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賃貸と持ち家を比較!
メリットやデメリットを確認してどっちがお得か考えてみよう

2025/03/13
(提供元:CyberKnot
賃貸と持ち家を比較!メリットやデメリットを確認してどっちがお得か考えてみよう

住まい選びは、人生における大きな選択の一つです。賃貸と持ち家、どちらがお得かは、ライフスタイルや将来設計によって大きく異なります。この記事では、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較し、後悔しない住まい選びのためのヒントを紹介します。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット・デメリット

賃貸は、持ち家を購入する場合の頭金のような初期費用が掛かりません。そのため、新生活を始めやすい点が大きな魅力です。しかし、自由にリフォームができないことや、家賃を払い続けても資産にならないといったデメリットもあります。まずは、賃貸のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

賃貸のメリット

賃貸のメリットの一つは、持ち家のように多額の頭金が不要で、敷金や礼金、仲介手数料などの費用だけで済むため、新生活を始めやすい点です。また、設備の故障や老朽化による修理費は基本的に家主が負担するため、持ち家よりも費用を抑えられます。浮いたお金を趣味や投資に使うこともできるでしょう。
賃貸は、ライフスタイルの変化に合わせて住み替えやすい点も魅力です。転勤や家族構成の変化に応じて、最適な住まいを選べます。

賃貸のデメリット

賃貸は社会情勢や物件の価値変動によって、更新時に家賃が上がることがあります。家賃を払い続けても資産にならず、長期的には持ち家より総支払額が高くなることもあるでしょう。また、自由にリフォームできず、理想の空間を作るには制限があります。

持ち家のメリット・デメリット

持ち家のメリット・デメリット

持ち家は、一生に一度の大きな買い物です。持ち家は資産になり、自由にリフォームできるメリットがあります。一方、多額の初期費用やローンの負担、メンテナンス費用などのデメリットもあります。
ここでは、持ち家のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

持ち家のメリット

持ち家の大きなメリットは、資産になることです。住宅ローンを完済すれば、自分の財産になります。住居費を抑えられ、賃貸より総費用が少なくなることもあります。
また、壁の色や間取りを自由に変えられるため、家族構成や好みに合わせやすいです。自分だけの空間を持つことで、心理的な安定感や満足感を得られるでしょう。

持ち家のデメリット

持ち家の購入時には、頭金や諸費用などの初期費用が多くかかります。住宅ローンを組むと、毎月の収入から長期間返済し続ける必要があります。固定資産税や都市計画税、将来の修繕費も自己負担です。
また、一度購入すると、転勤やライフスタイルの変化があっても簡単に住み替えできません。

賃貸と持ち家のコスト比較と選択のポイント

賃貸と持ち家のコスト比較と選択のポイント

賃貸と持ち家のどちらがお得かは、初期費用や毎月の支払い、税金、修繕費などを考慮する必要があります。特に、将来を見据えた長期的な視点での比較が重要です。ここではそれぞれのコストを比較検討し、選び方のポイントを解説します。

直近のコスト

ここでは、住宅ローン返済中のコストに注目し、具体例を使って比較します。
以下の表は一例ですが、初期費用や毎月の住居費、税金、修繕費などを比較したものです。

【直近のコスト】

費用項目 賃貸 持ち家
月々の支払い 10万円 12万円
火災保険料 1万円/年 2万円/年
固定資産税等 10万円/年
修繕費用 200万円/20年
更新料 10万円/2年
引越し費用 30万円/5年

持ち家は住宅ローンの返済に加えて固定資産税や都市計画税、修繕費などの費用がかかりますが、賃貸にはありません。ただし、住宅ローンの返済額が賃貸の家賃と同じくらいなら、住居費は大きく変わらないこともあります。
重要なのは、これらの固定費を踏まえて、自身の家計に合った選択をすることです。

将来的なコスト

次に、将来的なコストを考えてみましょう。以下の表は、ローン完済後の住居費を比較しています。将来を考え、どちらが経済的か検討しましょう。

【将来的なコスト】

費用項目 賃貸 持ち家
月々の支払い 12万円 0円
火災保険料 1.5万円/年 2.5万円/年
固定資産税 10万円/年
修繕費用 250万円/20年
更新料 12万円/2年
引越し費用 40万円/5年

  • 上記の金額は、時間経過による物価上昇を考慮して「直近コスト」に上乗せしています。

上記の表のとおり、持ち家は住宅ローンを完済すると月々の住居費が大幅に減ります。ただし、固定資産税や修繕費などの維持費は引き続きかかります。
一方、賃貸は家賃を払い続ける必要がありますが、引っ越しが少なければ大きな費用を抑えられるでしょう。
将来のコストを考えるときは、これらの要素を総合的に判断することが大切です。

賃貸と持ち家の選択ポイント

賃貸と持ち家のどちらを選ぶかは、個人の状況によって異なります。以下のポイントと自分のライフプランや価値観に合った選択が、後悔しない住まい選びにつながるでしょう。

年齢と家族構成

まず、年齢や家族構成を考えましょう。単身者や共働きで子どもがいない夫婦の場合は、ライフスタイルの変化に対応しやすいため、賃貸が向いています。
一方、家族が増え、長く住む予定なら、持ち家を検討する価値があります。

収入と将来の見通し

次に、収入や将来の見通しも重要です。持ち家を購入するには、安定した収入と、住宅ローンを返済できる見込みが必要です。賃貸は、収入が不安定な時期でも、柔軟に対応しやすいです。

地域と物件の特徴

最後に、住む地域や物件の特徴も考えましょう。都市部は賃貸物件が多く、郊外は持ち家を選びやすいです。また、物件の価格や家賃相場は地域によって異なるため、事前に調べることが大切です。

まとめ

賃貸と持ち家、どちらがお得かは、ライフスタイルや価値観によって異なります。初期費用や住み替えの自由度を重視するなら賃貸、資産形成や自由なリフォームを求めるなら持ち家がおすすめです。この記事で紹介したメリット・デメリット、コスト比較、選択のポイントを参考に、ご自身にとって最適な住まいを選びましょう。



著者プロフィール

著者 藤 孝憲

CFP®・宅地建物取引士(未登録)・住宅ローンアドバイザー・証券外務員2種・DCプランナー2級・エクセルVBAエキスパートなど

2006年2月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立、個人相談をはじめ、カルチャーセンター講師やFP資格講師・教材作成、サイト運営・執筆など、FPに関する業務に携わり15年以上経つ。商品販売をしない中立公正な立場で、相談者の夢や希望をお伺いし、ライフプランをもとにした住宅ローンや保険などの選び方や家計の見直しを得意とする。執筆でも、わかりやすく伝えることはもちろん、情報を精査し、消費者・生活者側の目線で書くことにこだわる。

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