リフォームするときの流れ!
全体のイメージづくりから引き渡しまでの進め方を解説

リフォームではイメージを決めたり依頼する会社を選んだりと、必要な作業がいくつもあります。そのため、リフォームの検討段階から引き渡しまでの期間でどんなことが必要になるのか、複雑に感じやすいです。この記事ではリフォームするときの流れを、全体のイメージづくりから引き渡しまでの進め方とともに解説します。
リフォームの流れ①全体のイメージづくり~契約

リフォームの第1段階は全体のイメージを考えることから始まり、依頼する会社を決めて契約するまでです。まずは、第1段階の流れについて解説します。
リフォームの目的と住まいの希望を整理する
リフォームが必要になった理由、どの箇所をどのように変えたいのかなど、目的と希望を整理することが大切です。リフォームを考え始めるには、さまざまなキッカケがあります。理由や目的としては、老朽化した内装や設備の入れ替え、ライフスタイルの変化による間取りや導線の変更などが多くなっています。
リフォームが必要な理由、新しい住まいに望むことなどを、家族と一緒に話し合う機会を設けましょう。リフォームをする理由や目的、希望についての認識がずれていると、後に問題が発生する原因となるため注意が必要です。
リフォームの予算を決める
リフォームの目的や新しい住まいの希望が決まったら、予算を決めます。リフォームにかかる費用の項目は、建材や機器設備、工事、一時的な転居、不測の事態(想定外の補修工事の発生)などです。建材や機器設備は、安価なものから高価なものまであります。
リフォームのイメージを具体的にするには、複数メーカーの商品を比較したり、ショールームへ見に行ったりすると効果的です。さまざまな商品を見ていると、理想が高くなって予算を超えてしまうことがあります。無理のない予算を決めてから、検討するようにしましょう。
リフォーム会社を探す
リフォームのイメージや予算が決まったら、依頼する会社を探します。リフォーム会社によって得意とする箇所や施工方法などがあるため、入念に調べておくことが大切です。会社のショールームやHPがあれば、リフォームの実績などが確認できます。
会社を探すときには、3~5社以上は調べておくと安心です。地域の工務店や大手企業など規模の違う会社を比較すると、さまざまな視点から検討しやすくなります。
担当者へ希望やリフォーム内容を伝える
リフォームを依頼したい会社をある程度絞ったら、担当者へ住まいの希望やリフォーム内容を伝えて、見積もりを依頼します。見積もりは現地調査するのが一般的です。実際に現場を見てもらいながら質問や相談をすると、希望通りに進めやすくなります。
さまざまなやり取りをするなかで、リフォーム内容だけでなく会社の人の雰囲気や人柄などを見ておくことも大切です。リフォームが完了するまでは何度もやり取りするため、気持ちいいコミュニケーションができるかも重要な視点になります。
提案内容と見積もりを比較する
見積もりは複数の会社に作成してもらって、比較しましょう。複数の会社を比較すると、相場や見積もりの妥当性などを判断しやすいです。
見積もりを確認するときには、金額だけでなく建材や機器などのグレードも見ておきましょう。自分の希望と提案内容に食い違いがないか、予算内に収まっているかなど、確認事項を整理しておくと比較しやすいです。
リフォーム会社と契約する
複数の見積もりを参考にして依頼する会社を決定したら、契約へ進めます。契約内容を十分に確認し、事前に知っておきたいことや相談があれば解消しておきましょう。
以下は、リフォーム会社との契約時に確認しておきたい項目となります。
・内容が希望通りになっているか
・費用の詳細や支払い方法
・不測の事態の保証
・工事後の対応やメンテナンス
契約書にサインした時点で同意したことになるため、施工中や引き渡し後に想定と違ったとしても交渉できません。契約を交わすときには、すべての書面に目を通して相違点や疑問点がないか確認しておきましょう。
リフォームの流れ②工事着工~引き渡し

リフォームの第2段階は、工事が始まってから完成した状態で引き渡しを受けるまでです。ここからは、第2段階の流れについて解説します。
リフォームの工事着工
リフォームのために転居が必要な場合は、工事着工までに余裕をもって準備しておきます。仮住まいを選んだり荷作りをしたり、引っ越し業者を手配したり、自分で必要な作業があるか業者に確認しておきましょう。一時的に荷物を預けておく場合には、トランクルームなどを利用すると便利です。
リフォーム会社ではなく自分で準備をする場合、工事とは別で費用が必要なため、予算を上回らないよう注意しましょう。騒音や大型車の出入りが発生する場合は、近隣の住民へ挨拶しておくことも大切です。
現場検査がされているか確認する
リフォームの工事では基礎検査や造作検査、配管検査などを行う場合があります。業者に任せっきりではなく、正しく検査しているか、現場が適切に管理されているかなどを確認しておきましょう。
仕様との相違や仕上がりの状態を確認する
リフォームの工事が終わったら、仕様との相違や仕上がりの状態を確認しましょう。工事完了時には、リフォーム会社の担当者が竣工検査をするのが一般的です。
ただし、契約内容と違う点がないか、仕上がりの時点で傷や汚損がないか、自分でも確認しておくことも大切になります。
引き渡し後の保証や連絡先を確認する
無事にリフォーム工事が終わって仕上がりが確認できたら、引き渡しとなります。実際に使ってみて不備があったり問題があったりしたときのために、連絡先を確認しておきましょう。工事完了確認書にサインをして、すべての流れが完了です。
リフォームの注意点

リフォームでは、事前の検討段階から引き渡し後までの流れのなかで、注意することがあります。
リフォームの費用と期間のプランを立てる
リフォームをスムーズに進めるためには、費用と期間のプランを事前に立てておくことが大切です。リフォームで必要な費用には、建材や工事、一時的な転居、不測の事態での対応など、さまざまな項目があります。予算を考える段階で必要になりそうな費用を概算し、計画的に準備しておきましょう。
また、一連の流れを把握して、自宅の荷物の整理や一時的な生活習慣の変化に対応できるよう、計画を立てておくことが大切です。
リフォーム後のメンテナンス
リフォーム後に長く快適に暮らしていくためには、メンテナンスが重要です。リフォーム会社にメンテナンスを依頼できる場合は、期間や費用について確認しておきましょう。日常的に自分でメンテナンスするためには、建材や設備機器の扱い方を説明書などで確認しておくことが大切です。
まとめ
住まいを一新して暮らしやすい環境にするリフォームでは、楽しみな気持ちがより一層大きくなります。全体の流れを把握したうえでスムーズに進めるために、具体的なプランを立てておくことが大切です。リフォームの全体のイメージづくりから引き渡しまでの進め方について、参考にしてみてください。

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