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【出産前の準備】チェックリスト
備えておきたいことや必須アイテムを紹介!

2023/05/30
(提供元:CyberKnot

妊娠が分かってから出産までの期間は、事前の手続きやベビー用品の準備などがあります。初めての出産の場合は、何が必要なのか分からず不安になりやすいです。今回は、出産前に備えておきたいことや必須アイテムを紹介します。

出産前に必要な手続き

出産前に必要な手続き

休暇の取得や給付金の受け取りなど、会社や役所、病院での手続きがあります。まずは出産前に必要な手続きを確認して、事前に準備しておきましょう。

母子健康手帳

住民登録している市区町村役場や、保健センターに行って受け取ります。手続きには妊娠届や本人確認書類、産婦人科の診察券などが必要なため、事前に確認しておきましょう。
母子健康手帳は妊娠中から出産の期間だけでなく、新生児や乳児期などを含めて母子をサポートするためのものです。検診や予防接種のデータが産婦人科と小児科などで別々に管理されていると、以前の記録が分からなくなります。保護者が母子健康手帳を持つことで、医療や検診に一貫性を持たせられるようになるのです。

産前産後休暇の取得

出産予定日の6週間前から、産前休暇が取得できます。休暇の申請があると会社は法律によって拒めないため、希望すれば必ず取得可能です。出産の翌日から8週間は原則働けないため、産後休暇となります。
会社は従業員が産前産後休暇を取得する際に、年金事務所へ産前産後休業取得者申出書の提出が必要です。社会保険の手続きをスムーズにするため、出産予定日や実際の出産日について会社と連絡を取り合うようにしましょう。

出産育児一時金

妊娠4ヶ月(85日目)以降の出産で給付されるのが出産育児一時金で、子ども1人に対して42万円です。対象期間であれば正常分娩だけでなく、帝王切開や流産、早産、死産、人工妊娠中絶でも給付されます。
会社員や会社員の扶養者は加入している健康保険組合から、自営業者は国民健康保険(各市区町村)からの給付です。加入している健康保険によって手続きする機関が異なるため、注意しましょう。

出産手当金

会社の健康保険に加入していて、妊娠4ヶ月(85日目)以降の出産が対象です。休んだ日数分に対して、日給の3分の2相当額が給付されます。対象期間は、出産予定日の42日前から出産後56日目までの98日間です。
手続きには、健康保険出産手当金支給申請書が必要になります。産休中に病院から記入してもらうため、産休前に準備が必要です。申請書は、健康保険組合のホームページでダウンロードして入手できます。条件を満たしていれば正社員だけでなく契約社員やパートでも対象となるため、勤務先に確認してみましょう。

育児休業給付

産前産後休暇が終わってから赤ちゃんが1歳になるまでの期間は、育児休業給付の対象です。育児休業給付金の額は、育児休業開始から6ヶ月までは給料の67%、6ヶ月以降は50%となります。育児休業給付金を受け取るには次の条件を満たす必要があるため、確認が必要です。

  • 雇用保険に加入していて、1歳未満の子を養育するために育児休業を取得していること
  • 育児休業前の2年間で、1ヶ月に11日以上勤務した月が12ヶ月以上あること

失業給付金

出産のために会社を辞めて、その後に再就職を希望する場合は失業給付金の対象となります。通常は退職してから1年以内に受給期間が終わりますが、妊娠・出産が理由の場合は最大で3年間延長が可能です。失業給付金の対象となるには次の条件を満たす必要があるため、確認しておきましょう。

  • 雇用保険に加入していること
  • 退職日までの1年間で、勤務日数において14日以上の月が通算6ヶ月以上あること

出産前に準備すること

出産前に準備すること

赤ちゃんが生まれるまでには、病院や交通手段を決めておくこと、入院の準備などが必要です。ここからは、妊娠してから出産するまでの期間に準備することを説明します。

病院を選ぶ

妊娠が分かったら、どの病院で出産するか決めることになります。病院選びの際は、自宅からの距離、設備の充実度、医者の経験値や技術力などが判断基準です。里帰り出産となる場合は、現地に行って相談しておくと安心して入院できます。
産婦人科には個人病院、総合病院、助産院などがあり、費用や設備が異なるため、複数の病院で比較すると決めやすいです。

病院までの交通手段

陣痛や破水があったときの病院までの交通手段を決めておくと、落ち着いてすぐに移動できます。自家用車が使えたり自宅から徒歩で行けたりする場合は、準備は不要です。
タクシーは万が一の場合に対処できないという理由で、乗車拒否されることがあります。陣痛タクシーに登録しておくと、妊婦に慣れた運転手を24時間いつでも呼べて安心です。

入院に向けて用意するもの

お母さんと赤ちゃんが使う身の回りの日用品や、書類などを用意しておきましょう。マタニティパジャマや産褥ショーツ、産褥パッドなどがあると便利です。病院の設備によりますが、必要であればバスタオルや洗面用具、コップやお箸などの食器類を用意しておきましょう。
入院が近くなったら、母子手帳、診察券、健康保険証は1つにまとめて手元に保管しておくと安心です。

出産後に使うベビー用品

出産後に使うベビー用品

赤ちゃんが生まれてからは、何かと忙しくなって買い物に行く時間が取りにくいものです。出産後に使うベビー用品は、出産前に揃えておきましょう。

衣類・おむつ

赤ちゃんの体温は大人より高く肌がデリケートなため、衣類は見た目より生地や手入れのしやすさを重視すると安心です。初めての出産ではどんな衣類がいいか分からないですが、ベビー用品店の店員に相談すると適切なものを教えてもらえます。
赤ちゃんは成長が早くすぐに大きくなるため、おむつは買いだめするより必要に応じて購入した方が無駄になりにくいです。おしりふきや、おむつ用のごみ箱などを一緒に購入しておきましょう。

赤ちゃんのタイプに合わせたケア用品

ボディーソープや衣料用洗剤は赤ちゃんの肌に合うように、低刺激のものを選ぶと安心です。赤ちゃんの肌は乾燥しやすかったりかぶれやすかったり、さまざまなタイプがあります。準備するのは必要最低限にしておいて、様子を見ながらタイプに合わせたケア用品を使うようにしましょう。

自宅で用意するベビー用品

赤ちゃんが寝るための布団やベビーベッド、お風呂で使うものが自宅で用意するベビー用品です。赤ちゃんが寝るスペースをどこに確保するかは、出産前に決めて準備しておきましょう。赤ちゃんが沐浴するためには、ベビーバスや沐浴ガーゼ、湯温計などが必須です。

外出先で使うベビー用品

ベビーカーや抱っこヒモ、着替えやおむつなどを入れるカバンといったものが、外出先で使うベビー用品です。必要であれば外出先で授乳ができるように、授乳ケープや授乳用ブラジャーを準備しておきましょう。

準備しておくと便利なベビー用品

出産する季節によって必要なベビー用品が変わります。冬であれば、防寒用の衣類や毛布などがあると便利です。夏は虫よけグッズや虫刺され用の塗り薬、日焼け止めなどを準備しておきましょう。

まとめ

出産前には手続き関連のことやベビー用品の購入など、さまざまな準備が必要になります。赤ちゃんが生まれるとお母さんは付きっきりになり、想像以上に忙しくなりやすいです。出産前に準備しておくチェックリストとして、参考にしてみてください。



著者プロフィール

著者 岩崎 祐二

FP技能士2級、AFP(日本FP協会)

ライフとキャリアを総合した視点で、人生設計をマンツーマンでサポート。日々の家計管理から、数十年先に向けた資産設計まで実行支援しています。

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