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健康診断前日の過ごし方!
食事や運動などの注意点もあわせて解説

2025/06/03
(提供元:Mattrz
健康診断前日の過ごし方!食事や運動などの注意点もあわせて解説

健康診断で正しい検査結果を出すためには、前日の過ごし方が重要です。普段何げなく摂取しているものが、検査に影響を及ぼし、病気の早期発見の妨げになる可能性があるため注意しましょう。本記事では、健康診断前日に実践すべき注意点を詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

健康診断前日の過ごし方が重要な理由

健康診断前日の過ごし方が重要な理由

健康診断前日の過ごし方は、健康診断の検査結果に影響を及ぼす可能性があります。普段何げなく摂取している食事や水分、服用している薬、運動などが検査に影響し、数値の異常や病気の見落としにつながるので十分に注意しなければなりません。
特に影響が出やすいとされる検査内容は、以下のとおりです。

影響が出やすい検査内容

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 体重・血圧測定
  • 消化器系

健康診断前日の食事と水分補給

健康診断前日の食事と水分補給

健康診断前日の食事や水分補給は、特に意識すべきポイントです。血液検査や腹部エコー検査などに大きな影響を及ぼす可能性があるので、十分注意しましょう。
ここからは、健康診断前日の食事と水分補給の注意点を解説します。

食事は健康診断前日21時まで

健康診断前日の食事は、21時までに済ませましょう。21時以降に食事をすると、胃の中に食べ物が残り、正しい検査結果が出ない恐れがあります。また、食事をした際に分泌される胆汁で胆のうが縮み、腹部エコー検査が見えにくくなることにも注意が必要です。
検査結果への悪影響や病気の見落としにつながるため、健康診断前日の食事は21時までに済ませましょう。

健康診断前日に避けるべき食事

健康診断前日は、食事時間だけでなく食事内容にも気を配りましょう。油分や脂質が多い食事、消化の悪い食事はおすすめできません。
健康診断前日に避けるべき食事は以下のとおりです。

油分が多い食事 ラーメン・カレーライス・揚げ物・ハンバーガーなど
刺激物 香辛料を多く含んだ食事
糖分が多い食事 ケーキ・チョコレート・シュークリームなど
消化の悪い食事 パスタ・焼きそば・天ぷら・パイナップルなど

健康診断前日におすすめの食事

健康診断前日には、消化が早く、胃腸に負担がかかりにくい以下の食材を使った食事がおすすめです。

主食 おかゆ・うどん・麩
主菜 脂肪の少ない肉や魚類・卵料理・豆腐・納豆
副菜 キャベツ・ほうれん草・白菜・大根・南瓜など
果物 りんご・バナナ・桃など
その他 牛乳・乳製品

柔らかいおかゆやうどん、野菜スープなど、消化吸収が早く胃腸に負担がかからない食事を意識することが大切です。

水分補給は水かお茶を少しずつ

健康診断前日には、水分補給する際にも注意しましょう。血液検査や尿検査に影響を及ぼす可能性があります。
避けるべき飲み物は以下のとおりです。

糖分が含まれる飲み物 ジュース・清涼飲料水・炭酸飲料
カフェインが含まれている飲み物 コーヒー・エナジードリンク・紅茶

また、当日は水分の摂取を控えましょう。胃の中に水分が残り、胃部X線撮影が正常にできない恐れがあるためです。
健康診断前日は水かお茶を選び、少しずつ飲むことを心がけましょう。お茶は、麦茶やルイボスティー、ほうじ茶がおすすめです。

健康診断前日の運動と入浴

健康診断前日の運動と入浴

健康診断当日はもちろんのこと、前日から激しい運動は控えましょう。激しい運動は、以下の検査項目に影響を及ぼす可能性があります。

運動が影響を及ぼす検査項目

  • 肝機能の数値
  • 腎機能の数値
  • 尿検査
  • 血液検査

普段から運動をしている人

「普段から運動しているから大丈夫だろう」と思う人もいるかもしれません。しかし、普段から運動習慣がある人でも、健康診断前日には激しい運動は控えましょう。
軽いウォーキングやストレッチ程度に抑えることをおすすめします。

普段運動をしない人

普段運動しない人は、少しの運動でも影響が出やすいため注意が必要です。なるべく体を休め、リラックスして過ごしましょう。

健康診断前日の入浴は問題ない

健康診断前日の入浴は問題ありませんが、長時間の入浴やサウナは控えましょう。尿酸値や肝機能の数値に影響を及ぼす可能性があります。
ぬるめの温度で、ゆっくり体を温めるよう意識してください。

健康診断前日のお酒とたばこ

健康診断前日のお酒とたばこ

健康診断前日のお酒とたばこにも注意が必要です。

お酒は健康診断前日21時まで

お酒は、健康診断前日の21時までに飲み終えましょう。夜遅くの飲酒は、アルコールが血中に残り、血糖値、中性脂肪、尿酸の検査に影響を及ぼす可能性があります。
健康診断1週間前から禁酒すると、より安心です。難しい場合、健康診断前日の21時以降は、お酒を飲まないように注意してください。

健康診断前日はできるだけ禁煙を

たばこも、できれば健康診断前日から控えるように意識しましょう。たばこは胃の動きを活発化させ、胃部X線撮影の前に飲むバリウムを腸に押し出してしまう恐れがあります。また、胃液の過剰分泌を促し、X線画像がうまく撮れない可能性も考えられます。
健康診断前日からの禁煙がどうしても難しい場合、健康診断当日はせめてたばこを吸わないように注意しましょう。

健康診断前日の薬の服用

健康診断前日の薬の服用

常用している薬がある人や持病がある人は、健康診断前日の薬の服用にも注意が必要です。

医師から指示のある薬は服用OK

医師から毎日飲むように処方されている薬は、基本的には飲んでも問題ありません。ただし、不整脈、脳卒中、精神疾患などの薬は、健康診断当日の早い時間に飲むのがおすすめです。
薬にはさまざまな種類があり、健康診断への影響もそれぞれ異なります。健康診断前に医療機関へ相談しておくと安心です。

サプリメントやビタミン剤は注意

サプリメントやビタミン剤は、健康診断前日から控えましょう。尿検査や糖尿病の検査で、間違った判定結果が出てしまう可能性があります。
美容や健康のために、毎日サプリメントやビタミン剤を飲んでいる人もいるでしょう。しかし、健康診断前日は控えることをおすすめします。

健康診断前日におすすめの過ごし方

健康診断前日におすすめの過ごし方

健康診断前日は、さまざまな注意点があるものの、リラックスして過ごすことが大切です。寝不足も血液検査や尿検査の結果に影響を及ぼす可能性があるため、健康診断前日は早めの就寝を心がけましょう。
また、健康診断当日の朝に慌てないように、持ち物や服装も事前に決めておくと安心です。ゆったりとした気持ちで、健康診断に臨みましょう。

まとめ

健康診断前日の過ごし方は、検査結果に大きな影響を及ぼす可能性があります。健康診断は、自分の健康状態を的確に確認するために行うものです。
注意点を無視して誤った検査結果が出てしまっては、健康診断を受ける意味がありません。数値の異常や病気の見落としにもつながります。
注意点を意識し、万全な体勢で健康診断に臨みましょう。



著者プロフィール

著者 一谷 千春

2級FP技能士

大手生命保険の営業を5年間経験し、FP2級を取得。現在は金融ライターとして資産運用、保険、節税に関する記事を執筆。200記事以上を手掛け、読者に信頼される情報提供を目指す。金融業界の知識と実務経験を活かし、わかりやすく実践的な内容を提供。

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