デビット・クレジットカードの違い
&活用術徹底ガイド!

キャッシュレス生活が主流となる今日、デビットカードとクレジットカードが身近な存在になっていますよね。でも、どちらを使うべきか、どう違うのか、ちょっと分からない…という方も多いはず。この記事では、デビットカードとクレジットカードの違いや、それぞれに合った賢い活用術をご紹介します。デビットカードに興味がある方、是非お読みください。
目次
1.デビットカードとクレジットカードの違いを知ろう!
まずは、デビットカードとクレジットカードがどう違うのか、分かりやすくご紹介します。ご自身の生活スタイルから使いやすい1枚を選ぶヒントにしてください。
デビットカードとクレジットカードとは?
デビットカードは現金感覚で使える便利なカードです。使った瞬間、カードに紐づけた銀行口座から即座に引き落とされます。だから、現金を持ち歩かなくてもスムーズに買い物ができ、使い過ぎの心配もありません。
一方でクレジットカードは、後払いが可能なため、急な出費でも安心です。ただし、支払いが後になるので、計画的な管理が必要になります。
支払い方法の違い
デビットカードは使ったその場で口座から引き落とされ、支払いが完結。口座残高から即時引き落とされるので、基本的には「一括払い」のみです。
クレジットカードは、一定期間内に決済した金額が毎月決まったタイミング(翌月・翌々月など)にまとめて引き落とされます。「1回払い」の他に、「分割払い」や「リボ払い」での支払いも可能です。
後から口座引き落としとなる心配をしたくないならデビットカード、支払いのタイミングを先にしたい場合や分割払いをしたいならクレジットカードがおすすめです。
ATM利用時の手数料はどうなる?
デビットカードは、キャッシュカードと一体型の場合を除くとATMでお金を引き出すときには別途キャッシュカードが必要です。そのため、時間帯によってはATMの手数料がかかります。
クレジットカードは、キャッシュカードと一体となっているタイプの場合、なかにはATM手数料無料の特典がついているものもあります。ただし、条件を満たさないとATM手数料無料が続かない場合もあるので、どちらが使いやすいか、事前にしっかり確認してから選びましょう。
海外での通貨換算とセキュリティの違いとは?
デビットカードとクレジットカードは、国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB)がついていれば海外でも使えます。注意点は、為替レートの適用タイミングが異なるということ。
デビットカードは、お支払いと同時にご利用時の為替レートで即時決済が行われます。クレジットカードはお買い物をした当日ではなく2縲鰀4日後にカード会社に決済データが到着するため、為替の変動タイミングによっては実質の金額に差が生じる場合があります。
セキュリティ面では、どちらも不正利用や偽造問題の対策がされています。例えば、伊予銀行Visaデビットは、なりすましなどの不正使用を未然に防止する「Visa Secure」、クレジットカードIYOCAは、セキュリティ対策として偽造や変造が困難であるICチップを導入しています。
注意しておきたいのは、万一、不正利用が起きた場合、デビットカードは即時決済のため支払いを止めることができないということ。クレジットカードは、すぐにカード会社に連絡を入れれば支払い口座から引き落とされる前にカードを止めることができます。もちろんデビットカードも、補償の範囲※であれば、時間はかかりますが返金されるので、まずはカード管理会社に問い合わせるようにしましょう。
※デビット・クレジットカードともに不正利用された場合であっても、本人の故意、過失、法令違反があった場合、補償は受けられません。
2.上手なデビット&クレジットカードの使い分け術!

デビットカードとクレジットカードは、どちらもお店やネットショッピングでの決済に使える点では同じですが、どちらを選ぶかは個人のライフスタイルやニーズによって異なります。どちらにもメリットがあり、一方が必ずしも優れているわけではありません。ここからは、使い方に合わせておすすめのカードをご紹介します。
ポイントやキャッシュバック特典での使い分け
デビットカードは、クレジットカードと同じようなポイント還元や、自動的に利用金額の一部がキャッシュバックされるカードもあります。キャッシュバックの場合、現金よりお得に買い物ができますね。
一方、クレジットカードは、デビットカードよりポイント還元率が高い傾向があります。貯まったポイントは、月々の支払いに充てたり、家電・高級食材といった商品と交換したりすることができます。また、宿泊施設や飲食店、カラオケ店などで割引料金が適用される、国内・海外パッケージツアーが割引になるなどの優待サービスも充実しています。
日常の少額の買い物はデビットカードで現金よりお得に、家具や家電などの大きな買い物はクレジットカードでポイントを貯めて優待サービスを利用するといった使い分けがおすすめです。
決済方法で使い分け
デビットカードは基本的に一括払いですが、クレジットカードは分割払いやリボ払い、さらにはボーナス払いを利用することで支払いの負担を分散させることもできます。支払いを少し先にしたい、1回の支払いを軽くしたい場合には、クレジットカードがおすすめです。
月々の家計管理に役立つカードの使い分け
デビットカードは預金残高内でしか使えないため、使いすぎを防ぐことができます。あらかじめ使いたい金額を事前に口座へ移動させ、それ以上は使えないようにすることで、さらに家計管理がスムーズに。
クレジットカードは後払いなので、緊急の出費でも安心。ボーナス払いなどを利用すると、高額な買い物がしやすくなります。ただし、計画的な管理が必要です。
海外旅行時のカードの使い分け
海外旅行先でショッピングや食事をする際、支払いをスマートに済ませるのに便利なカード払いですが、カードが使えない場合もあるので、現地通貨も持っておくと安心です。
国際ブランド対応のデビットカードは、海外ATMから現地通貨が引き出せるので、両替所に行ったり大金を持ち歩いたりする必要がなく、安心・便利。ATM手数料はかかりますが、一般的には数百円ほどです。
クレジットカードでも海外ATMで現地通貨を引き出せますが、キャッシング機能での引き出しとなるため、ATM手数料に加えて、利息が発生する点に注意しましょう。
また、海外旅行保険も使い分けのポイントです。
デビットカードは海外旅行保険が手薄な傾向がありますが、クレジットカードには多くの場合、海外旅行保険が付帯されています。
デビットカード | クレジットカード | |
---|---|---|
ショッピングのとき |
・お得なキャッシュバック ・使い過ぎの心配がない |
・ポイントが貯まる ・ポイントを各種商品と交換することもできる |
支払方法を 選びたいとき |
・一括払いのみ |
・分割、リボ払いも可能 |
家計を管理 したいとき |
・利用可能額は預金残高の範囲内 |
・利用可能額は口座残高を超えても使用可能 |
海外旅行に 行ったとき |
・海外ATMから現地通貨が引き出せる ・海外旅行保険は手薄 |
・現地通貨が引き出すにはキャッシング機能を利用(利息がかかる) ・海外旅行保険が付帯 |
3.伊予銀行VisaデビットとクレジットカードIYOCAの特長比較
ここからは、伊予銀行のVisaデビットとクレジットカードIYOCAの特徴を比較してご紹介します。
各カードの加入条件
各加入条件は下記です。
伊予銀行Visaデビット | IYOCA DC 一般 | |
---|---|---|
加入条件 |
・満12歳以上 ・伊予銀行に普通預金口座をお持ちで国内にお住まいのお客さま |
・満20歳以上 ・ご本人または配偶者に安定継続収入のある個人のお客さま ・伊予銀行に普通預金口座をお持ちで国内にお住まいのお客さま |
伊予銀行Visaデビットは1人1枚限りで、「AGENTアプリ」から申し込み手続きができます。
但し、12縲鰀14歳の方は親権者の承諾とともに、店頭での手続きが必須です。
IYOCAはクレジットカードであるため、申込時には所定の審査が必要な点に注意しましょう。
還元率
伊予銀行Visaデビットは、毎月の利用金額の0.5%が自動的にキャッシュバックされます。
IYOCAは、毎月の利用金額に応じてポイントが貯まり、IYOCA DCの場合、1,000円ごとに1ポイント(1ポイント=5円相当)が付与されます。貯まったポイントは、愛媛の色々なお店で使える「IYOCAオリジナル交換商品」や各カード会社が提供する商品への交換、他社ポイントへの移行ができます。
ただし、年会費やキャッシング、キャッシングリボ、リボ・分割手数料はポイント対象外です。
利用可能店舗
伊予銀行Visaデビットは、世界中のVisa加盟店で利用可能です。
IYOCAもVisa、Mastercard、JCBなどの国際カードブランドに対応している店舗で利用できます。
伊予銀行Visaデビットだけの特徴
伊予銀行Visaデビットは、伊予銀行のスマートフォンアプリ「AGENTアプリ」で、利用状況を確認することができます。このアプリには「使いすぎ防止機能」が備わっているので、あらかじめ1ヶ月の利用金額目安(使いすぎライン)を設定しておくことができます。設定した使いすぎラインに80%および100%到達した時点でプッシュ通知が届くので、いつの間にかカードを使いすぎないか心配という方におすすめです。
一方で、伊予銀行Visaデビットは分割払いができず、ETCやガソリンスタンドでは基本的には使用できないため、すべての支払いをデビットカードで行うことができない点には注意が必要でしょう。
クレジットカードIYOCAだけの特徴
クレジットカードIYOCAには、クレジットカード機能とキャッシュカード機能が1 枚になった「一体型」と、クレジットカード機能のみの「単体型」があります。初年度は年会費が無料で、2年目以降も下記条件のいずれか1つを満たすことで年会費が無料です。
- 携帯電話(含むPHS)料金、電気料金のいずれかを毎月クレジットカード決済
- 前年1年間のショッピングご利用額が10万円以上(年会費、リボ・分割手数料は対象外)
また、ゴールドカードなら、いよぎんATM時間外出金手数料が永年無料です。
IYOCAのご利用で貯まったポイントは、各カード会社が提供する商品への交換、他社ポイントへの移行はもちろん、オリジナルのポイント交換プログラムがあるのも魅力です。
オリジナルのポイント交換プログラムでは、伊予鉄い~カードにチャージができる「伊予鉄い~カードチャージ引換券」や、愛媛県内の提携店で、商品券に交換したり、割引券として利用したり、電子マネーにチャージできる「IYOCAトクトク共通券」へ交換することができます。
伊予銀行Visaデビット | IYOCA DC一般 | IYOCA DCゴールド | |
---|---|---|---|
初年度 年会費 |
永年無料 | 無料 2年目以降1,375円 |
11,000円 |
還元 | ご利用額の0.5%を毎月自動でキャッシュバック | 1ヵ月間のご利用金額1,000円ごとに1ポイント ※1ポイント=5円相当 |
1ヵ月間のご利用金額1,000円ごとに1ポイント 但し、ボーナスポイントあり ※1ポイント=5円相当 |
いよぎんATM時間外出金手数料 | 有料 | 有料 | 無料 |
入会資格 |
・満12歳以上 ・伊予銀行に普通預金口座をお持ちで国内にお住まいのお客さま |
・満20歳以上 ・ご本人または配偶者に安定継続収入のある個人のお客さま ・伊予銀行に普通預金口座をお持ちで国内にお住まいのお客さま |
4.まとめ
伊予銀行の口座をお持ちなら、伊予銀行VisaデビットとクレジットカードIYOCAは持っておきたい1枚です。各カードにはそれぞれ特有の利点と注意点があるので、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。管理が得意な方や使いすぎが気になる方は、伊予銀行Visaデビットが良いでしょう。一方、ポイントを有効活用したい方には、クレジットカードIYOCAがおすすめです。
お財布代わりに使える自分にあったカードを見つけてくださいね。