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銀行口座の選び方は?
種類の違いや使い分けるメリットなどもあわせて紹介

2025/05/05
(提供元:Mattrz
銀行口座の選び方は?種類の違いや使い分けるメリットなどもあわせて紹介

銀行にはさまざまな種類があり、提供しているサービスが違います。そのため、銀行の利便性やサービス内容、日常の生活費や貯蓄用などの目的に応じて銀行口座を選ぶことが大切です。この記事では銀行口座の選び方について、種類の違いや使い分けるメリットを解説します。

銀行の種類と特徴

銀行の種類と特徴

まずは、銀行の種類と特徴について解説します。

都市銀行

大都市である東京や大阪に本店があり、全国各地や海外にも支店やATMを展開する普通銀行が都市銀行になります。法人や個人が口座開設できるため、利用できる顧客層の幅が広いです。
また、支店やATMの数が多いため、利便性のある銀行になります。引っ越しや旅行先にも支店やATMがあると、いつでも取引ができて便利です。都市銀行は知名度が高いため、安心して取引できるのもメリットといえるでしょう。

地方銀行

都道府県に本店があり、その周辺地域を主なサービス対象としている普通銀行が都市銀行です。取引のターゲットは、個人や地元の中小企業になります。地域密着型の銀行であるため、その地域の経済に対する影響力が大きくなりやすいです。
地方銀行の対応するエリアでは店舗数が多かったり、地域住民へのサービスや優遇制度が用意されていたりすることがあります。遠方へ引っ越しする予定がなく、その地域に長く暮らしていく場合にはメリットとなる点が増えるでしょう。

ネット銀行

近年のインターネットの発達によって生まれた銀行で、実店舗を持たずにPCやスマホで取引する金融機関がネット銀行です。口座開設や残高管理、振込など、すべての取引がインターネット上で完結できます。居住地や勤務先の地域に関係なく利用できるため便利です。
また、実店舗を持たず家賃や人件費のコストが低いため、金利が高かったり手数料が安かったりするサービスが充実しています。

その他の銀行と金融機関

海外の金融機関が展開する銀行やゆうちょ銀行といった、上記のいずれにも当てはまらない銀行があります。ゆうちょ銀行は、郵便局の郵便貯金事業などが民営化された金融機関です。都市銀行や地方銀行と同じように預貯金の管理や振込、住宅ローンなどの取引ができます。
その他の金融機関では、信用金庫やJAバンクなどが代表的です。信用金庫は、地域の住民による相互扶助を目的とした協同組織の金融機関になります。JAバンクは農業協同組合が金融サービスを提供している金融機関です。

銀行口座の選び方

銀行口座の選び方

ここからは、銀行口座の選び方について解説します。

複数の口座を使い分ける

複数の銀行口座を持って生活費、貯蓄、投資といった目的に応じて使い分ける方法があります。1つの口座ですべての管理は可能ですが、無駄遣いが増えたり収支が分かりにくくなったりしやすいです。
複数の口座で使い分けるには、メインとサブで銀行口座を用意します。メインは生活費や給与の受け取り用として、家賃や光熱費、クレジットカードの引き落とし口座に設定するのが一般的です。サブは預金用の口座として、貯金や将来の支払いに向けた準備資金を管理しましょう。具体的なお金の用途は、サブ口座の設定時にルールを決めておくと管理しやすいです。

用途に応じた選び方

現金やインターネット取引など、メインとする用途に応じた銀行口座の選び方について解説します。

現金をメインで使う

現金をメインで使う場合は、店舗数やATMの数が多い銀行口座を選びましょう。日常生活費や少額の買い物で現金を使うことが多いと、ATMからの引き出し回数が多くなります。お財布感覚でいつでもすぐに現金を引き出すためには、近くに店舗やATMがあると便利です。
また、ATMの利用回数が多くなると手数料が高くかかってしまうため、手数料無料で使える銀行口座にすると安く抑えられます。仕事や生活で利用することの多い地域に店舗やATMがある銀行を選びましょう。

インターネット取引

パソコンやスマホからの取引をメインに使いたい場合は、インターネット取引ができる銀行口座を選びましょう。実店舗を利用することがなければ、ネット銀行でも問題ありません。
ネット銀行では金利が高く手数料も安いため、お得に使えるメリットが大きいです。都市銀行や地方銀行でもネットバンキングが使える銀行はあるので、用途に応じて選びましょう。インターネット取引ではセキュリティ対策が重要になるため、注意が必要です。

資産運用や住宅ローン

投資や住宅購入について相談しながら選びたい場合、金融商品が豊富で実店舗のある銀行を選びましょう。初めての投資やローンの借入などでは、専門用語や手続きが分からず不安になりやすいです。相談しながら取引できる銀行を選ぶと安心でしょう。
資産運用する商品の利率や住宅ローンの金利について、複数の銀行を比較すると検討しやすいです。相談しながら商品を選びたい場合は、相談窓口やコンサルティングサービスが充実している銀行を選びましょう。

銀行口座を選ぶポイント

ここからは銀行口座を選ぶポイントについて、注意点も含めて解説します。

営業時間とATMの多さ

銀行口座はお金を出し入れする機会が多くなるため、店舗やATMの設置数と営業時間が重要です。必要なとき近くになかったり営業していなかったりすると困ってしまいます。自宅や勤務先、日常生活で利用するエリアの店舗やATMの場所を確認しておきましょう。
ATMでは時間帯によって手数料が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

手数料やサービス内容

ATMや振込の手数料が無料だと、お得に利用できます。1回100円程度の手数料でも、ATMの利用や振込などで毎回かかると大きな出費です。ATMは時間帯によって有料になる銀行が多いため、事前に確認しておきましょう。
また、銀行によっては給与振込口座の設定やクレジットカードの利用でポイントがもらえます。インターネットバンキングの充実度やサポート体制などのサービスの種類についても検討したうえで、銀行を選びましょう。
いよぎんポイントサービス

銀行口座を家計管理に活用する

銀行口座を家計簿アプリなどと連携して活用すると、便利で正確に家計が管理できます。家計簿アプリと連携できる銀行口座を持っていると、通信費や光熱費の支払いなどを口座振替で支払いながら家計管理できるのです。
銀行口座を選ぶときには、家計簿アプリと連携できることも重要なポイントになります。銀行が独自で家計簿アプリを提供している場合もあるため、確認してみましょう。

まとめ

銀行には都市銀行や地方銀行、ネット銀行といった種類があり、それぞれの特徴やメリットがあります。銀行口座を使う目的やお金の用途に応じて、十分に検討して選ぶことが大切です。銀行口座の選び方について、種類の違いや使い分ける方法の参考にしてみてください。



著者プロフィール

著者 岩崎 祐二

FP技能士2級、AFP(日本FP協会)

ライフとキャリアを総合した視点で、人生設計をマンツーマンでサポート。日々の家計管理から、数十年先に向けた資産設計まで実行支援しています。

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