持に必要とされる機能を正常に保つうえで、平熱を維持することが健康な体作りの重要なポイントです。

出典:厚生労働省「生理

体温低下は免疫力も下がる可能性がある

体温が低下すると、免疫力も下がるといわれています。免疫とは体に必要なものと不要なものを判別し、有害なもののみに攻撃して健康を守るシステムです。免疫細胞は血液の中の成分に存在し、体内を循環することで異物をパトロールしています。

しかし、体温が低下すると血流が悪くなり免疫細胞がきちんと循環できないため、体に不調をきたすこともあるので注意が必要です。平熱よりも低い体温の人は、体温を上げることによって免疫力低下を防ぐ効果が期待できます。

出典:一般社団法人 日本健康倶楽部「免疫
出典:サワイ健康推進課「体温を上げて免疫力アップ

食事|体内温度を上げるための3つの方法

食事|体内温度を上げるための3つの方法

体内温度を上げることによって、免疫力アップが期待できます。以下で、体内温度を上げるためにおすすめの方法を紹介しますので、参考にしてください。

たんぱく質を含む食品の摂取

体内温度を上げるためには、たんぱく質を含む食品を食事に摂り入れましょう。人の体は、食事をした後安静にしていても代謝がアップします。この熱を産生する際に、摂取したエネルギーを多く消費するのがたんぱく質です。

そのため、たんぱく質をきちんと摂取することは、食事後の体を温める働きのサポートが期待できます。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「食事誘発性熱産生/DIT

体を温める食品の摂取

ショウガやねぎ、唐辛子などの体を温めるといわれる食品を摂取することで、体内温度を上げる効果が期待できます。血液の循環をよくして体を温めることで、免疫力アップにつながる効果が見込めます。

また、根野菜も体を温めるといわれる食品です。冬が旬の根野菜は夏野菜よりも水分が少なく、体を冷やしにくくなっています。さらに、豊富に含まれるビタミンは血行を促進するとされ、体内温度を上げる効果が高まるといわれるのもポイントです。

出典:わかさの秘密「しょうが
出典:わかさの秘密「ねぎ
出典:わかさの秘密「ごぼう

体環境を整える効果がある食品の摂取

体環境を整える効果が期待できる食品は、体の免疫機能を高めるといわれています。たとえば、ヨーグルトや納豆、漬物などのビフィズス菌や乳酸菌を含む食品です。

これらの食品を摂取することによって体環境を整えて体内温度を保つ効果が期待でき、健康作りに役立ちます。ただし、これらの菌は体内に長期間住み着くことはないので、毎日続けて摂取することが大切です。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「腸内細菌と健康

運動|体内温度を上げるための3つの方法

運動|体内温度を上げるための3つの方法

現代人の平熱が下がっているのは、筋肉量の低下が原因と考えられています。生活に運動する習慣を取り入れて筋肉量をアップし、体内温度を高くしましょう。

ストレッチングで体を温める

ストレッチングは、体内温度を上げるとされる運動です。意図的に筋や関節を伸ばし、体の柔軟性を高めるのに効果的といわれています。血流をよくして筋温や体内温度を上げる効果が期待でき、免疫力アップを見込めるのも利点です。

ストレッチングには、「動的ストレッチング」と「静的ストレッチング」があります。安全に見えるストレッチングでも、やり方を間違えると筋を傷める可能性があるので注意が必要です。正しいやり方を身につけ、ストレッチングの効果を高めましょう。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチング
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの実際
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果

ウォーキングで健康な体作りをサポート

体内温度を上げるためには、ウォーキングをおすすめします。常に足が地面についているため膝や腰などへの負担が少なく、運動が苦手な人でも取り組みやすいのが利点です。特に朝に行うと体温が上がり、日中も高い状態をキープしやすくなります。

手軽に挑戦できるウォーキングは、脂肪燃焼が期待できる運動です。免疫力アップだけでなくダイエット効果も期待でき、健康な体作りにも役立つことが考えられます。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「ウォーキング

スクワットで基礎代謝をアップ

体内温度を上げるには、スクワットで基礎代謝を上げる方法もよいでしょう。太腿の表と裏、お尻などの大きな筋肉をまんべんなく鍛えられるので、筋肉量アップが期待できます。

また、下肢を鍛えることで血液を心臓へ押し上げるポンプ作用をサポートし、血流がよくなります。道具が要らず狭いスペースでもできるので、すぐに取り組めるでしょう。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「スクワット
出典:全国健康保険協会「足元スッキリ、むくみ対策

生活習慣|体内温度を上げるための3つの方法

生活習慣|体内温度を上げるための3つの方法

環境による体温低下では、物理的に体を温める方法もおすすめです。体内温度を上げることは快適な睡眠をもたらすとされ、健康な体作りに役立ちます。以下で、体内温度を上げる生活習慣を紹介しますので、試してみてください。

白湯で体を温める

白湯は、体を温める簡単な方法です。余分な物質が含まれていないため、体に負担をかけずに体内温度を高める効果が期待できます。血流がよくなることで体のリズムアップが見込め、病気になりにくい体作りのサポートが期待できるのも利点です。

出典:医療法人 高生会「白湯を飲んで健康になろう!

入浴する習慣をつける

入浴は、体内温度を上げるために手軽に取り組める方法です。就寝前に体内温度を上げることで睡眠の質を上げ、体内時計を整える効果が期待できます。就寝の2~3時間前の入浴が、快適な睡眠のために理想といわれる時間帯です。

お湯の温度は、38度のぬるめであれば25~30分、42度の熱めの場合は5分程度でも、入眠への効果があるといわれています。シャワーのみでは体を温める効果が得られないため、入浴する習慣をつけましょう。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣

湯たんぽや腹巻を活用

湯たんぽや腹巻で、体を温めるのもおすすめの方法です。お腹や腰回り、四肢を温めることで免疫細胞の増加が見込め、免疫力アップにつながるといわれています。体を冷やさないよう、温活グッズを活用しましょう。

出典:乳酸菌B240研究所「免疫力を高める方法

まとめ

食事や生活習慣を改善して体内温度を高めるようにすると、免疫力アップにもつながるといわれています。基礎代謝を上げる効果を期待できる運動も取り入れたライフスタイルで、病気になりにくい健やかな体を作りましょう。

著者:kentan

ファッションやライフスタイルなどの記事を中心に、ライター活動を行っています。しっかりと下調べをし、暮らしに役立つ情報をお届けします。

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