Lesson3
              資産運用
            少子高齢化により一人当たりの社会保険料や税金の負担が増えたり、物価(ものやサービスの価格)が上昇することによって、将来の生活費は増加すると予想されています。しかし、今は金利が低いので、預貯金をしてもお金がなかなか増えません。
1資産運用とは
資産運用とは、預貯金や投資で自分の資産を増やしていくことをいいます。
 
              投資の場合、株や債券、投資信託など、様々な金融商品があり、それらを持つことで資産が増える可能性があります。「増える可能性がある」ということは、リスクがあるということです。
リスクは振れ幅のことです。減るのもリスク、増えるのもリスクです。リスクが大きくなると、リターンについても振れ幅が大きくなり、大きな収益が期待できる半面、大きな損失を被る可能性も高くなります。自分がどのくらいのリスクを許容できるかで、期待できる増え方が変わります。
 
              2「貯める」と「ふやす」を使い分ける
自分のお金を整理して、「貯める」お金と「ふやす」お金を使い分けましょう。
 
              3資産運用のリスクを抑える
資産運用のリスクを抑えるためのポイントは2つです。
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分散投資
            イギリスのことわざに「ひとつのカゴにすべての卵を盛るな」というものがあります。ひとつの資産に集中させず、いくつかの資産に分けて運用するなど、分散して投資することでリスクを低く抑えることができます。
 
                 
                2
長期投資
            長期間保有すれば変動リスクは緩やかになる傾向があります。
 
              ※国内外の株式・債券に均等(各資産25%ずつ)投資した場合の保有期間別騰落率
今後みなさんが社会人になって、自分の暮らしに必要なお金が分かり、家計がうまくやりくりできるようになったら、少ない金額でもいいので、コツコツ貯蓄や投資をしてください。投資を始めるときは、金融機関に相談してもいいでしょうし、自分で色々と調べるのもいいでしょう。まずはリスクの低い商品からチャレンジしてみましょう。