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変動費を節約するにはどうする?
無理なく日々の出費を抑える具体的なコツを紹介!

2022/11/17
(提供元:CyberKnot

生活費を節約したいと考えている人は、多いのではないでしょうか。特に食費や交際費などの変動費は、月によって出費の差が激しくなりがちです。この記事では、変動費を節約するにはどのような方法があるか紹介します。

生活費を節約するには?基本の3ステップ

生活費を節約するには?基本の3ステップ

生活費を軽減するには適当に節約方法を試すより、まずは順を追って家計管理をおこなうのがおすすめです。なんとなく節約を始めてしまうと、モチベーションを維持できなくなったり、逆にストレスが溜まって無駄遣いに繋がったりします。

ここでは、生活費を節約するために押さえておきたい基本の3ステップを紹介します。

ステップ1.収支を把握する

具体的な節約術に取り掛かる前に、まずは収支を把握しましょう。

収支を把握することで、収入に対して支出の割合が適切か見極めやすくなります。使いすぎている費用や削減すべき項目を可視化でき、無理のない節約に繋がります。

収支の把握には、家計簿をつけるのがおすすめです。従来の家計簿ノートやスマートフォンで手軽に入力できる家計簿アプリなどがあるため、日々続けやすい方を選びましょう。

ステップ2.固定費を節約する

続いてのステップは固定費の節約です。固定費とは、毎月定期的に発生する以下のような支出を指します。
・住居費
・水道光熱費
・通信費
・車の維持費
・医療・生命保険料

固定費の節約は、住宅ローンの繰り上げ返済や電力会社の変更など、一時的に面倒な手続きが発生することもあります。しかし、固定費は一度見直せば、その後も自然と節約効果が持続します。長期目線で考えると、必ず実践したい節約です。

ステップ3.変動費を節約する

変動費は、流動的に発生する支出を指します。例えば、次のような費用が変動費です。
・食費
・日用品費
・交際費
・娯楽費

変動費は固定費と違い、習慣や気分に大きく左右される費用といえます。一度節約しただけでは継続的な効果はないため、コンスタントに取り組むことが必要です。

変動費を節約するには、それぞれの費用に予算を設定することが大切です。予算がないとあといくらお金を使えるのかがはっきりせず、家計簿を締めたときに初めてお金を使いすぎたことに気付きます。予算が決まっていれば残高を確認しながらやりくりでき、お金を無駄に使うことが防げます。

変動費を節約するには?5つの方法

変動費を節約するには?5つの方法

変動費の節約は予算を組むことに加えて、普段の行動・習慣を見直す工夫をしましょう。ここでは具体的な行動を踏まえて、変動費の節約方法を5つ紹介します。

お弁当や飲み物は持参する

お弁当や飲み物は、できるだけ自宅から持参しましょう。毎回コンビニで買ったり外食で済ませたりすると、食費があっという間に膨らんでしまいます。

例えば週5日出勤している人が毎日のランチに500円かけた場合、月のランチ費用は1万円以上になります。年間で考えると12万円以上になり、それだけあれば旅行へ行ったり家電を買い替えたりと大きな買い物ができるのです。

お弁当は、手の込んだものを作る必要はありません。夕食の残り物を入れるなど、毎日続けられて簡単に済ませられる工夫をしてみましょう。

食材の買い出し方法を決める

食材の買い出し方法は、週1回のまとめ買い、または週3〜4回の都度買いがあります。

「節約するならまとめ買いが良い」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、まとめ買いはスーパーへ行く頻度が比較的少ないため、買う量を見極めにくいのがデメリットです。

そのため、食材を買いすぎて腐らせたり、逆に足りなくて割高なコンビニで買ってしまったりする可能性があります。

買い出し方法はどちらが正解ということはないので、自分のライフスタイルに合わせるのが大切です。適切な量の買い出しで、食費に無駄が出ないようにしましょう。

欲しくてもその場で即決しない

セールやネットショッピングで欲しいものを見つけても、その場で即決してはいけません。 よく考えずにした買い物は、あとで冷静になったとき後悔することが多くなります。他店でもっと安く売っていたり、よく考えてみればそこまでいらなかったりするためです。

特に、セール品は通常価格より安くなっているため、お得な気がしてつい買ってしまう可能性があります。欲しいものを見つけたときでも、少なくとも一晩は買うか買わないか考えましょう。

日用品費は会員割引やポイントを活用する

基本的に、日用品は割安なドラッグストアで買うのがおすすめです。ドラッグストアは元々の商品価格が安いうえ、ポイントを活用できます。

多くの場合、ドラッグストアでは共通ポイントを取り扱っています。共通ポイントとは、複数の企業や店舗が加盟できるポイントプログラムのことです。ポイントは、ドラッグストア以外での買い物でも貯まります。

日々の買い物で貯まった共通ポイントを、ドラッグストアの支払いに使うとお得です。 また、ドラッグストアによってはポイント倍増デーや割引セールデーなどを設けています。そのような特別デーを活用することで、さらにお得に買い物できます。

NMD(ノーマネーデー)を作る

NMD(ノーマネーデー)とは、お金を使わない日のことです。意識的にNMDを作ることで計画的にお金を使うようになり、結果的に月の支出を抑えられます。

NMDは、まず少ない日数から始めるのがおすすめです。例えば毎日のようにお金を使っている人なら、まずは週1回のNMDから始めてみましょう。

その方が無理なく続けられて、ストレスの反動で無駄遣いしてしまうリスクを避けられます。

変動費を減らすためのコツ

変動費を減らすためのコツ

最後に、変動費をさらに減らすために押さえておきたいコツを紹介します。

支出の優先順位を決める

覚えておきたいのが支出には3種類あり、その優先順位を決めることが大切という点です。3種類の支出とその優先順位は、以下となります。

1.消費:生活に必要なものへの出費
2.投資:将来必要または役立つ出費
3.浪費:必要以上の贅沢や無駄な出費

これら3種類の支出の中でも、減らすべきは浪費です。

具体的にどの費用を減らすべきか分からないときは、まずすべての出費を3種類いずれかの支出に当てはめましょう。

その中で浪費に当てはまったものから削減していくのがおすすめです。

大きめの出費は特別費を積み立てておく

毎月発生する生活費以外に、年1回や2年に1回の大きな出費もあるでしょう。大きめの出費は、数ヶ月から数年かけてコツコツと準備しておくことが大切です。そうすれば、直前になってお金が足りないことに気付いたり、貯金が一気に減ってモチベーションが下がったりすることを防げます。

特別費の積み立て方法としては、銀行の積立定期預金を使うのがおすすめです。

口座から定額自動振替なので手間がなく、自由に引き出せないので貯めたお金を目的のためにしっかりと使えます。

まとめ

変動費を軽減するには、無理のない範囲で日々節約に取り組むことが重要です。しかし我慢やストレスがたまる節約方法は、反動で無駄遣いに繋がりかねません。まずは自炊の習慣化やポイントの活用など、暮らしの中でできることから行動を変えてみましょう。

著者プロフィール

著者 澤田 真里奈

2級FP技能士

地方銀行へ入社し、貯金・ローンなど金融商品の販売に従事。 その後、不動産業界へ転職して社会保険や労務管理を担当しながらFP資格を取得。自身の経験から“お金を無駄にしないための”アドバイスをおこなう。

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