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海外ではデビットカードがおすすめ!
メリット・デメリットと使い方を紹介

2024/11/19
(提供元:CyberKnot
海外ではデビットカードがおすすめ!メリット・デメリットと使い方を紹介

海外旅行での支払いには、デビットカードがおすすめです。銀行口座と直接連携し、即時引き落としされるデビットカードは、使いすぎ防止や現金管理の面で優れています。 この記事では、海外でのデビットカード利用のメリットやデメリット、具体的な使い方や注意点を詳しく解説します。安全で便利な旅行のために、ぜひ参考にしてください。

デビットカードとは?

デビットカードとは?

デビットカードとは、銀行口座と直接連携したカードです。利用時に即座に口座から引き落とされるため、実際の所持金以上の支出を防ぐことができます。
デビットカードを含め、海外での支払いでは、主に次の手段があります。

  • 現金
  • クレジットカード
  • デビットカード

これらのなかで、デビットカードは現金の安全性とクレジットカードの利便性を兼ね備えた選択肢として利用されています。
主要な国際ブランドであるVisa、Mastercard、JCBが発行するデビットカードは、海外でも広く利用可能です。これらのブランドのロゴが付いたデビットカードであれば、多くの国や地域で買い物や現金引き出しに使用できます。
ただし、具体的な利用可能範囲や条件はカードの発行元や利用する国によって異なる場合があるため、旅行前にカードの詳細を確認しましょう。

海外でデビットカードを使うメリット

海外でデビットカードを使うメリット

海外旅行でデビットカードを使用することには、いくつかのメリットがあります。ここでは、おもなメリットを紹介します。

使いすぎを防止できる

デビットカードは口座の残高内でのみ利用可能で、利用金額は即座に口座から引き落とされます。そのためリアルタイムで支出を把握しやすく、計画的に旅行資金を使えます。

現地通貨をATMで手軽に引き出せる

デビットカードは、多くの海外ATMで現地通貨を引き出せます。そのため、事前に多額の現金を両替しなくてもよく、必要に応じて必要な分だけ引き出すことができるのです。

現金を持ち歩く必要がない

デビットカードがあれば、多くの店舗やレストランでカード決済できるため、多額の現金を持ち歩く必要はありません。盗難や紛失のリスクを大幅に減らし、日常的な支払いも安全かつ便利に行えます。

クレジットカードのような金利がかからない

デビットカードは利用と同時に口座から引き落とされるため、クレジットカードのような後払いシステムによる金利や手数料がかかりません。これは、特に長期旅行で予算管理が重要な場合にメリットとなります。

デビットカード利用時の注意点とデメリット

デビットカード利用時の注意点とデメリット

海外での支払い手段として便利なデビットカードですが、利用時の注意点やデメリットもあります。ここでは、主なデメリットをまとめます。

利用限度額がある

デビットカードは口座残高以上の利用ができません。これは過剰な支出を防ぐ利点でもありますが、同時に制約にもなります。多くの場合、次のような利用限度額が設定されています。

  • 1回あたりの利用限度額
  • 1日あたりの利用限度額
  • 1ヶ月あたりの利用限度額

これらの限度額はセキュリティ対策の一環ですが、高額な支払いが必要な場合に不便を感じることがあります。

一部の場所で利用できないケースがある

クレジットカードと比べると、デビットカードを利用できない場所があります。たとえば、一部のホテルやレンタカー会社、小規模な商店、特定の国・地域の店舗などです。
旅行先によってはデビットカードの普及度が低い場合もあるため、事前に調べておくと安心です。

一括払いしかできない

デビットカードは即時引き落としのシステムを採用しているため、クレジットカードのような分割払いやリボ払いはできません。支払い額が大きい場合など、不便に感じることがあるでしょう。

ATM手数料がかかる

海外でデビットカードを使用してATMから現金を引き出す際、手数料が発生する可能性があります。手数料が少額でも、頻繁に利用すると予想以上に高額となる可能性があるため、注意が必要です。

デビットカードの使い方と手数料

デビットカードの使い方と手数料

デビットカードの海外での使い方は、基本的にクレジットカードと似ていますが、いくつかの違いもあります。この章では、店頭での利用方法やATMでの現金引き出し手順、海外利用時に発生する各種手数料について詳しく説明します。

口座引き落とし

デビットカードには、3種類の決済方法があります。

  • タッチ決済:非接触型の決済方法で、カードをリーダーにかざす
  • ICチップによる決済:カードのICチップをリーダーに挿入する
  • 磁気ストライプによる決済:カードの磁気ストライプをリーダーに通す

具体的な使い方は、クレジットカードと同じです。

  1. 店頭でカードを提示し、「I'd like to pay by debit, please.」と伝える
  2. サインまたは暗証番号の入力を行う
  3. 加盟店でデビットカードを利用すると銀行に利用情報が送信され、口座から即時に引き落としが行われる

デビットカードの場合は自動的に一回払いとなるため、特に回数を指定する必要はありません。

ATMでの引き出し

デビットカードをATMで引き出す場合には、暗証番号が必要です。この際、キャッシュカード暗証番号ではなく、デビット用暗証番号を入力します。

手数料

海外のATMでデビットカードを使用する際、次のような手数料が発生することがあります。

  • 海外ATM利用手数料
  • 為替手数料
  • 現地金融機関の手数料

海外ATM利用手数料と為替手数料は、日本のカード発行金融機関に支払う手数料です。たとえば、海外ATM利用手数料は「1回200円」「引出金額の0.5%」、為替手数料は「為替レート+3.080%」のように計算されます。
手数料はカード発行金融機関やATMによって異なるため、出国前に確認しておくと安心です。

まとめ

デビットカードの特徴を理解して適切に使用することで、より安全で快適な海外旅行を楽しめます。旅行先によってはクレジットカードのほうが利用しやすいケースもあるため、決済方法や支払い準備について事前に検討してください。旅行前に問い合わせ、海外利用の設定を確認するとともに、緊急時の連絡先も控えておくといいでしょう。



著者プロフィール

著者 藤 孝憲

CFP®・宅地建物取引士(未登録)・住宅ローンアドバイザー・証券外務員2種・DCプランナー2級・エクセルVBAエキスパートなど

2006年2月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立、個人相談をはじめ、カルチャーセンター講師やFP資格講師・教材作成、サイト運営・執筆など、FPに関する業務に携わり15年以上経つ。商品販売をしない中立公正な立場で、相談者の夢や希望をお伺いし、ライフプランをもとにした住宅ローンや保険などの選び方や家計の見直しを得意とする。執筆でも、わかりやすく伝えることはもちろん、情報を精査し、消費者・生活者側の目線で書くことにこだわる。

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