行員紹介

チームをまとめ、世界的に名高いシップファイナンス部を牽引

赤瀬 総一
本部
総合職エリアF シップCF
2011年入行

自分の強みを養うために、厳しいチャレンジを選択

海運業、造船業、舶用工業が集積し、国内最大の海事都市である今治市。こうしたバックグラウンドを背景に、今治支店に拠点を構えるシップファイナンス部は、海運業への貸出金残高ではメガバンクを含め国内トップクラス、海事関連全体でも地銀No.1を誇る。さらに、世界の名だたる海運会社が拠点を構えるシンガポール支店においても9割以上の貸出金がシップファイナンス関連と、世界的にも確固たるポジションを築いている。
 県内外の拠点で働き、法人担当の営業係や融資係で幅広いキャリアを積んできた赤瀬。「誰にも負けない自分の強みを持ちたくて、公募制度に手を挙げました」。この業界は、船舶に関する知識や海事産業特有のリスク分析など専門的なノウハウが求められる。さらに英語能力も必須。「もともと英語は苦手で、今も日々勉強中です」と不安を抱えながらも、自身の価値を高めるために敢えてチャレンジの道を選択した。
シップファイナンス部は赤瀬が所属する融資部門と企画部門から構成される。「この業界の融資規模は1件あたり平均で20億~30億円。大きいものでは100億円を超えることもあります。資料づくりが半年を超えることも。やはり大きな案件を扱うときはしびれますね」。融資部門はクライアントへのヒアリングを実施し、膨大な資料を読み解き、与信判断のポイントをまとめ行内の経営会議にかける。「決算書などの数字はもちろんですが、私は客観的な事実を大切に、資料の説得力を高めます。例えば『良い会社』と評判の企業があるとします。なぜ、良い会社なのか? 同業他社の声、船の管理の質、従業員を大切にしているかなど、あらゆる視点から事実を積み重ね、企業の成長性と事業リスクを資料に落とし込みます」。

プレイヤーからマネージャーへ新たなやりがい

現在、赤瀬は課長代理としてチームをまとめる。案件のスケジュール管理はもちろん、働きやすく、やりがいが生まれるような雰囲気づくりに努める。「何よりも私自身が信頼される上司であることが大切」という赤瀬は、仕事への取り組み姿勢や日常の声掛けで信頼関係を高めている。「ここ数年で、シップファイナンス部は若返りました。今は、部下の成長が私のやりがいです」。船のプロからマネジメントのプロへ。 赤瀬の挑戦は続く。