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アクアリウムの簡単な作り方
水槽レイアウトのコツと併せて紹介

2024/5/9
(提供元:四銀ルーム
アクアリウムの簡単な作り方水槽レイアウトのコツと併せて紹介

水槽に石や草を配置して自然の風景を模したアクアリウムは、実は自宅で手軽に作ることができます。この記事では、アクアリウムの基本的な作り方について紹介します。アクアリウムに興味がある方や、オリジナルのインテリアを自分の手で作ってみたい方は、ぜひこの情報を参考にしてください。

アクアリウムとは?

アクアリウムとは?

まずはアクアリウムとは何なのか、どのような種類があるのかを見てみましょう。

熱帯魚や金魚などの水生生物を飼育する水槽

アクアリウムは、熱帯魚や金魚といった水生生物を飼育するための水槽に、石や水草などの装飾品を配置してレイアウトしたものを指します。レイアウトの工夫次第で様々な自然の風景や芸術的な表現が可能になり、魚の観賞だけでなく、その美しさを芸術として楽しむ人も多いです。
アクアリウムは、自宅での鑑賞用はもちろん、病院や商業施設などのインテリアとしても設置されることがあります。自然の美しさを再現したアクアリウムは、見る人に癒しを提供し、その変化に富んだ風景は長時間眺めていても飽きさせません。自然界の一コマを表現するアクアリウムは、その作成過程から鑑賞に至るまで、多くの人に喜びと癒しをもたらします。

アクアリウムの種類

アクアリウムには、さまざまな種類があります。飼育する魚の種類や水槽の大きさ、アクアリウムを設置する部屋のインテリアなどに合わせて、最適な種類を考えましょう。

川モチーフ

川をテーマにしたレイアウトはアクアリウムの中でも特に人気があります。グッピー、メダカ、ネオンテトラなどの淡水魚を飼育するのに適しており、自宅で川辺を散策しているかのような落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。石や水草など、比較的手に入りやすく安価なアイテムを使って簡単に始められるため、アクアリウム初心者にも最適です。

海モチーフ

海をテーマにしたアクアリウムは、そのゴージャスな見た目で空間に華やぎをもたらします。カクレクマノミやナンヨウハギなど、鮮やかな色彩を持つ熱帯魚を飼育するのに適しています。カラフルなサンゴやライティングを用いた様々なアレンジが可能で、お部屋の主役としての役割を果たすでしょう。海を模したアクアリウムは、見る人に深い印象を与え、豊かな海の世界を身近に感じさせてくれます。

アクアテラリウム(水陸両用)

アクアテラリウムは、水中と陸地の環境を同時に再現した、ユニークな飼育方法として注目を集めています。淡水魚のメダカをはじめ、亀やカエルといった陸の生き物も一緒に飼育することが可能です。流木や岩、水草を使って自然の風景を模倣したアクアテラリウムは、その美しさで多くの人を癒やします。川をテーマにしたアクアリウムに比べて立体的で、レイアウト作りやケアには少しコツが要りますが、自分だけの特別な空間を作り上げる喜びも大きいでしょう。

水草だけを使ったアクアリウム

水草だけを使ったアクアリウムは、様々な種類の水草を組み合わせることで、豊かな自然景観を再現することが可能です。このタイプのアクアリウムは、そのシンプルなレイアウトでどんなお部屋にも馴染みやすく、空間に穏やかな印象を与えます。
スペースが限られている方や、アクアリウム初心者でまだ複雑なセットアップに挑戦することに不安を感じる方にとって、水草のみで構成されたアクアリウムは始めやすく、管理もしやすい良い選択肢となります。

小さなボトルを使ったアクアリウム

大きな水槽や広いスペースがないからとアクアリウム作りを諦めている方もいるかもしれませんが、実は小さなボトルを使ってもアクアリウムを楽しむことができます。丸いフォルムやスタイリッシュなデザインのボトルを選び、手のひらサイズの自然空間を創造することが可能です。小石や水草を使えば、小さなボトルでも本格的なアクアリウムを作ることができます。
スペースに制限がある方や、アクアリウム初心者の方でも簡単に始められるので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。

アクアリウムで育てる魚の種類

アクアリウムには、淡水魚から熱帯魚まで、多種多様な魚を飼育することができます。特に初心者に人気なのは、飼育がしやすく丈夫なグッピーやメダカなどの淡水魚です。金魚も、その色鮮やかさと種類の多さで、見る人を飽きさせません。
一方で、より華やかなアクアリウムを目指す人には、ネオンテトラやエンゼルフィッシュ、カクレクマノミといった熱帯魚がおすすめです。これらの熱帯魚は、カラフルでエキゾチックな見た目が特徴で、サンゴと一緒に飼育することで、美しい海の風景を再現することができます。どの魚を選ぶかによって、アクアリウムの印象は大きく変わりますので、自分の好みや飼育環境に合わせて選んでみてください。

アクアリウムの作り方

アクアリウムの作り方

アクアリウムを作るために必要なものから、基本の簡単な作り方、レイアウトのコツを見ていきましょう。

用意するもの

アクアリウムを作るために必要なものは、以下のとおりです。作りたいレイアウトによって必要なものは変わるので、事前にしっかり理想をイメージしておきましょう。

● 水槽

● フィルター

● ソイル

● 小石

● 岩

● 流木

● 水草

● サンゴ

基本的な作り方

アクアリウムにはさまざまな作り方がありますが、まずは以下の基本の流れを理解しておきましょう。

水槽にソイルを入れる

最初のステップとして、水槽の底にソイルを敷き詰めます。ソイルは特殊な底砂で、土を焼いて固めたものです。その丸みを帯びた形状は、水草などの植物を安定して植えるのに適しており、また、栄養素を豊富に含んでいるため、植物の成長を促進する効果があります。
ソイルを水槽に入れる際には、視覚的な深みを出すために、手前を低く、奥を高くするようにならしてください。これにより、水槽内の景観がより立体的になり、観賞する際の満足感が増します。

石や小物を設置する

ソイルを敷き詰めて形を整えた後は、石や小物を配置していきます。ソイルはその特性上、石や小物をしっかりと固定できるので、水を入れた後でもズレにくいという利点があります。アクアリウムの装飾には、石や流木など、自然の素材がおすすめです。これらの小物は、自然な風景を再現し、水槽内に生き生きとした環境を作り出します。
アクアリウム用の小物は、100円ショップなどで手軽に購入することができます。自分が目指すアクアリウムのテーマやスタイルを考えながら、最適な小物を選ぶことが重要です。自分だけのオリジナルアクアリウムを作るために、色々な小物を組み合わせてみましょう。

水草を植える

小物の配置が済んだら、次は水草を植える工程に移ります。水草を植える前に、ソイルを霧吹きで軽く濡らしておくと、水草のセッティングがしやすくなり、さらに水槽の水が濁りにくくなる効果もあります。
水草を植えるときは、水を入れた後に水草が浮いてしまわないよう、根本をソイルにしっかりと埋め込むことが重要です。植える作業が難しい場合は、水槽に水を入れた後にピンセットを使用して水草を植え、位置を微調整する方法も効果的です。このようにして、水草のレイアウトを整えることで、美しいアクアリウムの景観を作り上げることができます。

フィルターをセットする

水槽のセットアップがほぼ完了したら、最後にフィルターの設置で完成です。フィルターは、魚の健康を守り水質を清潔に保つために不可欠なアイテムです。フィルターがないと、魚が健康に長生きすることは難しく、水もすぐに濁ってしまいます。
初心者の方でも取り付けやすい簡単なフィルターが多く販売されているので、ペットショップでの相談や、ネットでの情報収集をおすすめします。水槽のサイズや飼育する生き物に合わせて、最適なフィルターを選びましょう。

レイアウトのコツ

アクアリウムのレイアウトを考える際には、構図への注意が欠かせません。水槽内で視線が自然と集まるポイントを見極め、そこを中心に小物や水草を配置することで、全体的にバランスの取れた美しい景観を作り出すことができます。
一般的に、三角構図では左右いずれか一方に高さを出し、凸型構図では中央部を高くして周囲を低くすることで、立体感と奥行きを演出します。凹型構図では、左右に高いポイントを設けて中央に空間を作ることで、水槽内に動きとリズムを生み出します。
水槽のサイズ、設置する水草や小物の種類、そして飼育する生き物の性質を考慮しながら、最適なレイアウトを検討してみてください。

まとめ

アクアリウムは、単に水槽で生き物を飼育するだけではなく、自然の一部を模倣し再現する芸術的な側面も持っています。アクアリウムの設置が完了したら、それで終わりではありません。水草の成長を見守ったり、魚の繁殖を観察したりするなど、生命のサイクルを身近で感じ取ることができるのも大きな魅力です。
今回紹介したアクアリウムの基本的な作り方を参考にしながら、自分だけのお気に入りの空間を創り出してみてください。生き物と共に成長するアクアリウムは、日々新しい発見や喜びを提供してくれるでしょう。



著者プロフィール

著者 古賀 清香

2級FP技能士

広告代理店勤務を経て、フリーライターとして6年以上活動。自身の投資経験をきっかけにFP資格を取得。投資・金融・不動産・ビジネス関連の記事を多数執筆。現在はフリーランスの働き方・生き方に関する情報も発信中。

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