健康診断前に対策を!
1週間前から当日で注意すべきことを確認しよう
健康診断で身体の状態を正しく把握するためには、診断前の過ごし方が大切です。そこで本記事では、健康診断の1週間前から当日で気をつけるべき点を解説します。診断前にやってはいけないNG行動も紹介するので、ぜひ確認してみてください。
健康診断の1週間前から気をつけること
1週間前からどのように過ごすかによって、健康診断の結果が変化する可能性があります。まずは、健康診断の1週間前から気をつけることを解説します。
アルコールや揚げ物を控えめにする
健康診断や人間ドックの1週間前から、アルコールや揚げ物は控えめにしてください。揚げ物などの脂っこい食事やお酒を摂取すると、肝機能が低下して肝臓の数値が悪くなる恐れがあります。揚げ物ではなく炒め物や煮物を中心に食べる、晩酌の量を減らすなどして対策を行いましょう。
規則正しい生活を送る
健康診断の1週間前から、規則正しい生活を送る習慣をつけましょう。暴飲暴食はせずバランスのよい食事を摂る、早寝早起きを心がけるなど、生活が乱れないよう気をつけてみてください。1週間だけでも生活習慣を整えれば、身体の状態が良くなっていくでしょう。
健康診断の前日に気をつけること
健康診断の前日は、いくつか意識しておきたい点があります。ここからは、健康診断の前日に気をつけることについて解説します。
夕食は10時間前までに済ませる
一般的に健康診断の前日は、夕食を10時間前に済ませることになっています。健康診断では空腹時の血糖値を測定するので、満腹状態だと正確な数値が測れません。もし食事を摂ってしまうと再検査になることもあるので、必ず夕食の時間は守りましょう。
消化に良いものを食べる
健康診断の前日は、なるべく消化に良い食事を摂るようにしてください。消化に悪いものを食べてしまうと、中性脂肪や血糖値の結果に影響する恐れがあります。食物繊維が豊富な野菜や、脂質の多い肉料理などは控えましょう。代わりに、柔らかく煮たうどんやおかゆなどを食べるのがおすすめです。
十分な睡眠をとる
健康診断の前日は早めに布団に入って、十分に睡眠をとることが大切です。睡眠時間が足りていないと、血液検査や尿検査などの各検査で異常が出てしまうことがあるといわれています。十分な睡眠がとれるように、ぬるめのお湯に入浴したり、ゆったり身体を休めたりしてリラックスしましょう。
薬の服用はかかりつけ医に相談を
毎日服用している薬がある場合は、かかりつけ医に確認することをおすすめします。これは、薬の種類によって健康診断前に服用できるかどうかが異なるためです。
例えば、心臓疾患や喘息、高血圧などは服用できますが、花粉症や糖尿病薬は服用できないとされています。自己判断はせず、必ず事前に相談しておきましょう。
健康診断当日に気をつけること
健康診断当日の過ごし方によっては、健康診断の数値が悪くなったり再検査が必要になったりすることがあります。ここからは健康診断の当日に注意するべきことを解説するので、目を通してみてください。
診断まで余裕を持って過ごす
健康診断当日は、診断まで余裕を持って過ごしましょう。時間ギリギリになって焦ったり激しい運動をしたりすると、血圧が上昇する恐れがあります。身体と心を落ち着かせた状態で診断が受けられるよう、時間には余裕を持たせましょう。
水分はあまり摂らない
当日は、健康診断まで水を飲まないのが理想とされています。
昼から診断が始まる場合や暑い日など水分が必要なときは、診断が始まる3時間前に水分補給を済ませましょう。清涼飲料水は診断結果に影響するので、水かお茶を飲むようにしてください。
健康診断の前日〜当日にしてはいけないことは?
健康診断の前日から当日までは、してはいけないことが決まっています。正確な結果のためにも、こちらで紹介する健康診断の前日〜当日にしてはいけないことを覚えておきましょう。
健康診断前の飲酒
正しい検査結果が出なくなるので、前日の夜から飲酒は控えてください。お酒を飲むと尿酸や血糖、肝機能、中性脂肪などの数値が悪くなる恐れがあります。
コーヒーを大量に飲む
コーヒーに入っているカフェインの影響で、心拍数や血圧が上がってしまう可能性があります。また、コーヒーのような色がついた飲み物を飲んでいると、胃カメラ検査の妨げになる恐れがあります。午前中にコーヒーを飲む習慣がついている人も、診断前は水かお茶を飲むようにしてください。
糖分・脂質の多い飲み物を飲む
健康診断前は、牛乳やジュース、エナジードリンクなどの糖分・脂質の多い飲み物は摂らないようにしてください。これらの飲み物は中性脂肪や血糖値などに影響を与えるとされているので、注意が必要です。
サプリメントやビタミン剤を飲む
健康診断の前日から当日にかけて、サプリメントやビタミン剤の服用は控えるのがおすすめです。特に、EPA系のものとビタミンC系のサプリメントは、検査に影響が出やすいため飲まないようにしましょう。
あめやガムを食べる
健康診断の前は、あめやガムを食べないようにしましょう。あめは血糖値に、ガムはバリウムを使用する胃部エックス線検査に影響を与えるとされています。健康診断前にあめやガムを食べたくなっても、正しい検査結果のために我慢してください。
激しい運動をする
健康診断の数値を良くするために前日から運動をする人もいますが、激しい運動は避けた方が良いでしょう。急に身体を動かすと肝機能の数値が高くなってしまい、異常が検出される恐れがあるためです。日頃から運動をしていない人は少し身体を動かすだけで肝機能の数値が上がりやすいので、特に注意が必要です。
タバコを吸う
健康診断の前日から、タバコはやめることをおすすめします。タバコを吸うと血圧が上昇し、心電図や血液検査の数値に異常が検出される可能性があるためです。急にタバコをやめられない人は健康診断の1週間前から少しずつ本数を減らして、身体を慣れさせておきましょう。
まとめ
健康診断前の過ごし方を間違えてしまうと、誤って検査結果に異常が検出されたり、数値が悪化したりする恐れがあります。健康診断の1週間前から、どのように過ごすべきか考えておくことが大切です。今回紹介した健康診断前にしてはいけないことや注意点を参考にして、対策を行いましょう。
九州在住の20代女性です。文章を書くことで誰かの役に立ちたいと考え、記事のライティングを始めました。現在はコスメや恋愛心理、食品関連の記事を中心に、執筆活動を行っています。