家づくりでSDGsに貢献?
快適・省エネで持続可能な家づくりとは?

世界中の人々が持続可能でよりよい生活を送るため、そして、次の世代に住みよい世界を引き継いでいくためには、世界全体で取り組み、解決すべき課題がたくさんあります。
その課題を解決するため、世界中の国々が話し合い、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。それがSDGsです。SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略語であり、貧困やジェンダー、気候変動やエネルギー、教育など世界全体で取り組むべき17の目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットから構成されています。

実際に、家づくりでSDGsに貢献することはできるのでしょうか。
この記事では国産の原料にこだわり、「断熱・気密性能」を重視した、人にも環境にもやさしい家づくりを叶えられた方の声をご紹介します。
家づくりの当初から、住宅性能へのこだわりが強かったというCさんファミリー。高性能な住まいで快適な暮らしを実現されています。
そんなCさんファミリーに気になるあれこれ、お答えいただきました!

Q. 住み心地はどうですか?
A. 冬は暖かく夏は涼しい!最高です!
冬を過ごした感想ですが、とにかく暖かいです!
寝る時も布団一枚で十分で、寒くないので朝方もすぐ布団から出られます。
さすがに冬は起きている間エアコンを付けていますが、エアコンのない玄関でもドアを開けた時の外気温との差には毎回驚いています。
窓も高性能樹脂窓で結露等は一切ありません。また、無垢床なので、床が冷たいと感じることもありません。
これは夏も同じで、いつも快適な室温に保たれています。暑い外から家に入った時の涼しさにはいまだに驚かされます!賃貸に住んでいた当時は、窓を開けないと夏は暑くなると思っていましたが、 今は逆で、窓を開けた方が暑くなる、といった感じです。
Q. 特にこだわったところはありますか?
A. 断熱材には国産材が原料のものを採用しました。
国産の木材からつくられた、地球環境に優しい断熱材を採用しました。夏はエアコン27℃設定で春のように快適です。
ちなみに家の近くに空港があるのですが、多孔質で吸音性も高いので、飛行機の音が気になったことは一度もありません。
また、各部屋にはダクトレス熱交換換気システムが付いているので、室内の熱や冷気を逃さずに常に換気ができています。
静かで快適な室内ときれいな空気で家族の体に優しいのはもちろん、自然に還る材料を使うことで地球環境にも優しい家になりました。


Q. ランニングコスト(光熱費)はどうですか?
A.
キッチンはガスにしたので、ガス代が月約2,200円ほど、電気代はここ最近ずっと約9,500円です。真冬はお湯の温度を上げたりで約13,000円になる月もありましたが。我が家はソーラーパネルを5.6kW搭載していますので、最近の買取平均額は約13,000円です。冬は少し下がって約9,500円。つまり、光熱費は冬は実費がやや勝り、夏は売電価格の方が勝るといった感じですね。

快適・省エネで持続可能な家づくりを。
「断熱・気密性能」を重視する(壁の中に断熱材を隙間なく施工して熱を伝わりにくくし(断熱)、隙間をなくして空気の出入りを少なくする(気密))ことで冬は暖かく夏は涼しい家になります。また、断熱・気密性能を高めると計画的に換気を行えるようになるので、室内の空気が清浄になり、ダニやカビの胞子、ハウスダストなどによる健康リスクから住む人を守ることができます。
Cさんファミリーのお家は、断熱・気密性能など住宅の性能を高めて省エネを実現し、CO2排出量削減に貢献するのはもちろん、自然由来の材料を選ぶことで地球環境に負荷をかけず、家族の健康を守り、何世代にもわたって住み続けられる長寿命な家、まさに「持続可能な家」と言えるでしょう。
2022年、変わり始めた家づくり。これから建てるべき住まいのカタチとは?
2025年度から省エネ基準の適合が義務化されることが決定し、世界に比べて低かった断熱性能レベルについても、断熱等性能等級6と7の新設により引き上げられるなど、2022年は家づくりにおいて変革の年となりました。SDGs、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた世界的な意識の高まりを受けて、日本の住宅の省エネ化はこれから一層加速していくこととなるでしょう。