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固定費を簡単に節約する方法!
見直すポイントを押さえて毎月の支出を減らそう

2022/11/04
(提供元:CyberKnot

節約の大原則といえるのが固定費の削減です。固定費は生活費の中でも占める割合が多く、一度の見直しで数千円~数万円を節約できることもあります。とはいえ、どのように固定費を節約すべきか分からない人も多いでしょう。そこでこの記事では、5つの固定費について具体的な節約方法を紹介します。

5大固定費の節約方法

5大固定費の節約方法

固定費とは、毎月定期的に発生する費用のことです。固定費は、大きく以下の5つに分けられます。
・住居費
・水道光熱費
・通信費
・車の維持費
・医療・生命保険料

一方で、食費や交際費などの流動的に発生する費用を変動費といいます。

変動費と違い、固定費は一度見直すだけでその後も自然と節約効果が続きます。そのため、節約するならまずは固定費から始めるのが大原則です。

ここでは上記5つの固定費について、どのような節約方法があるか紹介します。

1.住居費

住居費には、家賃や住宅ローンが該当します。生活費の中でも高い金額を支払っているため、住居費の節約はマストです。

家賃が安い賃貸へ引っ越す

賃貸住宅に住んでいるなら、今よりも安い家賃の住宅へ引っ越しを検討しましょう。引っ越し前後に一時的な出費は発生しますが、長期的に考えると住居費が安くなる可能性があります。

ただし、安い家賃の賃貸住宅は、駅から遠くなったり間取りが狭くなったりするのが一般的です。家族構成や通勤・通学など家庭の状況も考慮しつつ、検討してみてください。

住宅ローンを繰上げ返済する

住宅ローンを繰上げ返済すれば、トータルの返済額を少なくできます。ローン残高が減れば、そのぶん支払う利息も軽減するためです。

住宅ローンの繰上げ方法は2種類あるため、家計状況に合わせて選びましょう。
・返済期間短縮型:前倒しで返済したぶん返済期間を短縮させる方法
・返済額軽減型:前倒しで返済したぶん毎月の返済額を減額する方法

繰上げ返済はローン残高が多いほど軽減効果が大きくなるため、早めに取り組むのがポイントです。

2.水道光熱費

水道・ガス・電気は、普段の使い方に気を付けるだけでも節約できます。しかし、コツコツとした節約は効果が見えにくく、モチベーションも保ちにくいです。そのため、ここではプランや仕組みを変更し、大きく節約する方法を紹介します。

供給会社の切り替えやプラン変更をする

光熱費を根本から安くするには、供給会社を変えたり安いプランへ変更したりするのがおすすめです。

電力の自由化により、賃貸・戸建てに関わらず好きな電力会社を選べます。今よりも安い料金で済む電力会社を探し、乗り換えましょう。今の光熱費よりいくら安くなるか確認するには、各電力会社のホームページなどで簡単にシミュレーションできます。

ただしガス会社の場合、賃貸物件では勝手に変えられないのが一般的です。ガス会社の変更可否は、管理会社や大家さんに確認してみましょう。

省エネの家電・アイテムを使う

ここ十数年で、家電の省エネルギー性能は格段に上がっています。最新家電の消費電力を10年前の製品と比較した結果は、以下のとおりです。
・冷蔵庫:10年前と比べて−43%
・テレビ:10年前と比べて−32%
・温水洗浄便座:10年前と比べて−33%
・照明器具:10年前と比べて−86%

出典:環境省「省エネ製品買換ナビゲーションしんきゅうさん

古い家電を使い続けるよりも最新家電に買い替える方がエネルギー効率が良く、結果的に水道光熱費を安く抑えられます。

3.通信費

携帯電話やパソコンの通信費は、プラン変更により節約可能です。携帯電話はさまざまな会社から選べるため、データ容量やかけ放題など自分にとって使いやすいプランが必ずあるでしょう。

携帯電話を格安SIM・格安プランへ切り替える

大手キャリアと契約している人は、格安SIMや格安プランへの乗り換えを検討しましょう。大手キャリアの携帯電話料金は、格安SIM・格安プランに比べると数千円ほど高いのが一般的です。同居家族で同じ携帯会社を使えば、家庭内割引を受けられるものもあります。

また、すでに格安SIM・格安プランを契約している人も、定期的な見直しが大切です。携帯会社側の規約変更で利用料金が高くなることもあるため、安くて自分に合ったプランはないか定期的に見直しましょう。

セット割を活用する

インターネット代金は、スマホやガス・電気のセット契約で割引を受けられるものがあります。割引方法は各社異なりますが、月額料金が安くなるものや、最初にキャッシュバックを受けられるものなど非常にお得です。

ただしセット割は、オプション加入の有無に注意しましょう。オプション加入が必要な場合、結果的に合計費用が高くなることもあります。契約条件をよく見てから契約しましょう。

4.車の維持費

車の維持費は車検代や自動車税などもありますが、ここでは毎月発生するガソリン代に絞って節約方法を紹介します。

なお、車の究極の節約方法は車を手放すことです。とはいえ、地域によっては車なしでの生活は難しいでしょう。車が生活費需品の人は、これから紹介する方法で維持費を節約してみてください。

燃費の良い車や軽自動車を選ぶ

ガソリン代の節約において、車の燃費は非常に大切です。これから車の購入や買い替えがあるなら、燃費のいい車を選ぶようにしましょう。また、軽自動車なら自動車税も安く済みます。

買い替え予定がない場合は、燃費をできるだけ良くするために次のような運転を心掛けてください。
・急発進・急ブレーキをしない
・不要な荷物を降ろして車を軽くする
・ガソリンを少量ずつこまめに給油する

ガソリンスタンドの割引制度で節約する

ガソリンスタンドでは、給油代が安くなる割引制度を設けていることがあります。例えば次のような制度を活用し、給油代を節約しましょう。
・ガソリンスタンド指定のクレジットカードで支払うと割引される
・ガソリンスタンドの会員になると会員価格で給油できる

5.保険料

車生命保険や医療保険に加入している人は、より安い保険に切り替えられないか見直してみましょう。

保険の見直しは、余計なオプションに入っていないか確認するのがポイントです。特に数年前に入ったきりの保険は当時と現在で生活状況が変わり、希望する保証内容が違う場合があります。結婚や出産などライフステージが変わる際は、保険の見直しを意識的にしてください。

見落としがちな固定費は解約するのもあり

見落としがちな固定費は解約するのもあり

上記で紹介した5大固定費以外にも、交際費・娯楽費に含まれる固定費の種類もあります。交際費・娯楽費における定期的な支出は、思い切って解約するのも良いでしょう。

サブスクリプションサービス

定額を支払うと対象サービスが使い放題になるのが、サブスクリプションサービスです。一度加入するとクレジットカードや口座から月額利用料を直接引き落とされる方法が多く、毎回支払っている意識が薄くなります。

あまりサービスを利用していない場合は、お金がもったいないので解約することを考えましょう。

クレジットカードの年会費

年会費のかかるクレジットカードを持っている人は、何月に何円の年会費を払っているか意識しているでしょうか。

年会費は1年に1度の引き落としのため、大きな出費ではないと考えがちです。しかし、年会費として払った数千円があれば、他の買い物にあてることもできるでしょう。あまり活用していないクレジットカードは、解約するのもひとつの手です。

スポーツジム・習い事

スポーツジムや習い事の費用は、1ヶ月に1万円近く掛かることもあります。もし惰性で続けてしまっている場合は、一旦解約してみるのもありでしょう。

また、スポーツや習い事の内容によっては、家でおこなえるものもあります。節約優先で考えるなら、代わりとなる方法を探してみるのもおすすめです。

まとめ

固定費の節約は、携帯電話のプラン変更や保険の見直しなど手続きが必要なものが多いです。手間に感じるかもしれませんが、一度見直せば継続的な節約になるので必ず取り組むのがおすすめです。固定費節約のポイントを押さえて、生活費の負担を減らしましょう。



著者プロフィール

著者 澤田 真里奈

2級FP技能士

地方銀行へ入社し、貯金・ローンなど金融商品の販売に従事。 その後、不動産業界へ転職して社会保険や労務管理を担当しながらFP資格を取得。自身の経験から“お金を無駄にしないための”アドバイスをおこなう。

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