2021年度 試合結果 第6節 戸田中央総合病院
対 戸田中央総合病院
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
戸田中央総合病院 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
伊予銀行 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3X | 3 |
- バッテリー
- ジョーダン・テーラー-鬼澤(戸田中央総合病院)
黒木-安川(伊予銀行)
試合ダイジェスト
~最後まで何が起こるか分からない~一瞬の隙をつく走塁でサヨナラ?勝負師浅石 執念の一打~
第6節石川大会・第2日は、後半戦再開後、手痛い「連敗」を喫し、通算成績4勝9敗で10位の伊予銀行 VERTZと、通算成績7勝5敗で「決勝トーナメント進出圏外」の6位まで順位を落としてしまった戸田中央総合病院 メディックスが対戦。
VERTZは黒木、戸田中央総合病院はジョーダン・テーラーが先発。
戸田中央総合病院は3回表、VERTZ・先発の黒木美紀を攻め、1番がフルカウントまで粘って四球で出塁。2死後、4番も四球で歩き、1・2塁とした後、5番のセンター前へのタイムリーで2塁走者が還り、先制。
一方、VERTZはジョーダン・テーラーの緩急自在のピッチングの前に、毎回のように走者は出すものの、「決定打」を奪えず、無得点。メディックスが1点をリードしたまま、試合は終盤を迎えた。
戸田中央総合病院は7回表、一死から死球の走者を出すと、次打者のファーストゴロの間に2塁へ進塁。6番のバントヒットで1・3塁とした後、7番に1・2塁間を抜くタイムリーが飛び出し、ダメ押しと思える貴重な追加点を挙げ、2-0。
VERTZはその裏、安川・本間の安打と甲斐の四球で2死ながら満塁のチャンスをつかむと、9番・浅石の一塁線ギリギリに落ちる打球をセカンドが回り込んで追いつき、1塁へ送球。これが「アウト」であれば試合終了、戸田中央総合病院の勝利となるだけに、守備陣は1塁での判定を確認。しかし……当然のことながら「アウト」で試合終了でない限り、「インプレイ(全てのプレイが有効である)」の状態で試合は続行されている。この間に満塁の走者全員がホームインし、VERTZが3-2で逆転サヨナラ勝ちを収めた。
勝ったVERTZは5勝目(通算成績5勝9敗)。相手守備陣の一瞬の隙を見逃さず、チームの持ち味である『最後まで諦めず、全力でプレイする姿勢』が、土壇場での「大逆転劇」を呼び寄せたに違いない。
3週間後も、チームの持ち味を忘れずこの勢いを第7節、地元愛媛西予大会でも続けていきたいものだ。