四国は野球が熱い!
四国アイランドリーグplusの魅力とは?
四国の魅力は、観光地やご当地グルメだけではありません。
四国は高校野球をはじめ「野球王国」と称されることもあるほど野球が盛んな地域です。
そんな四国の文化を野球という視点から感じられるのが『四国アイランドリーグplus』です。
本記事では、四国アイランドリーグplusについて、その魅力や楽しみ方を初めての方にも分かりやすく解説します。
四国アイランドリーグplusとは?
四国アイランドリーグplusは、2005年に四国で誕生したプロ野球の独立リーグです。
リーグ創設以来、四国の各地域に密着したチーム作りや活動を行っている点や、私たちが全国ネットのテレビで観るNPB(日本野球機構)所属のプロ野球チームでの活躍を目指す登竜門として、若手選手が多く活躍しているのが特徴です。
公式サイトでも四国アイランドリーグplusのコンセプトとして「人材育成」「野球界・スポーツ界の裾野拡大」「地域貢献」の3つが掲げられています。
そもそも独立リーグとは?
独立リーグとは、NPBとは別に運営されているプロ野球リーグのことです。
2026年5月時点で、日本地域プロ野球リーグ機構(JRPB)に加盟する主要な独立リーグは6リーグあり、四国アイランドリーグplusはその中でも日本最古の独立リーグとして知られています。
四国アイランドリーグplusが注目される理由
NPBを目指す若手選手の「育成リーグ」であるという点が注目される理由の一つです。
2005年のリーグ創設以来、21年連続で、合計91名(途中移籍を含めると102名)のNPB選手を輩出しています。
このように、四国アイランドリーグplusは将来NPBを目指す育成の場となっており、それぞれの選手の成長や、夢に向かって挑戦する熱量を感じることができる点がNPBとはまた違った魅力を生み出していると考えられます。
また、四国アイランドリーグplusの4球団によるリーグ戦に加えて、日本の他球団や海外球団との交流戦も組まれており、競技面でも見どころが多い点も注目される理由の一つと言えるのではないでしょうか。
四国アイランドリーグplusの魅力
四国アイランドリーグplusの魅力としては次の4つが考えられます。
- 選手との距離が近い
- 若手選手の挑戦や成長を間近で見られる
- NPB入りや再起を目指す選手の物語が見られる
- 地域密着型ならではの熱量の高さがある
選手との距離が近い
四国アイランドリーグplusでは、各球団が地域イベントに積極的に参加しています。
2017年には四球団で年間700回以上の地域貢献活動実績があるなど、毎年数百以上の地域貢献活動を行っています。
地域の企業や人と選手が近い距離で関わっているのが特徴です。
球場でも、試合後のヒーローインタビューや選手のお見送りなど、観客と選手が触れ合うファンサービスが多く行われています。
地域とチーム・選手の強い絆を感じられるのも四国アイランドリーグplusならではの魅力の一つと言えます。
若手選手の挑戦や成長を間近で見られる
四国アイランドリーグplusに所属する選手の平均年齢は21.8歳であり、NPBに比べて比較的年齢層の若い選手が多く活躍しています。
そんな、これからNPBへ羽ばたく可能性を持つ選手たちの試合を見て、選手一人ひとりの成長を間近で見られるのも四国アイランドリーグplusならではの特徴。
旅先で何気なく観戦した選手が、数年後にNPBの舞台で活躍するかもしれません。
「あの選手は四国にいた頃から見ていた」と語れる楽しさがあり、まだ全国的には知られていないスター選手の原石の挑戦や成長を間近で見られるのが魅力の一つです。
NPB入りや再起を目指す選手の物語が見られる
四国アイランドリーグplusには若手選手だけではなく、NPBへの復帰を目指す選手や、大学・社会人野球を経て再びプロの世界を目指す選手など、さまざまな背景を持つ選手がプレーしているのも特徴です。
単に試合を観るだけでなく、「この選手はどんな思いでここに立っているのか」「次にどんな舞台へ進むのか」と想像しながら選手一人ひとりが抱える目標や再挑戦の物語に触れられる点も、四国アイランドリーグplusならではの魅力と言えるでしょう。
たとえば、NPBでプレーした後に四国アイランドリーグplusで活躍し、その後NPBに復帰した金森敬之選手や古村徹選手、藤川球児選手、藤井皓哉選手など、四国アイランドリーグplusをきっかけにNPBに復帰した選手も多くいます。
地域密着型ならではの熱量の高さがある
四国アイランドリーグplusは、四国四県それぞれに一球団があるということもあり、各県の地元企業がスポンサーにつくなど、地域全体でチームを応援しています。
選手と地元の人々が交流する機会も多いため、チームと地域間の絆が強く、「地域全体で一つのチームを応援する」という一体感や熱量を感じることができるのも四国アイランドリーグplusの魅力の一つです。
四国アイランドリーグplusの4球団の特色
四国アイランドリーグplusは、愛媛・高知・香川・徳島をそれぞれ拠点とする次の4球団で構成されています。
| 球団名 | 本拠地 |
|---|---|
| 愛媛マンダリンパイレーツ | 愛媛県 |
| 高知ファイティングドッグス | 高知県 |
| 香川オリーブガイナーズ | 香川県 |
| 徳島インディゴソックス | 徳島県 |
各県にそれぞれ1つの球団ということもあり、各県の特色が色濃く反映されています。
愛媛マンダリンパイレーツ
愛媛マンダリンパイレーツ(愛媛MP)は、愛媛県を拠点とする球団です。
球団名は、愛媛県の特産品である「ミカン」と、日本の芸予諸島付近の海域で活動した海賊「村上水軍」に由来しています。
チームカラーも「ミカン」にちなみ、オレンジ色です。
ホームスタジアムを固定せず、愛媛県全域の会場で試合を開催しているなど、県全域の住民が応援に参加しやすいスタイルを取っているのが特徴。
また、地域の清掃活動や登校の見守り活動などへの参加や、ファン感謝祭や少年野球教室などのイベント開催など地域との関わりを積極的に行っています。
発足から2025年までにリーグ年間総合優勝4回、独立リーググランドチャンピオンに2回輝くなど、競技面での実績も兼ね備えた球団です。
2026年には三上愛介選手と島原大河選手がドラフト指名されるなど、選手の育成面でも実績を重ねています。
高知ファイティングドッグス
高知ファイティングドッグス(高知FD)は、高知県を拠点とする球団です。
球団名の由来は「土佐闘犬」。
また土佐の黒潮のイメージから、チームカラーは黒と赤の2色です。
高知県高知市にある日本トーター野球場を含めて県内の8つの球場をホームグラウンドとしており、試合を開催しています。
高知県で唯一のプロスポーツ組織であることから、野球の出張教室や野球スクールの運営、ファン感謝祭の開催など、地域企業や住民との交流を積極的に行っています。
また、中米や欧州、アジア出身の海外選手を積極的に受け入れるなどチームの国際化をはかっているのも特色の一つです。
発足から2025年までにリーグ年間総合優勝3回、独立リーググランドチャンピオン1回に輝いています。
2025年には、若松尚輝選手と嶋村麟士朗選手、ラファエル・ドリス選手がドラフト指名されており、過去にNPB入りした選手には、角中勝也選手や石井大智選手、藤井皓哉選手、宮森智志選手がいます。
藤川球児選手やマニー・ラミレス選手が在籍した時期もあり、若手の成長だけでなく、再挑戦の場や話題性という面からも注目されている球団です。
香川オリーブガイナーズ
香川オリーブガイナーズ(香川OG)は、香川県を拠点とする球団です。
球団名は、香川県の県木である「オリーブ」と、讃岐弁で「強い」を意味する「がいな」に由来します。
チームカラーはオリーブ色。
香川県高松市のレクザムスタジアムを含む4つの球場をホームグラウンドとしており、試合を開催しています。
地元イベントへの参加などの地域貢献活動にとどまらず、球団を地域社会の未来を創る「まちづくりプラットフォーム」と捉えた活動にも力を入れており、学校と連携した授業の実施などを行っている点が特徴的な球団です。
発足から2025年までにリーグ年間総合優勝7回、独立リーググランドチャンピオン3回という戦績を持ち、過去には三輪正義選手や、又吉克樹選手など数多くのNPB選手を輩出しています。
徳島インディゴソックス
徳島インディゴソックス(徳島IS)は、徳島県を拠点とする球団です。
徳島県の特産品である「藍染」と、MLBにおいて伝統あるチームに命名される「ソックス」が球団名の由来となっています。
チームカラーは藍色です。
徳島県鳴門市にあるオロナミンC球場を含む5つの球場をホームグラウンドとしており、試合を開催しています。
地域貢献活動を積極的に行うだけではなく、YouTubeでの試合中継で選手が解説を担当するなど、SNSを通じた情報発信とファン拡大に積極的に取り組んでいるのが特徴です。
発足から2025年までにリーグ年間総合優勝7回、独立リーググランドチャンピオン3回という戦績を持ちながら、2025年まで13年連続でNPB選手を輩出しています。
近年では2023年に6名、2024年に4名、2025年に5名がドラフトで指名されるなどの実績を残しています。
四国アイランドリーグplusの楽しみ方
四国アイランドリーグplusを楽しむなら、試合結果だけでなく、注目する選手や各球団の違いを意識しての観戦がおすすめです。
たとえば、NPBドラフトを目指す若手選手や、NPBへの再挑戦を目指す選手、それぞれの球団や球場の違いに注目すると、観戦の見方が広がります。
事前に公式サイトや、公式YouTubeチャンネル、SNSなどでチームや選手、会場の雰囲気を見ておくと、初めての方でも観戦を楽しめるはずです。
四国アイランドリーグplusはどんな人におすすめ?
四国アイランドリーグplusは、四国のスポーツ文化を語る上で外せない存在です。
そのため、野球ファンはもちろん、観光客にもおすすめのアクティビティの一つです。
各球団や球場の雰囲気などにそれぞれ四国各県の特色や文化が色濃く反映されているため、野球という視点から、各県の地域性や文化を体感してみるのも面白いのではないでしょうか。
四国アイランドリーグplusを観戦してみよう!
四国アイランドリーグplusは、3月から6月にかけてファーストシーズンが、7月から9月にかけてセカンドシーズンが行われ、9月〜10月にかけて独立リーググランドチャンピオンシップが行われます。
四国のさまざまな会場で試合が開催されているため、四国旅行の予定にも組み込みやすいプロ野球独立リーグと言えます。
四国旅行の行き先の一つとして、ぜひ四国アイランドリーグplusの試合観戦を加えてみてはいかがでしょうか。
書籍・メディアの取材・執筆・編集の業務経験を経て、2015年にフリーライターとして独立。これまで30以上のジャンル、計5,000記事以上の企画・執筆・編集を手掛ける。現在はコンテンツマーケティングの会社経営の傍、「取材・調査は足で」を信条に、読者に信頼される情報の提供を目指すライターとしても活動。豊富な記事執筆経験を活かし、読者にとって役立つ情報を分かりやすく提供。



