資金調達

シンジケートローン

仕組み

シンジケートローンとは、複数の金融機関が集まって、同一の取引条件のもとで、同一の契約書によって貸出を行う融資形態の一つです。シンジケートローンアレンジメントとは、主幹事行(アレンジャー)が複数の金融機関を募ってシンジケート団を組成(アレンジ)することをいいます。

シンジケートローンの仕組み

種類

タームローン
長期的な運転資金や設備資金のニーズにお応えする取引です。
コミットメントライン(特定融資枠契約)
予め合意された期間や融資限度額の範囲内で、借り入れが約束(コミット)された融資枠であり、短期的な運転資金等のニーズにお応えする取引です。
コミットメント期間付タームローン
予め合意された期間や融資限度額の範囲内で、長期的な資金の借り入れが約束(コミット)された契約であり、設備資金等のニーズにお応えする取引です。

組成の流れ

シンジケートローン組成の流れ
  • アレンジャーは、契約条件の検討、シンジケート団を構成する貸付人となる金融機関の募集、契約締結手続等を行います。
  • エージェントは各貸付人の代理人となり、契約期間中の借入人・貸付人間の通知取次や、元利金の受け払い等の資金決済に関する事務の取りまとめを行います。

貸出実行までのスケジュール

あくまで目安ですが、ご提案から融資実行まで約2~3か月程度必要です。

内容 1か月目 2か月目
条件提示、
お客さま検討期間
 
組成委託(マンデート)  
参加金融機関向け
検討資料作成
 
参加金融機関
検討開始(ローンチ)
契約書作成・調印  
貸出実行  

導入のメリット

  • 大規模な資金調達・安定的な資金調達が図れます。
  • 交渉・期中管理窓口の一本化、および借入条件の統一による各種事務負担の省力化が可能です。
  • 格付対策、流動性対策となります(コミットメントラインの場合)。
  • アナウンスメント効果(信用力の高さ)が見込めます。

留意事項

  • ご利用にあたっては当行および参加金融機関による所定の審査があります。
  • 手数料が必要です(アレンジメントフィー、エージェントフィー、契約書作成費用等)。
  • 手数料の金額は提供するサービスに応じて異なるため、具体的に表示することができません。

平成21年10月20日現在

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