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継続には必ず理由がある!
えひめ老舗グルメwith久保田大希

2023/11/02
(提供元:ロコフル
継続には必ず理由がある!えひめ老舗グルメwith久保田大希

こんにちは!! たいきです!! みなさま、突然ですが、愛媛にある老舗グルメ、どれだけ知ってますか?!
飲食店というのは、全国的に見ても、1年後に生き残っているのは7割。そして、10年後も生き残っているのは、たった1割と言われているんです!!
そんな時代の流れの影響を受けやすい業界でもある飲食の世界において、長く続くのには必ず理由や秘密があるはず!! もしかすると、愛媛県ならではの、温暖な気候と海に囲まれた環境から、美味しい魚介類や柑橘類が豊富に取れるという土地柄の理由もあるかもしれません!!
考察をいれると、何か自由研究みたいになってきましたが、今回は、僕、久保田 大希が、長年多くの人々に愛され続けた、歴史や伝統ある愛媛の老舗グルメの秘密を探ってきたよ!!

▼目次

■はじめに

■うどん心 (1977年創業 / 松前町)

■濱田屋 (1892年創業 / 伊予市)

■別子飴本舗 (1868年創業 / 新居浜市)

■さいごに

■基本情報

■はじめに

今回、愛媛の老舗グルメって何があるんかな!!と調べたところ、何百というお店が見つかりました。行ったことある店、初めて知るお店。僕がまだまだ知らない愛媛のグルメがそこには、ありました!!
その中でも、今回は3店舗にお邪魔してきました!!どのお店も、味、人柄、魅力、そして老舗感たっぷりなお店。さぁ、愛媛の美味しいもんを食べに行きましょう!!

■うどん心 (1977年創業 / 松前町)

うどん心
うどん心

1977年に久万高原町にて創業した、釜あげうどんのお店「うどん心」は、2023年の2月に、創業者のお孫さんが店主として、松前町に移転オープンしました!!余談ですが、松前町は、僕の出身地で、今も僕は住んでいます!!松前町は住みやすく、人柄良い人も多く、とても素敵な町です!!
松前町と言えば?!と聞くと最初に出てくるであろう松前町にある、中四国最大級のショッピングセンター「エミフルMASAKI」からも近く、駐車場もあって、アクセスも良い!!移転前の久万高原町のお店から、食器、看板、のれんと、そのまま引き継がれていて、昔ながらの歴史もしっかり感じる佇まいです。

うどん心

移転してから約半年、今もなお、開店前から行列が絶えない!!オープン30分前にはもう、行列ができ、オープンしたらすぐ満席。早めに行っといてよかったー!! 温かい木の温もりも感じる店内は、新しい建物なのに、どこか懐かしさや、歴史を感じさてくれます。

うどん心 ▶︎「釜あげうどん 中」¥500
うどん心

移転前から多くの方々に愛され続けている「釜あげうどん」。茹でたて麺が湯気と共に登場っ!! まだ、食べてないですよ?! まだ、お箸もつけてないけど、柔らかい麺なんだろうな。というのが、目だけで伝わってくる太麺!!

うどん心

お箸でつかむと、うどん1本1本が太く、とても長いっ!!! そして、やはり、確信する麺の柔らかさ。
お好みで、お湯無しまたは、釜あげうどんの冷やし注文の際は、水無し(夏期のみ)の提供もできるので、ざるうどん、ぶっかけうどんのように食べることもできます!!そして、「うどん心」と言えば、こちらの...?!

うどん心 ▶︎釜あげの出汁
うどん心

この徳利に入った、釜あげの出汁!! お味噌のような色だけど、どんな味なのか、気になりますよね?!徳利に入ってるから、良い状態のまま、出汁もあったか、とろとろ。出汁を器にいれて、つけていただきます。
ネギ、天かす、生姜、すりごまは、お好みで。セルフなので、どれもたっぷり入れがちに。では、お待たせしました!!いただきまぁ~すっ!!

うどん心

麺、めっちゃもちもち!!!さらに、なんでこんなに、つるんといけちゃうの?!つるつる通り越して、もう、麺つるんつるん!!!めっちゃ喉越しも優しく、食べやすくて、美味しい!! 太麺と、濃厚なとろみのある出汁がしっかり絡まって、とても合います!!

うどん心

久万高原町のお店にも何度か行ったことがあるお客様と相席となって、話を聞いてみると、「この1度食べたら忘れられない出汁と、うどんのもちもち度も、久万高原の時から変わってない!! そのままの味が松前で食べられる、最高!!」と、頂きました。もう、この言葉が説明不要の愛される理由ですよね。

うどん心 ▶︎「天ぷら」1皿¥200「おにぎり」1ヶ¥100
うどん心

天ぷらとおにぎりは、自分で食べたい分だけとってくるスタイル。

うどん心 ▶︎「かけうどん 小」¥300

松前町に移転してからのメニュー「かけうどん」は、もちもちの麺に、「釜あげうどん」の出汁とは、また違う、透き通った優しい出汁。

うどん心

そして、みなさま、お気付きですか?!こんなに、美味しくお腹いっぱい食べられるのに、この値段ですよ。もうこのひと言。安すぎ!!!! 間違いなく、リピートしたくなるうどんです!!
これからは、久万高原町の伝統も残しつつ、松前町の名物うどんとして、何十年、何百年と、続いていってもらいたいので、僕もこれからもっとたくさん通います!!

■濱田屋 (1892年創業 / 伊予市)

濱田屋
濱田屋

1862年に伊予市にて創業した食堂「濱田屋」は、言わずと知れた伊予市の名店です。伊予市の中心街にもあって、建物は、瓦造りがかっこいい!! 現在は、6代目がお店を守っています。

濱田屋
濱田屋

店内に一歩、足を踏み入れるだけで、お店の歴史を感じることができる!! これまでの長い歴史ある伝統的な雰囲気も持ち合わせてる店内。黒電話と、そろばんなんて、もう今の令和の子どもたちは、見たことさえないじゃないかな!! 電話をかけるもの、数字を計算するもの。ってこと知らん気がする。わー、時代は日々進化しているー!!!

濱田屋

注文をして待つ時間を、この歴史感じる空間で過ごせる幸せ。たまには、スマホなんていじってないで、ゆーっくりとこの時間を楽しみましょう。こーいうときに、ふと新しいアイディアなんかが閃くんですよね。あ、今日この後、雨かもって言いよったけど、家の窓閉めてきたっけ。

濱田屋 ▶︎カツ丼 ¥800
濱田屋

「中華そば」「親子丼」など、メニューもたくさんある中で、さて!! 人気No.1 の名物「カツ丼」の登場です!!ふたを開ける瞬間、ふわっと広がる甘い香りとともに、湯気ありでしっかり撮ってくれた、mioカメラマン、ありがとうございます!!

濱田屋

カツ丼って聞くと、卵でとじているのをイメージするかと思いますが、濱田屋のカツ丼は、玉子が乗って無いのが基本系。もちろん、卵入りのカツ丼(+¥50)もありますよ!! 店主が、卵が乗っているカツ丼に気付いたのは、生まれてから少し後だったそう。

濱田屋
濱田屋

では、出来立てのうちに!!いただきまぁ~すっ!!サックサクのカツに、昔から継ぎ足して作られている、この甘ーいタレが、食欲をそそる!!美味しい!!このご飯にタレが染み込んだここ!! タレがかかりすぎず、少なすぎずの、この絶妙なご飯の形の残り具合がちょうど良い!!!

濱田屋 ▶︎オムライス ¥780

こちらの「オムライス」の上に乗っている卵は、フワトロ系ではない、黄色の輝きが美しい、卵しっかり焼き系。卵と一緒に優しさも包まれていて、食べると、心も温まります。

濱田屋 ▶︎大将(左)とおかみさん(右)

6代目店主の濱田嘉雄さんとおかみさん。ステキな人柄あふれるお2人と記念撮影していただきました!!

濱田屋

お客様の声から、試作を繰り返しつつ誕生した「ソバメシ」などは、時代の流れから、生まれたもの。昔からの味も守りつつ、日々進化しているお店です!!お店のInstagramアカウントは、息子さんが担当しているそうですよ!! 僕もしっかりと自分のInstagram用の動画撮影!!

■別子飴本舗 (1868年創業 / 新居浜市)

別子飴本舗

1868年に新居浜市にて創業した「別子飴本舗」は、155年の歴史があり、商品の中には、今や全国の百貨店や、東京都の駅構内でも販売されているものもある、愛媛を代表する銘菓屋さんです。

別子飴本舗

創業以来のやり方も守りつつ、現在も1つ1つ手作りで作り続けている「別子飴」をはじめ、「和・チーズケーキ」「ようかん」など、様々な商品のラインナップがあります。
そんな大人気の「別子飴本舗」の商品を今回、大きく「別子飴」「ポリポーリ」「カリットカレー」の3つに分けてご紹介します!!

別子飴本舗 ▶︎工場見学

取材に当たり、越智社長に、お話を聞かせて頂きました。そして、ご厚意によりなんと!! 工場の見学をさせて頂けることになりした!! これぞ真の潜入調査!! 老舗の秘密を見つけたるでー!! 工場見学の様子は、それぞれの商品のところでご紹介します!!

別子飴本舗 ▶︎別子飴とは?!

愛媛県は東西に面積も広いため、地域で様々な特色があります。県庁所在地の松山市があり、中枢を担う「中予」と、自然豊かで柑橘も育ちやすい「南予」そして、レベルが高い加工品が多い「東予」とあり、新居浜市は、この「東予」に位置します。
全体通して言えるのは、温暖な気候と、穏やかな方々が多いことですかね。そんな東予の新居浜市にある、日本三大鉱山のひとつ「別子鉱山」を初代社長が、讃え、世に広めるため、「別子」の名前を冠にして、「別子飴」は誕生しました。

別子飴本舗 ▶︎「別子飴縦袋」¥378
別子飴本舗

みかん、ココア、いちご、ピーナッツ、抹茶の5種類の飴は、色鮮やかな包紙で見分けることができます。今も受け継がれている、昔ながらで、どこか懐かしい味が今もなお、老若男女に愛され続けています。

別子飴本舗
別子飴本舗 ▶︎ポリポーリとは?!

柔らかい肉質とねっとりとした食感が特徴な愛媛県産の里芋「伊予美人」を使ったスナック菓子「ポリポーリ」は、甘くない里芋かりんとう!! 塩は、愛媛県の弓削島で採れた藻塩を使い、味へのこだわりも強いっ!!
この手持ちピッタリサイズのポリポーリを手に取ってしまったら、もう無限ループ。ちょい食べすると、もう手が止まりません!!おやつや、お酒のお供にともピッタリですし、サラダに混ぜたり、ご飯の上に乗せてお茶漬けにしたり、食べ方いろいろ、アレンジ自由!!

別子飴本舗 ▶︎ポリポリが止まらない!!

職場の休憩所にあったら、これは絶対止まらなって、みんなが食べて、すぐ無くなること間違いないでしょうね!! 愛媛のお土産屋として、県外でも大活躍中!!

別子飴本舗 ▶︎「(右)もんじゃ焼味(中央)チーズ(左)スパイスカレー」

あー、ホントに、手が止まらない笑 この原稿を書いている今も、右手は文字打ちカタカタ。左手はポリポーリをパクパク。あー幸せ。作業効率あがるわぁ!! よし、原稿どんどん書こう!!

別子飴本舗 ▶︎カリットカレーとは?!

2020年5月から販売を開始した、愛媛県産のものにこだわって作っているカレーパンです。今や「別子飴本舗」を代表する商品のとなっており、種類もどんどん増え、現在は、愛媛県各地や全国で、冷凍での販売も行われています。ですが、このカレーパンが誕生するまでには、沢山の苦労があったそう。そこを紐解いていきますっ!!

別子飴本舗
別子飴本舗 ▶︎カリットカレー誕生秘話

「ポリポーリ」の売れ行きが好調なこともあり、2020年の東京五輪開催のお土産需要を見込み、大型フライヤーを購入して、事業を拡大を狙ったが、世界規模の感染症が日本を襲い、東京方面への事業拡大がストップしてしまうことなる。
このままでは、「ポリポーリ」を作ることもできず、大型フライヤーが動かない。そこで、元々パン職人をしていたスタッフとも相談して「カレーパン」をやってみよう!!との話が繋がっていく。
そして、その新たな挑戦が、なんと現在、とんでもなく素晴らしい形として、別子飴本舗の看板商品に進化していくことになるんです!!まさに、ピンチはチャンスの体現!!

別子飴本舗 ▶︎カレーパングランプリ3年連続金賞受賞

「いま1番美味しいカレーパンはどれだ?」を合言葉に、日本カレーパン協会が、2016年から毎年開催している「カレーパングランプリ」があります。

別子飴本舗
別子飴本舗 ▶︎お菓子屋さんのカレーパン?!

この、カレーパングランプリにエントリーしているのは、別子飴本舗以外は、全てパン屋さん。そんな中でも、エントリーした初年度の2021年の「西日本揚げカレーパン部門」「バラエティ部門」から、今年2023年の「西日本揚げカレーパン部門」まで、なんと3年連続金賞受賞という、日本全国で愛されるカレーパンとなったのです!!

別子飴本舗
別子飴本舗

厳選されたこだわりの100%米油を使用し、丁寧に調理しています!!この輝き!!! こんなこんがりきつね色見たことないっ!! 早く食べたいっ!! では、実際に老舗の意地、本気のカレーパンを食べていきますよーっ!!

別子飴本舗 ▶︎「はだか麦の瀬戸内レモンチーズ」

2022年の「チーズカレーパン部門」で金賞受賞!!カレーの中に、瀬戸内レモンの爽やかな香りが広がり、チーズのコクと、とろーり感がたまらない!! 辛さも無く、マイルドさもあるカレーパン!!

別子飴本舗 【半熟たまご】 ▶︎「半熟たまご入本気のカレーパン」

2021年の「西日本揚げカレーパン部門」金賞受賞!!
この断面がきれいすぎる!! 食べるのもったいない!!ずっと眺めていたいくらい。カレーパンの「カリッ」っとした食感をぜひ!!

■さいごに

【笑顔】

いかがでしたでしょうか?! やはり、長年愛され続けるには、きちんとした理由がありました。味、商品、想いなど、お店でそれぞれでは、ありますが、しっかりと時代の流れに沿って、変えるものは、変えていき、変えないものは、変えないまま、未来に繋げていく。そういったところがお客様に伝わるのが大切なのかなと、感じました。
現状維持では無く、日々進化、挑戦ですよね!! それは、飲食店問わず、人間誰もがそうあってほしいと願うばかりです!! さ、失敗を恐れず、みなさま、一歩踏み出してみましょう!!
まだまだ紹介しきれていないですが、愛媛県には、他にも沢山の老舗のグルメがありますので、今度はぜひ、みなさまで、足運んでみてください!!

取材にご協力頂いた、みなさま、ありがとうございます!!



■基本情報

【うどん心 松前店】

うどん心 松前店
うどん心 松前店

創業 / 1977年
住所 / 愛媛県伊予郡松前町浜831-3
電話番号 / 089-984-5288
営業時間 / 11:00 ~売り切れまで(最大14:30)
定休日 / 水曜+不定休
駐車場 / 有り


【濱田屋】

濱田屋
濱田屋

創業 / 1892年
住所 / 愛媛県伊予市湊町21
電話番号 / 089-982-0145
営業時間 / 昼11:00 ~ 14:30
夜17:00 ~ 21:00 (L.O 20:30)
定休日 / 不定休 + 日曜、祝日の夜営業 (宴会、仕出しは年中無休)
駐車場 / 有り


【別子飴本舗】

別子飴本舗
別子飴本舗

創業 / 1868年
住所 / 愛媛県新居浜市郷2-6-5
電話番号 / 0897-45-1080
営業時間 / 9:00-17:00
定休日 / カレーパンのみ木曜休
駐車場 / 有り




著者プロフィール

■久保田 大希(クボタ タイキ)

伊予郡松前町出身 / タレント・インフルエンサー

Instagramリール動画にて、愛媛の産品、飲食店、イベント、おでかけスポット等の旬な情報を発信中。動画オープニングの「はーい!たいきです!」でお馴染み。

Instagramフォロワー:2.5万人
Instagram : https://instagram.com/kurokoge_taiki/

著者プロフィール

Photo by
■Mio (Instagram : @mio_camera11 )

フリーカメラマン

コロナ禍を経て、当たり前だと思っていたことが当たり前では無いことを改めて実感し、「今を残す。」ことの大切さを知る。現在は上記をコンセプトにキッズ、ファミリー、イベントフォトを中心に活動中。温度感溢れる命ある写真を届ける。

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