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今注目のFIREとは?
アーリーリタイアのメリット・デメリットをまるっと解説

2021/11/09
(提供元:ペリプラス

定年延長により65歳や70歳まで働くのが当たり前になりつつありますが、FIREにより早期リタイアを目指す若者も増えています。今回はFIREの考え方やメリット・デメリットについて説明します。FIREを目指すなら、失敗のないよう計画的に進めましょう。

今注目の「FIRE」の意味や考え方とは

今注目の「FIRE」の意味や考え方とは

FIREという概念は、20代から30代の若い世代で特に注目されているものです。

FIREとは?

近年話題になっている、早期リタイアのことです。読み方は「ファイア」ですが「火」という意味ではなく、「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字になります。FIREはアメリカ発祥のムーブメントですが、最近では日本でも目標にする人が増加しています。

経済的自立とは?

FIREでは、資産運用による経済的自立を目指しています。若いうちに働いて投資元本を蓄財し、運用益で生活できる目途が立った段階でリタイアするのです。

大手企業のサラリーマンでなくても実現可能

早期リタイアして悠々自適の生活を目指すというのは、従来からあった考え方です。これまでの早期リタイアは、大手企業の高収入のサラリーマンが会社のために寝る間も惜しんで働くことで、実現するイメージでした。今話題のFIREは節約と貯蓄を続ければ実践できるものなので、一般的なサラリーマンでも実現可能です。

サイドFIREとは?

生活費をすべて資産運用による収入でまかなえなくても、「サイドFIRE」なら実現できるかもしれません。サイドFIREは資産運用をメインにし、副業などの勤労収入と合わせて生活するスタイルです。まずは、サイドFIREを目標にしてみるのもよいでしょう。

FIREを実現するには?

FIREでは元本となる貯蓄を用意し、これを運用して生活費をまかないます。FIREを実現するための指標である、「年間支出の25倍の資産」と「4%ルール」について知っておきましょう。

年間支出の25倍の資産

年間支出が300万円の場合、25倍の7500万円の資産があればFIREを実現できると考えられています。この7500万円を投資元本とすれば、元本を減らすことなく運用益で生活できるという意味です。

4%ルール

「生活費を投資元本の4%以内に抑えると資産が目減りしない」というルールです。投資元本7500万円の場合、年4%で運用すれば年間の運用益は300万円です。生活費を300万円以内に抑えれば、FIREは実現できます。FIREでは年4%での運用を前提としていることから、4%ルールが成り立ちます。

早期リタイアFIREのメリット・デメリットってなに?

早期リタイアFIREのメリット・デメリットってなに?

早期リタイアして不労所得で生活するFIREに、魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。FIREを目指すなら、よい点だけでなく注意点も知っておく必要があります。FIREのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

FIREのメリット

FIREの魅力は、何といっても自由な生活です。FIREを目指す過程でも、マネーリテラシーが身につきます。

少ないお金で生活できるようになる

FIREは、年間支出が少ないほど達成しやすくなります。FIREを目標にすれば節約を心がけ、貯蓄に励むようになるでしょう。価値があるものにだけ支払うようになり、少ないお金でも上手に暮らせるようになります。

実現後は働いても働かなくてもいい

FIREを実現した後は、好きなことをして暮らせます。働くかどうかも自由です。週に1~2回、好きなときだけ働くといった選択肢もあります。労働に縛られず、自分の好きなように時間を使えます。

暮らす場所を自由に選択できる

出社しやすいように会社の近くで暮らしている人は多いでしょう。しかし、FIREを実現できれば仕事に縛られることがないので、住む場所を自由に選択できます。都会や田舎、あるいは海外での生活も可能になるため、自身の好きな場所に住めるのは魅力の一つといえます。

FIREのデメリット

FIREは必ず成功するとは限りません。FIREのデメリットと解消する方法を知っておきましょう。

年4%の運用益が維持できるとは限らない

FIREでは資産を年4%で運用し、運用益で生活費をまかないます。しかし、投資にはリスクがあります。株式市場の動向などによっては、年4%の運用益を確保できないこともあるでしょう。FIREで早期リタイアするなら、投資について十分な知識・経験を積んでおくことが重要です。

急な出費への対応が難しいことがある

FIREのために見積もった生活費以外に、病気や事故、介護などで思わぬ出費がかかることもあるでしょう。急な出費に対応できなければ、FIREは失敗します。早期リタイアする場合にも、万が一に備えて十分な資金の用意が欠かせません。

キャリアが止まってしまう

FIREにより早期にリタイアしてしまうと、キャリアを積み重ねられません。社会に復帰したいと思っても、できることが少なくなってしまう可能性があります。仕事から離れてもスキルを維持できるよう、必要な自己投資を行うことも考えましょう。

FIREを実現させるための3つのステップ

FIREを実現させるための3つのステップ

メリットとデメリットを知ったうえで、やはりFIREにチャレンジしたいと考える人も多いでしょう。以下、FIREを実現させるための手順を紹介します。

1.年間生活費を算出

まず、リタイア後にどれくらいの生活費がかかるのかを算出します。将来の生活費を見積もるためには、現在自分が何にどれだけお金を使っているのかを把握することが大事です。家計簿をつけたり、銀行やクレジットカードの明細を見直したりしてみましょう。不要なものを削ってリタイア後の生活をシミュレーションすると、いくらあれば生活できるかが見えてきます。

2.FIREの必要額を算出

FIRE達成の条件は、年間支出の25倍の貯蓄です。見積もった年間生活費をもとに、必要な貯蓄額を計算しましょう。年間でかかる生活費が350万円の場合、FIREに必要な資産の総額は8750万円となります。

3.節約と投資でFIRE実現を目指す

算出した必要額を用意するために節約して無駄な出費を削り、貯蓄に回します。効率よく資産を増やすには、投資がおすすめです。FIREではリタイア後も投資を続けることになります。早くから投資を開始しておけば、長期的な運用で複利効果が得られ、お金が増えやすいというメリットがあります。

まとめ

FIREにより早期リタイアすれば、自分の時間を自由に使えます。特に早期リタイアを目指すのでなくても節約と貯蓄で経済的自立を達成すれば、将来的な選択肢が広がることは間違いありません。FIREの考え方を参考に、今後の自分の働き方について見直してみてください。

著者プロフィール

著者 森本 由紀

AFP(日本FP 協会認定)、行政書士、夫婦カウンセラー

大学卒業後、複数の法律事務所に勤務。30代で結婚、出産した後、5年間の専業主婦経験を経て仕事復帰。現在はAFP、行政書士、夫婦カウンセラーとして活動中。夫婦問題に悩む幅広い世代の男女にカウンセリングを行っており、離婚を考える人には手続きのサポート、生活設計や子育てについてのアドバイス、自分らしい生き方を見つけるコーチングを行っている。

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