試合日程・結果

2021年度 試合結果 後半開幕節 日本精工

対 日本精工

後半開幕節 9月4日(土)開始  大和スタジアム

チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本精工 0 1 0 0 3 0 0 4
伊予銀行 0 1 1 0 1 0 0 3
バッテリー
中村-重石(日本精工)
黒木・庄司-安川(伊予銀行)
本塁打
居内(伊予銀行)
二塁打
田中・高原・西岡(日本精工)

試合ダイジェスト

2年目居内のリーグ初本塁打出るも黒星発進

 「東京2020オリンピック」開催のため、5月初旬に「前半戦」第5節までを終了し、「中断期間」に入っていた「第54回日本女子ソフトボールリーグ」1部が「再開」。前半戦4勝7敗で10位の伊予銀行VERTZと、前半戦わずかに1勝。1勝10敗で「最下位」と苦しい状況にある日本精工Brave Beariesが対戦した。
VERTZは黒木、日本精工は長身右腕中村が先発。
 先手を取ったのは日本精工。2回表、VERTZ・先発の黒木をとらえ、この回先頭の5番が三遊間を痛烈に破る安打で出塁。一死後、7番の三塁線への当たりが「ファウルになる」と思ったか、サード・飯田がこの打球を見送ると、これが三塁ベースに当たる安打となり、一・二塁。さらにワイルドピッチで走者が二・三塁に進塁し、8番がライトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者を迎え入れ、先取点。
 1点を先制されたVERTZはその裏、6番居内が、打った瞬間「入った!」とわかる完璧な当たりのソロホームランを放ち、1-1の同点。居内のリーグ初ホームランで試合を振り出しに戻した。
 同点に追いつき、息を吹き返したVERTZは3回裏、死球で出塁した走者を犠打で確実に二塁へ進め、2番松成の二遊間を抜く安打で一・三塁。さらに一塁走者が盗塁し、二・三塁とした後、3番正木が一・二塁菅を鋭く破るタイムリーを放ち、1点を勝ち越し。2-1と逆転に成功。
 1点を追う立場となった日本精工は5回表、二死走者なしから代打、1番の連続二塁打で同点に追いつき、先発・黒木をノックアウト。代わった庄司からも2番~4番の3連打でたたみかけ、さらに2点追加。この回3点を挙げ、4-2と逆転。
 VERTZもその裏、四球、安打、盗塁等で二死二・三塁の「一打同点」のチャンスをつかみ、4番樋口が詰まりながらも「力」でセンター前に運ぶと、三塁走者に続き、二塁走者も一気に本塁を狙ったが、センターのストライクの好返球で本塁寸前タッチアウト。1点は返したものの、「堅守」に阻まれ、同点に追いつくことはできなかった。
 VERTZは力投を続ける中村の前に6回裏、7回裏も三者凡退に終わりゲームセット。あと一歩及ばず、1点差で惜敗。通算成績4勝8敗の10位のまま、後半開幕戦で痛い黒星スタートとなった。好材料は、2年目居内の初ホームラン、『いぶし銀』松成の3安打3盗塁。チームとしては惜敗であり落胆するほどでもなく、この敗戦を次節に活かしてもらいたいものだ。